バッチドメインに対する運用操作はWebOTX Application Serverと同様に、otxadminコマンドやWebOTX 統合運用管理ツールから操作することができます。その為、WebOTX Application Server(以降、AS)とBatch Server を同じGUIから操作できます。また、統合運用管理ツールの機能である、モニタリング機能や統計情報表示機能なども利用することができます。
ただし、ジョブの実行制御については、otxadminコマンドや統合運用管理ツールから行うことはできません。ジョブの実行制御は、ジョブ制御コマンド、または、API、WebSAM JobCenterを始めとしたジョブスケジューラ製品を通じて行います。WebSAM JobCenterからは、WebOTX Batch Server連携オプションとして専用のGUI部品と関連機能が提供されています。
始めに、運用管理ツールのツリー構成と各操作について説明します。
統合運用管理ツールのツリー構成は、GUIリファレンス の 左ペイン のようになります。
統合運用管理ツールはツリー構成に示す各ノードに対して、次の操作を行うことができます。
| 種類 | 操作 | 備考 |
|---|---|---|
| 属性表示 | 対象のノードを選択し、表示させたい属性があるタブを右ペイン上から選択します。 | ・属性の値を取得して表示します。 ・属性の値の表示形式はテキストボックス、リストボックス、リストビュー、チェックボックスです。 |
| 属性変更 | 対象のノードを選択し、変更させたい属性があるタブを右ペイン上から選択し、属性の値を変更し、更新ボタンを選択します。 | ・属性の値を設定します。 ・属性の値の入力形式はテキストボックス、リストボックス、ボタン(リストビューに入力)、チェックボックスです。 |
| オペレーション | 対象のノードを右クリックし、一覧から行いたい操作を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。 | ・属性情報の表示や値の変更など行います。また、バッチコンテナの作成やバッチアプリケーショングループの作成もここから行います。 ・オペレーション実行後、パラメータを入力する場合がありますが、その際の入力形式はテキストボックス、リストボックス、ボタン(リストビューに入力)、チェックボックスです。 |
(注意) 一部の属性については再起動を行うまで値の変更が反映されません。
統合運用管理ツールからジョブリクエストキューやバッチコンテナ、バッチアプリケーショングループやジョブ実行リソース 等の、Batch Server に関する属性情報の表示、変更機能、および、オペレーションの実行機能を提供します。
Batch Server の各属性が持つ属性情報を統合運用管理ツール上で表示できます。対象となるノードを選択し、右ペインに表示されたカテゴリ一覧(タブ一覧)の中から該当するカテゴリ(タブ)を選択します。そうすると、右ペイン上に選択した属性の属性情報が表示されます。
Batch Server の各属性が持つ属性情報を統合運用管理ツール上で変更できます。対象となるノードを選択し、右ペインに表示されたカテゴリ一覧(タブ一覧)の中から該当するカテゴリ(タブ)を選択します。右ペイン上に表示された属性の中から変更したい属性の値を変更し、更新ボタンを選択します。入力できる値の型は属性の値毎に決まっています。また、最小値と最大値が決まっている属性もあります。それらの属性については、範囲を超える値を入力するとエラーとなります。また、属性の値を更新した後はドメインの再起動が必要な場合もあります。その際には、再起動を行うまで変更した値は反映されません。
バッチコンテナの作成や有効化されたバッチアプリケーションの一覧取得対など、ツリー上のノードに対して様々な操作を行うことができます。ツリー上で対象となるノードに対して右クリックをすると、その対象ノードに対して実行できる操作メニューの一覧が表示されます。一覧の中から実行したい操作メニューを選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、更新ボタンを選択します。
提供する機能につきましては、下記の機能があります。
バッチアプリケーショングループのインストール、アンインストールは指定したバッチドメインに行うことが可能です。バッチアプリケーショングループのインストール時には、インストール後に有効化を行うかどうかの選択ができます。バッチアプリケーショングループの有効化、無効化は指定したバッチコンテナに行うことが可能です。バッチアプリケーショングループの無効化時には、無効化後にアンインストールを行うかどうかの選択ができます。
バッチアプリケーショングループのインストール方法は、バッチアプリケーションノードに対して右クリックをすると操作メニューの一覧が表示されますので、「バッチアプリケーショングループのインストール」メニューを選択します。選択後はインストール用のウィザードが表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、配備ボタンを選択します。バッチアプリケーショングループをアンインストールする場合は、バッチアプリケーションノードまたは対象バッチアプリケーショングループ名のノードを右クリックし、出現した操作メニューから「バッチアプリケーショングループのアンインストール」を選択します。
バッチアプリケーショングループの有効化方法は、対象バッチアプリケーショングループ名のノードを右クリックし、出現した操作メニューから「バッチアプリケーショングループの有効化」を選択します。無効化する場合は、有効化と同様に対象ノードを右クリックし、出現した操作メニューから「バッチアプリケーショングループの無効化」を選択します。
統運用管理ツール上からバッチコンテナの追加、削除、起動、停止を行う機能を提供します。バッチコンテナの追加方法は、バッチコンテナノードを右クリックし、出現する操作メニュー一覧から「バッチコンテナの追加」を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。削除を行う場合は追加と同様で、出現する操作メニュー一覧から「バッチコンテナの削除」を選択します。
バッチコンテナの起動方法は、対象バッチコンテナを右クリックし、出現する操作メニュー一覧から「バッチコンテナの起動」を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。停止を行う場合は起動と同様で、出現する操作メニュー一覧から「バッチコンテナの停止」を選択します。
統合運用管理ツール上からジョブリクエストキューの作成、削除、起動、停止、閉塞、閉塞解除を行う機能を提供します。ジョブリクエストキューの追加方法は、ジョブリクエストキューノードを右クリックし、出現する操作メニュー一覧から「ジョブリクエストキューの追加」を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。削除を行う場合は追加と同様で、出現する操作メニュー一覧から「ジョブリクエストキューの削除」を選択します。
ジョブリクエストキューの起動方法は、対象ジョブリクエストキューノードを右クリックし、出現する操作メニュー一覧から「起動」を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。停止を行う場合は起動と同様で、出現する操作メニュー一覧から「停止」を選択します。
ジョブリクエストキューの閉塞方法は、対象ジョブリクエストキューノードを右クリックし、出現する操作メニュー一覧から「閉塞」を選択します。選択後は操作画面が表示しますので、画面の説明に従って必要な情報を入力し、実行ボタンを選択します。閉塞解除を行う場合は閉塞と同様で、出現する操作メニュー一覧から「閉塞解除」を選択します。