3. サンプル

本章では、WebOTX画面テンプレートが提供しているサンプルに関する説明を行います。

3.1. サンプルの構成

WebOTX画面テンプレートは、以下のサンプルを提供しています。

タイトル 概要
社員情報管理 メニュー画面から「社員情報一覧」/「社員情報入力」/「社員CSVファイルダウンロード」を選択することができます。
ダウンロード ファイルをWebOTXサーバからWebブラウザにダウンロードすることができます。
アップロード ファイルをWebOTXサーバにアップロードすることができます。

3.2. サンプルソースのクラスリファレンス

サンプルソースのクラスのリファレンスを以下に示します。

サンプル クラス名 概要
共通 AppLogic1 テンプレートのdoMethod にディスパッチ処理を追加
社員情報管理 Employee DBアクセスおよび、ファイルのダウンロードを行うメソッドを実装
アップロード GetImageData ファイルのアップロードを行うメソッドを実装

3.2.1. AppLogic1 クラス

3.2.1.1. doMethod

名称 doMethod
形式
void doMethod(
WebGWParamIO pioObj)
説明 ビジネスロジックのメイン処理を行う。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.1.2. init

名称 init
形式
void init(
WebGWDB dbc,
int SystemTraceLevel)
説明 ビジネスロジックの初期化処理を行う。
・dbcには取得した常駐オブジェクトのオブジェクトを指定する。
・SystemTraceLevelにはシステムのトレースレベルを指定する。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2. Employee クラス

3.2.2.1. addData

名称 addData
形式
void addData()
説明 SQL文(INSERT)を発行し、その結果を表示するためのHTMLを作成する。アクセス対象の表の仕様は、【DBの仕様】を参照
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.2. doMethod

名称 doMethod
形式
void doMethod(WebGWParamIO pioObj)
説明 HTMLで指定されたmethodid をもとに同一クラス内のメソッドを呼び出す。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.3. doRedirect

名称 doRedirect
形式
void doRedirect()
説明 CONTENTTYPEに"Location"、VALUEにURLを返す。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.4. downCSV

名称 downCSV
形式
void downCSV()
説明 CSVファイルを返す。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.5. init

名称 init
形式
void init(
WebGWDB dbc,
int SystemTraceLevel)
説明 ビジネスロジックの初期化処理を行う。
・dbcには取得した常駐オブジェクトのオブジェクトを指定する。
・SystemTraceLevelにはシステムのトレースレベルを指定する。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.6. listAll

名称 listAll
形式
void listAll()
説明 SQL文(SELECT)を発行し、その結果を表示するためのHTMLを作成する。アクセス対象の表の仕様は、【DBの仕様】を参照
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.2.7. makeHTML

名称 makeHTML
形式
void makeHTML()
説明 AddData()を発行するためのHTMLを出力する。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.3. GetImageData クラス

3.2.3.1. doMethod

名称 doMethod
形式
void doMethod(WebGWParamIO pioObj)
説明 HTMLで指定されたmethodid をもとに同一クラス内のメソッドを呼び出す。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.3.2. downJPEG

名称 downJPEG
形式
void downJPEG()
説明 JPEGデータを返す。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.3.3. init

名称 init
形式
void init(
WebGWDB dbc,
int SystemTraceLevel)
説明 ビジネスロジックの初期化処理を行う。
・dbcには取得した常駐オブジェクトのオブジェクトを指定する。
・SystemTraceLevelにはシステムのトレースレベルを指定する。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.2.3.4. upTEXT

名称 upTEXT
形式
void upTEXT()
説明 マルチパート形式で送信したファイルをアップロードする。
戻り値 void
エラー ありません。
関連項目 ありません。

3.3. サンプルで使用するDB

社員情報管理のサンプルで使用するDBの仕様を以下に示します。

3.3.1. テーブルの仕様

サンプルソースは、ORACLE の以下のテーブルを使用することを前提にしています。

表名:ORA_DEMO

ID NAME ADDRESS SEX BIRTHDAY
両津 勘太郎 東京都葛飾区 1960-10-10
港 花子 東京都港区 1972-05-03
川品 河子 東京都品川区 1968-11-23
所 沢子 埼玉県所沢市 1971-09-23
佐藤 俊夫 東京都目黒区 1952-09-15
神奈川 次郎 神奈川県横浜市 1969-11-03
住友 太郎 東京都杉並区 1970-07-20
前田 寅次郎 東京都葛飾区 1974-01-15
足立 匠子 東京都品川区 1965-12-23
10 板橋 板雄 東京都板橋区 1973-01-01

3.3.2. テーブル作成用SQL文

次のSQL文を実行すると、上記のテーブルの生成と同時にデータを設定します。

create table ora_demo (
id number(4,0),
name varchar(20),
address varchar(20),
sex varchar(2),
birthday date,
primary key (id)) ;
commit;

insert into ora_demo values (1, '両津 勘太郎', '東京都葛飾区', '男', '1960-10-10') ;
insert into ora_demo values (2, '港 花子', '東京都港区', '女', '1972-05-03') ;
insert into ora_demo values (3, '川品 河子', '東京都品川区', '女', '1968-11-23') ;
insert into ora_demo values (4, '所 沢子', '埼玉県所沢市', '女', '1971-09-23') ;
insert into ora_demo values (5, '佐藤 俊夫', '東京都目黒区', '男', '1952-09-15') ;
insert into ora_demo values (6, '神奈川 次郎', '神奈川県横浜市', '男', '1969-11-03') ;
insert into ora_demo values (7, '住友 太郎', '東京都杉並区', '男', '1970-07-20') ;
insert into ora_demo values (8, '前田 寅次郎', '東京都葛飾区', '男', '1974-01-15') ;
insert into ora_demo values (9, '足立 匠子', '東京都品川区', '女', '1965-12-23') ;
insert into ora_demo values (10,'板橋 板雄', '東京都板橋区', '男', '1973-01-01') ;
commit;