概要: 属性 | 操作  詳細: 属性 | 操作  索引

MO名称:
WebOTXCORBAJ2SEProcessGroup -  プロセスグループ
定義:
ObjectName
{0}:name={6},j2eeType=WebOTXCORBAJ2SEProcessGroup,server={1},WebOTXSystem={2},WebOTXApplicationGroupList={3},WebOTXApplicationGroup={4},WebOTXProcessGroupList={5},category=runtime
CLIName
{2}.{3}.{4}.{5}.{6}

属性の概要
lang (アプリケーションの種類)
動作するアプリケーションの種類です。プロセスグループ作成後に変更することはできません。
otxVersion (WebOTX AS バージョン)
アプリケーションのWebOTX ASのバージョンです。プロセスグループ作成後に変更することはできません。
processGroupAutoStart (アプリケーショングループ起動時に起動する)
アプリケーショングループ起動時に起動するかどうかを指定します。複数のプロセスグループを一斉に起動するなどプロセスの起動処理に長い時間がかかる場合は、起動処理がタイムアウトする可能性があるため、本機能を無効にしてください。(既定値:起動する)
useNonMDBJavaAsyncMsg (非MDBのJava非同期メッセージを使用する)
非MDBのJava非同期メッセージを使用します。(既定値:使用しない)
traceLevel (トレースレベル)
ログ出力の制御に使用するトレースレベルを指定します。CORBAアプリケーションのAPI(TPSUserTrace)とWebOTXの内部処理のログ出力に影響があります。トレースレベルを7にすると性能に影響を及ぼす場合があります。(既定値:5.通知メッセージ)
traceFileRotateType (トレースファイルのローテーション方式)
トレースファイルのローテーションのさせ方について指定します。0を指定した場合は、従来から提供している方式で動作します。(既定値: 0)
traceFileMaxSize (トレースファイルの最大サイズ)
サーバアプリケーションログのトレースファイルの最大サイズを指定します。最大サイズを超えると、既存の情報はバックアップ(トレースファイル名).bakに待避し、新規にトレースファイルを作成します。(単位:KB、既定値:1024)
sysTraceFileMaxSize (システムトレースファイルの最大サイズ)
サーバアプリケーションログのシステムトレースファイルの最大サイズを指定します。最大サイズを超えると、既存の情報はバックアップ(トレースファイル名).bakに待避し、新規にシステムトレースファイルを作成します。(単位:KB、既定値:1024)
maxBackupIndex (最大バックアップ数)
ローテーション実行後に保存するトレースファイルの最大個数を指定します。過去のローテーションによってバックアップされたファイルの数がこの設定値を超えると、最も古いバックアップファイルが削除されます。0を指定した場合、バックアップファイルを作成しません。(既定値: 1)
traceFileRotateBaseTime (ローテーション起点時刻)
ローテーションする起点時刻を00時00分からの分単位で指定します。0を指定した場合は、00時00分が起点時刻となります。(単位: 分、既定値: 0)
traceFileRotateInterval (ローテーション間隔)
指定した秒間隔毎にトレースファイルをバックアップファイルとして退避します。退避するタイミングは、指定された時間間隔に達した後、最初のログ出力時になります。(単位: 秒、既定値: 86400)
traceStdout (トレースファイルに標準出力も出力する)
アプリケーションの標準出力をトレースファイルに出力するかどうかを指定します。(既定値:出力する)
traceStderr (トレースファイルに標準エラー出力も出力する)
アプリケーションの標準エラーをトレースファイルに出力するかどうかを指定します。(既定値:出力する)
processCount (プロセス数)
マルチプロセスで動作させるプロセス数を指定します。プロセスを分割することにより、プロセス障害が発生したときの障害の影響範囲をそのプロセスが使用しているクライアントだけに限定することができます。動的多重度変更時のプロセス上限値でもあります。(既定値:1)
processPriority (プロセスの優先度)
プロセスの優先度を指定します。プロセスを優先順位制御(固定優先度制御、Linuxのみ変動優先度制御)の対象とするときに指定します。未指定を指定した場合は、プロセス優先度制御を使用しません。LOW、BELOW、MIDDLE、ABOVE、HIGHの順に優先度が高くなります。(既定値:未指定)
threadCount (スレッド数)
スレッド数を指定します。この値と予備スレッド数を足した値が動的多重度変更時のスレッド上限値になります。(既定値:1)
threadStackSize (スレッドのスタックサイズ)
スレッド1つあたりのスタックサイズを指定します。スタックサイズの不足が原因でプロセスが異常終了する場合には、スタックサイズを増やしてください。(単位:KB、既定値:1000)
threadInitializationTime (スレッドの初期化時間の上限)
スレッド初期化/終了処理の応答時間を指定します。アプリケーションの初期化処理がこの時間以内に完了しない場合は、プロセス起動に失敗します。アプリケーションの終了処理がこの時間以内に完了しない場合は、スレッドの終了処理を打ち切って終了します。(既定値:600秒)
operationBlockade (オペレーションを異常終了時に閉塞させる)
オペレーション実行中に例外が発生した場合、自動的にそのオペレーションを閉塞状態にするかどうかを指定します。閉塞状態にすることにより、WebOTX Application Serverサービス全体を停止することなく、障害の影響が拡大することを防ぐことができます。(既定値:しない)
asynchronousOperation (プロセスグループ間で非同期オペレーション呼び出しを行う)
このプロセスグループから他のプロセスグループへトランザクション型VDを用いた非同期オペレーション呼び出しを行うかどうかを指定します。(既定値:行わない)
maxClassQueue (リクエストキューのサイズ)
プロセスグループのリクエストキューのサイズを設定します。TPシステムはここで指定した値以上の要求が来るとエラーを返します。この設定により待ち要求の数を制限して、高負荷による無応答を回避できます。-1を指定すると無制限になります。ここで指定した値はシステムの設定より優先されます。(既定値:-1)
transactionServiceCooperation (Transaction Service連携を行う)
Transaction Service連携を行うかどうかを指定します。(既定値:行わない)
useRcs (トランザクションの制御)
Transaction Service連携のトランザクション制御方式を選択します。(既定値:Recovery Coordination Server)
Recovery Coordination Server:Recovery Coordination Server を使用してアプリケーションと同一のプロセス空間でトランザクション処理を実行する
otsPolicy (OTSポリシ)
Transaction Service連携のOTSポリシの選択をします。(既定値:ADAPTS)
ADAPTS: オブジェクトはトランザクション内でもトランザクション外でも動作できる
REQUIRES: オブジェクトは必ずトランザクション内で動作する必要がある
FORBIDS: オブジェクトは必ずトランザクション外で動作する必要がある
startTimeOut (起動タイムアウト)
起動タイムアウト値(秒)を設定します。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします(既定値:120秒)。
stopTimeOut (停止タイムアウト)
停止タイムアウト値(秒)を設定します。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします(既定値:120秒)。
multiplexObject (オブジェクトリファレンスの多重度)
WatchServer使用時登録する多重度を設定します。
commandLineArgumentSet (コマンドライン引数)
プロセスに渡すコマンドライン引数を指定します。先頭に'#',';'は使用できません。
maxHeapSize (最大ヒープサイズ)
最大ヒープサイズを2メガバイト以上のバイト数で指定します。"最大ヒープサイズの単位"で「バイト(-)」を選択した場合には、1024の倍数を指定してください。-1を指定すると、JavaVMの既定値になります。(既定値:Windows x86の場合 128 / それ以外の場合 -1)
maxHeapSizeScale (最大ヒープサイズの単位)
最大ヒープサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:m)
initialHeapSize (初期ヒープサイズ)
初期ヒープサイズを1メガバイト以上のバイト数で指定します。"初期ヒープサイズの単位"で「バイト(-)」を選択した場合には、1024の倍数を指定してください。-1を指定するとJavaVMの既定値になります。(既定値:32)
initialHeapSizeScale (初期ヒープサイズの単位)
初期ヒープサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:m)
nativeThreadMaxStackSize (スレッドのネイティブスタックサイズ)
スレッドのネイティブスタックサイズを指定します。-1を指定するとJavaVMの既定値になります。(既定値:-1)
nativeThreadMaxStackSizeScale (スレッドのネイティブスタックサイズの単位)
スレッドのネイティブスタックサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:k)
garbageCollectionOff (クラスのガベージコレクションをオフにする)
クラスのガベージコレクションをオフにするかどうかを指定します。有効にするとクラスのガベージコレクションが行われなくなりますので、明示的に行う必要があります。(既定値:オフにしない)
javaHeapInfo (スタックトレース採取時にJavaヒープの情報を採取する)
アプリケーションプロセスでOutOfMemoryErrorが発生しスタックトレースを採取した際に、Javaヒープの情報を採取するかどうかを指定します。また、Ctrl+Break,SIGQUIT受信時にもJavaヒープの情報を採取します。(既定値:採取する)
javaHeapInfoRank (Javaヒープの情報採取時に何位の情報まで出力するか)
Javaヒープの情報を採取するとき、何位の情報までを出力するかを設定します。(既定値:20)
datasourceList (使用するデータソース)
使用するデータソースを指定します。プロセスグループで使用するデータソースのプロパティファイル名を選択してください。
usePermanentObject (常駐オブジェクトを使用する)
常駐オブジェクトを使用するかどうかを指定します。(既定値:しない)
defaultJavaSystemPropertyList (既定Javaシステムプロパティ)
プロセスグループ作成時に既定で設定されるJavaシステムプロパティが表示されます。
javaSystemPropertyList (Javaシステムプロパティ)
Javaシステムプロパティを指定します。プロパティに空白は使用できません。java.class.path,org.omg.CORBA.ORBClass,org.omg.CORBA.ORBSingletonClassはWebOTX Application Server内部で使用しているため設定できません。
setenvList (環境変数)
環境変数を1008文字以内で指定します。変数に空白は使用できません。TPM_ 、WOTX_ から始まる変数はWebOTX Application Server内部で使用しているため設定できません。登録できる環境変数の種類は50個までです。
APResponseSurveillanceTimer (キュー滞留時間監視タイマ)
アプリケーションの応答を監視する間隔(キュー滞留時間監視タイマ)を指定します。(単位:秒、既定値:-1)
Applications (登録されているアプリケーション)
プロセスグループに登録されているアプリケーションリストです。
threadStatistic (スレッド情報)
プロセスグループの現在のスレッドの情報です。WebOTX Application Server内部で利用するメインスレッド(MAIN)、受信スレッド(RECV)、送信スレッド(SEND)も表示します。
cpuStatistic (プロセス情報)
プロセスグループの現在のプロセス情報です。
state (状態)
プロセスグループの起動状態です。
learningTime (現在までの学習時間)
情報採取開始から現在までの学習時間です。(単位:分)
slowdownDuration (スローダウン継続時間)
プロセスグループ内のオペレーションのスローダウン継続時間の最大値を表示します。全てのオペレーションが正常状態の場合は-1が表示されます。表示は"稼働情報の採取と設定更新の間隔"ごとに更新されます。(単位:分)
autoStackLongtermSlowdown (スローダウン時に自動スタックトレースを採取する)
スローダウン検出時に、自動でスタックトレースを採取するかを設定します。
multiAssistant (多重度最適化支援)
多重度最適化支援機能の設定を行います。(既定値:通知のみ)
multiRespTimeLimit (多重度最適化支援:目標応答時間(秒))
多重度最適化支援機能の目標応答時間設定を行います。(単位:秒、既定値:600)
multiPctcpuLimit (多重度最適化支援:アイドルCPU使用率(%))
多重度最適化支援機能のアイドルCPU使用率設定を行います。(単位:%、既定値:30)
multiOvertimeLimit (多重度最適化支援:多重度を過剰と見なす間隔(分))
多重度最適化支援機能の多重度を過剰と見なす間隔の設定を行います。(単位:分、既定値:1440)
multiOverTime (多重度過剰期間)
現在の多重度過剰期間です。
multiBackupProcess (多重度最適化支援:予備プロセス数)
多重度最適化支援機能の予備プロセス数設定を行います。(既定値:1)
idleTime (プロセスグループアイドル時間)
プロセスグループに登録されたアプリケーションのアイドル時間のうち最小のものを表示します。アプリケーションが登録されていない場合は0が表示されます。(単位:秒)
otherArguments (その他の引数)
上記以外の引数を2550文字以内で指定します。引数を空白で区切って設定してください。ダブルクォーテーションで括られた文字列は一つの文字列とみなします。引数中に区切り以外で空白を用いる場合(パス名など)はダブルクォーテーションで括ってください。また、\に続くダブルクォーテーションや\はそのまま文字として表現されます。
reserveThreads (予備スレッド数)
予備スレッド数を指定します。この値とスレッド数を足した値が動的多重度変更時のスレッド上限値になります。予備スレッドを使用する場合は、動的多重度変更を行って下さい。(既定値:0)
dynamicUpdateInitWaitTime (動的設定変更時初期化待ち時間)
動的設定変更時の初期化待ち時間を指定します。(単位:秒、既定値:600)
dynamicUpdateInitStopTime (動的設定変更時終了待ち時間)
動的設定変更時の終了待ち時間を指定します。(単位:秒、既定値:600)
updateStatus (動的設定変更状態)
動的設定変更状態です。
eventProvider (イベント処理の可否)
チェックされている場合、管理対象内でのイベント発生時における通知(Notification)の発行処理が行われます。
useIndividualArguments (プロセスごとに指定する)
プロセスごとにJavaVMオプションを設定するかどうかを指定します。(既定値:固有指定しない)
individualArguments (プロセスごとの引数)
プロセス毎に引数を1023文字以内で指定します。引数を空白で区切って設定してください。ダブルクォーテーションで括られた文字列は一つの文字列とみなします。引数中に区切り以外で空白を用いる場合(パス名など)はダブルクォーテーションで括ってください。また、\に続くダブルクォーテーションや\はそのまま文字として表現されます。
maxSimultaneousRequests (同時受付オペレーション数)
プロセスグループで同時に受け付けるオペレーション数を指定します。オペレーション数には実行中のオペレーション、キューに滞留中のリクエストのオペレーション、WebOTX内部で生成されるオペレーションを含みます。-1を指定した場合は無制限となります。(既定値:-1)
recoveryProcessStart (リカバリプロセスを起動する)
リカバリプロセスはプロセスが異常終了した場合に終了処理が完了できなかった資源を解放するために起動するプロセスです。設定を有効にすることでプロセスの異常終了時に名前サーバに一時的に扱うの設定で登録されたオブジェクトリファレンスを削除します。配備したアプリケーションと名前サーバへの登録方式を確認して適切な設定を行ってください。
AdminLogLevel (Admin)
Adminモジュールのログレベルを設定します。
WebContainerLogLevel (Web Container)
Web Containerモジュールのログレベルを設定します。
EJBContainerLogLevel (EJB Container)
EJB Containerモジュールのログレベルを設定します。
JDBCLogLevel (JDBC Data Source)
JDBC Data Sourceモジュールのログレベルを設定します。
JTALogLevel (JTA)
JTAモジュールのログレベルを設定します。
JMSLogLevel (JMS)
JMSモジュールのログレベルを設定します。
ObjectBrokerJavaLibLogLevel (Object Broker Java Library)
Object Broker Java Libraryモジュールのログレベルを設定します。
ObjectBrokerJavaMsgLogLevel (Object Broker Java Message)
Object Broker Java Messageモジュールのログレベルを設定します。
statisticsReportEnabled (統計レポート出力)
統計レポートが有効化されている時、このプロセスグループをレポート出力対象にします。

操作の概要
start (起動)
プロセスグループを起動します。
stop (停止)
プロセスグループを停止します。
forcibleStop (プロセスグループの強制停止)
プロセスグループの強制停止を行います。通常停止に失敗したときのみ使用してください。
editTrace (トレースの編集)
トレースの編集を行います。
inheritanceinformationRenew (継承情報の更新)
共有コンポーネントの継承情報を最新の状態に更新します。共有コンポーネントを追加/置換/削除した場合に実行してください。更新により変更が反映されます。
multiplex (動的多重度変更)
プロセスとスレッドの多重度を動的に変更します。
notifyMessage (サーバプロセスメッセージ通知)
サーバプロセスにメッセージを通知します
delete (プロセスグループの削除)
プロセスグループを削除します。
stackTrace (スタックトレースの採取)
プロセスグループで稼働している全てのプロセスにスタックトレースの出力要求を行います。スタックトレースはプロセスのアプリケーションログとシステムトレースに出力されます。
dynamicUpdateProperty (動的に設定値を変更する)
設定値を動的に変更します。アプリケーショングループの再起動が必要な属性は変更できません。
addCustomSetting (カスタム設定の追加)
フェイルセーフのカスタム設定を追加します。
設定を反映させるにはプロセスグループの再起動もしくは[動的に設定値を変更する]操作を行ってください。
deleteCustomSetting (カスタム設定の削除)
フェイルセーフのカスタム設定を削除します。
設定を反映させるにはプロセスグループの再起動もしくは[動的に設定値を変更する]操作を行ってください。


属性の詳細
lang (アプリケーションの種類)

動作するアプリケーションの種類です。プロセスグループ作成後に変更することはできません。

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
CORBA Java

otxVersion (WebOTX AS バージョン)

アプリケーションのWebOTX ASのバージョンです。プロセスグループ作成後に変更することはできません。

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:

processGroupAutoStart (アプリケーショングループ起動時に起動する)

アプリケーショングループ起動時に起動するかどうかを指定します。複数のプロセスグループを一斉に起動するなどプロセスの起動処理に長い時間がかかる場合は、起動処理がタイムアウトする可能性があるため、本機能を無効にしてください。(既定値:起動する)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

useNonMDBJavaAsyncMsg (非MDBのJava非同期メッセージを使用する)

非MDBのJava非同期メッセージを使用します。(既定値:使用しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

traceLevel (トレースレベル)

ログ出力の制御に使用するトレースレベルを指定します。CORBAアプリケーションのAPI(TPSUserTrace)とWebOTXの内部処理のログ出力に影響があります。トレースレベルを7にすると性能に影響を及ぼす場合があります。(既定値:5.通知メッセージ)

詳細:
トレースレベルは以下の意味になります。
0 パニック状態
1 データベースが壊れているなど即時に訂正すべきである状態
2 ハードウェア、デバイスエラーのような致命的なエラー
3 一般的なエラー
4 警告メッセージ
5 通知メッセージ
6 運用履歴を確認するための情報メッセージ
7 障害を解析するためのデバッグメッセージ
-1 トレースを採取しない
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
0.パニック状態
1.即時に訂正すべきである状態
2.危急の状態
3.一般的なエラー
4.警告メッセージ
5.通知メッセージ
6.情報メッセージ
7.デバッグ時のメッセージ
-1  -1.採取しない

traceFileRotateType (トレースファイルのローテーション方式)

トレースファイルのローテーションのさせ方について指定します。0を指定した場合は、従来から提供している方式で動作します。(既定値: 0)

詳細:
トレースファイルのローテーション方式は以下の3つの中から選ぶことができます。

■ファイルサイズ指定による単一バックアップ: 指定したサイズに達すると、1世代のみバックアップファイルを作成します。バックアップ後のファイル名は拡張子「.bak」に変わります。
■ファイルサイズ単位で指定:指定したサイズに達すると、指定した[最大バックアップ数]までバックアップします。バックアップ後のファイル名は拡張子「.<数字(世代数)>」に変わります。
■実行する間隔を秒単位で指定:指定した[ローテーション間隔]で定期的にファイルを指定した[最大バックアップ数]までバックアップします。例えば、24時間ごとのローテーションにより、日単位でバックアップをとることができます。また、ローテーションの起点となる時刻を指定することができ、トレースファイル名にはローテーションの開始日時が付与されます。

ローテーションされたトレースファイルは、バックアップファイルとしてトレースファイルと同じディレクトリに退避されます。プロセスグループ内で稼働中のアプリケーションプロセスが停止すると、そのプロセスが作成したバックアップファイルはsaveディレクトリに退避されます。
設定を反映させるにはプロセスグループを再起動する必要があります。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
0: ファイルサイズ指定による単一バックアップ
1: ファイルサイズ単位で指定
2: 実行する間隔を秒単位で指定

traceFileMaxSize (トレースファイルの最大サイズ)

サーバアプリケーションログのトレースファイルの最大サイズを指定します。最大サイズを超えると、既存の情報はバックアップ(トレースファイル名).bakに待避し、新規にトレースファイルを作成します。(単位:KB、既定値:1024)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2097151

sysTraceFileMaxSize (システムトレースファイルの最大サイズ)

サーバアプリケーションログのシステムトレースファイルの最大サイズを指定します。最大サイズを超えると、既存の情報はバックアップ(トレースファイル名).bakに待避し、新規にシステムトレースファイルを作成します。(単位:KB、既定値:1024)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2097151

maxBackupIndex (最大バックアップ数)

ローテーション実行後に保存するトレースファイルの最大個数を指定します。過去のローテーションによってバックアップされたファイルの数がこの設定値を超えると、最も古いバックアップファイルが削除されます。0を指定した場合、バックアップファイルを作成しません。(既定値: 1)

詳細:
トレースファイルのローテーション方式として[0:ファイルサイズ指定による単一バックアップ]以外を指定した場合に有効です。バックアップファイル数がこの値を超えると、最も古いファイルが削除されます。0を指定した場合、バックアップファイルを作成しません。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
99

traceFileRotateBaseTime (ローテーション起点時刻)

ローテーションする起点時刻を00時00分からの分単位で指定します。0を指定した場合は、00時00分が起点時刻となります。(単位: 分、既定値: 0)

詳細:
トレースファイルのローテーション方式として[2: 実行する間隔を秒単位で指定]を指定した場合に有効となります。
指定可能な値は0から1439の間で、例えば、1350を指定した場合、22時30分を起点としてローテーションを実施します。
設定を反映させるには、プロセスグループを再起動する必要があります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
1439

traceFileRotateInterval (ローテーション間隔)

指定した秒間隔毎にトレースファイルをバックアップファイルとして退避します。退避するタイミングは、指定された時間間隔に達した後、最初のログ出力時になります。(単位: 秒、既定値: 86400)

詳細:
トレースファイルのローテーション方式として[2: 実行する間隔を秒単位で指定]を指定した場合に有効となります。ローテーションされたトレースファイルは、バックアップファイルとしてトレースファイルと同じディレクトリに退避されます。
設定を反映させるには、プロセスグループを再起動する必要があります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

traceStdout (トレースファイルに標準出力も出力する)

アプリケーションの標準出力をトレースファイルに出力するかどうかを指定します。(既定値:出力する)

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
出力しない
出力する

traceStderr (トレースファイルに標準エラー出力も出力する)

アプリケーションの標準エラーをトレースファイルに出力するかどうかを指定します。(既定値:出力する)

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
出力しない
出力する

processCount (プロセス数)

マルチプロセスで動作させるプロセス数を指定します。プロセスを分割することにより、プロセス障害が発生したときの障害の影響範囲をそのプロセスが使用しているクライアントだけに限定することができます。動的多重度変更時のプロセス上限値でもあります。(既定値:1)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
985

processPriority (プロセスの優先度)

プロセスの優先度を指定します。プロセスを優先順位制御(固定優先度制御、Linuxのみ変動優先度制御)の対象とするときに指定します。未指定を指定した場合は、プロセス優先度制御を使用しません。LOW、BELOW、MIDDLE、ABOVE、HIGHの順に優先度が高くなります。(既定値:未指定)

詳細:
Solaris、HP-UX、Linuxは、OSの制限によりスーパーユーザでないとプロセスの優先度を変更できません。本機能の利用には、スーパーユーザによるWebOTX Application Serverの起動が必要となります。

Windowsでは、障害発生時にタスクマネージャからプロセスが強制終了できなくなるため、優先度をHIGH以上に設定できません。

各プラットフォームのプロセス優先度値のマッピングは以下の通りです。
Windows:ABOVE 10、MIDDLE 8、BELOW 6、LOW 4
Solaris:HIGH 60、ABOVE 45、MIDDLE 30、BELOW 15、LOW 0
HP-UX:HIGH 178、ABOVE 198、MIDDLE 217、BELOW 236、LOW 255
Linux:HIGH -20、ABOVE -10、MIDDLE 0、BELOW 10、LOW 19
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
HIGH
ABOVE
MIDDLE
BELOW
LOW
未指定

threadCount (スレッド数)

スレッド数を指定します。この値と予備スレッド数を足した値が動的多重度変更時のスレッド上限値になります。(既定値:1)

詳細:
指定したスレッド数の他に、WebOTX Application Server内部で使用するスレッド3つが動作します。
そのため、プロセスグループで動作する全スレッドは、プロセス数*(スレッド数+予備スレッド数+3)となります。
TPシステム内の全プロセスグループの合計スレッド数(WebOTX Application Server内部で使用するスレッド含む)が、TPシステムの属性[システムパラメータ]の"最大スレッド数"を超えない範囲で設定可能です。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
1000

threadStackSize (スレッドのスタックサイズ)

スレッド1つあたりのスタックサイズを指定します。スタックサイズの不足が原因でプロセスが異常終了する場合には、スタックサイズを増やしてください。(単位:KB、既定値:1000)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

threadInitializationTime (スレッドの初期化時間の上限)

スレッド初期化/終了処理の応答時間を指定します。アプリケーションの初期化処理がこの時間以内に完了しない場合は、プロセス起動に失敗します。アプリケーションの終了処理がこの時間以内に完了しない場合は、スレッドの終了処理を打ち切って終了します。(既定値:600秒)

詳細:
マルチスレッドの場合は、各スレッドの処理を順番に行うため、初期化時、終了時とも、全スレッドでかかった時間の総計が対象になります。
型:
java.lang.Integer
値の範囲:
1-2147483

operationBlockade (オペレーションを異常終了時に閉塞させる)

オペレーション実行中に例外が発生した場合、自動的にそのオペレーションを閉塞状態にするかどうかを指定します。閉塞状態にすることにより、WebOTX Application Serverサービス全体を停止することなく、障害の影響が拡大することを防ぐことができます。(既定値:しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

asynchronousOperation (プロセスグループ間で非同期オペレーション呼び出しを行う)

このプロセスグループから他のプロセスグループへトランザクション型VDを用いた非同期オペレーション呼び出しを行うかどうかを指定します。(既定値:行わない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

maxClassQueue (リクエストキューのサイズ)

プロセスグループのリクエストキューのサイズを設定します。TPシステムはここで指定した値以上の要求が来るとエラーを返します。この設定により待ち要求の数を制限して、高負荷による無応答を回避できます。-1を指定すると無制限になります。ここで指定した値はシステムの設定より優先されます。(既定値:-1)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-2147483647

transactionServiceCooperation (Transaction Service連携を行う)

Transaction Service連携を行うかどうかを指定します。(既定値:行わない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

useRcs (トランザクションの制御)

Transaction Service連携のトランザクション制御方式を選択します。(既定値:Recovery Coordination Server)
Recovery Coordination Server:Recovery Coordination Server を使用してアプリケーションと同一のプロセス空間でトランザクション処理を実行する

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
Recovery Coordination Server

otsPolicy (OTSポリシ)

Transaction Service連携のOTSポリシの選択をします。(既定値:ADAPTS)
ADAPTS: オブジェクトはトランザクション内でもトランザクション外でも動作できる
REQUIRES: オブジェクトは必ずトランザクション内で動作する必要がある
FORBIDS: オブジェクトは必ずトランザクション外で動作する必要がある

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
ADAPTS
REQUIRES
FORBIDS

startTimeOut (起動タイムアウト)

起動タイムアウト値(秒)を設定します。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします(既定値:120秒)。

詳細:
タイムアウト値を設定してください。単位は秒です。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします。ただし起動処理はタイムアウトした後も行いますのでタイムアウトした後に起動が完了する場合があります。タイムアウトした場合は状態を確認してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

stopTimeOut (停止タイムアウト)

停止タイムアウト値(秒)を設定します。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします(既定値:120秒)。

詳細:
タイムアウト値を設定してください。単位は秒です。単位は秒です。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします。ただし停止処理はタイムアウトした後も行いますのでタイムアウトした後に停止が完了する場合があります。タイムアウトした場合は状態を確認してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

multiplexObject (オブジェクトリファレンスの多重度)

WatchServer使用時登録する多重度を設定します。

詳細:
WatchServerを使用する場合、名前サーバに登録するオブジェクトの多重度を1〜10の間で設定します。多重度に合わせてそのシステムの負荷が分散されます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
10

commandLineArgumentSet (コマンドライン引数)

プロセスに渡すコマンドライン引数を指定します。先頭に'#',';'は使用できません。

詳細:
例えば、プロセスグループからデータベースに直接接続する場合に、"SID"、"ユーザ名"、"パスワード"などを指定して、プロセスグループで使用する事ができます。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
0
最大文字列長:
511

maxHeapSize (最大ヒープサイズ)

最大ヒープサイズを2メガバイト以上のバイト数で指定します。"最大ヒープサイズの単位"で「バイト(-)」を選択した場合には、1024の倍数を指定してください。-1を指定すると、JavaVMの既定値になります。(既定値:Windows x86の場合 128 / それ以外の場合 -1)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-

maxHeapSizeScale (最大ヒープサイズの単位)

最大ヒープサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:m)

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
k
m
-

initialHeapSize (初期ヒープサイズ)

初期ヒープサイズを1メガバイト以上のバイト数で指定します。"初期ヒープサイズの単位"で「バイト(-)」を選択した場合には、1024の倍数を指定してください。-1を指定するとJavaVMの既定値になります。(既定値:32)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-

initialHeapSizeScale (初期ヒープサイズの単位)

初期ヒープサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:m)

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
k
m
-

nativeThreadMaxStackSize (スレッドのネイティブスタックサイズ)

スレッドのネイティブスタックサイズを指定します。-1を指定するとJavaVMの既定値になります。(既定値:-1)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-

nativeThreadMaxStackSizeScale (スレッドのネイティブスタックサイズの単位)

スレッドのネイティブスタックサイズの単位を指定します。単位は、キロバイトなら‘k’、メガバイトなら‘m’、バイトなら‘-’で指定してください。指定しないときはJavaVMの既定値(JavaVMに依存)になります。(既定値:k)

詳細:
Set the unit of the native thread stack size.
Specify 'k' for kilobytes, 'm' for megabytes, or '-' for bytes.
If no value is specified, the default for JavaVM is applied (JavaVM-dependent).
Former description was [Maximum Size of the Native Thread Stack].
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
k
m
-

garbageCollectionOff (クラスのガベージコレクションをオフにする)

クラスのガベージコレクションをオフにするかどうかを指定します。有効にするとクラスのガベージコレクションが行われなくなりますので、明示的に行う必要があります。(既定値:オフにしない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

javaHeapInfo (スタックトレース採取時にJavaヒープの情報を採取する)

アプリケーションプロセスでOutOfMemoryErrorが発生しスタックトレースを採取した際に、Javaヒープの情報を採取するかどうかを指定します。また、Ctrl+Break,SIGQUIT受信時にもJavaヒープの情報を採取します。(既定値:採取する)

詳細:
Javaヒープの情報にはクラス名やオブジェクトサイズ合計、オブジェクト数などが含まれ、クラスごとのオブジェクトサイズの合計の降順でソートされて標準出力に出力されます。(トレース設定の既定値では、標準出力はプロセスグループのトレースに統合されて出力されます)

運用管理コマンド(otxadmin)では、採取する・採取しないをtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

javaHeapInfoRank (Javaヒープの情報採取時に何位の情報まで出力するか)

Javaヒープの情報を採取するとき、何位の情報までを出力するかを設定します。(既定値:20)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1

datasourceList (使用するデータソース)

使用するデータソースを指定します。プロセスグループで使用するデータソースのプロパティファイル名を選択してください。

型:
java.lang.String[]

usePermanentObject (常駐オブジェクトを使用する)

常駐オブジェクトを使用するかどうかを指定します。(既定値:しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、「常駐オブジェクトを使用する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

defaultJavaSystemPropertyList (既定Javaシステムプロパティ)

プロセスグループ作成時に既定で設定されるJavaシステムプロパティが表示されます。

詳細:
Javaシステムプロパティ、その他引数に同名のプロパティが設定されている場合、ここで設定される値は上書きされます。
型:
java.lang.String[][]

javaSystemPropertyList (Javaシステムプロパティ)

Javaシステムプロパティを指定します。プロパティに空白は使用できません。java.class.path,org.omg.CORBA.ORBClass,org.omg.CORBA.ORBSingletonClassはWebOTX Application Server内部で使用しているため設定できません。

詳細:
既定値として以下の設定がありますが、統合運用管理ツールの既定値ボタンを押したときは再設定されません。手動で設定しなおす必要があります。
log4otx.configuration=file://WebOTX AS インストールディレクトリ/domains/ドメイン名/config/tpsystem/logconf/アプリケーショングループ名-プロセスグループ名/log4otx.xml(Windowsの場合は値がfile:///...となります)
java.endorsed.dirsとjava.security.policyはJava EEのプロセスグループでのみ作成時に設定されます。必要に応じて設定してください。
型:
java.lang.String[][]

setenvList (環境変数)

環境変数を1008文字以内で指定します。変数に空白は使用できません。TPM_ 、WOTX_ から始まる変数はWebOTX Application Server内部で使用しているため設定できません。登録できる環境変数の種類は50個までです。

詳細:
変数を展開後の文字数が4044文字を超えるとエラーとなります。
型:
java.lang.String[][]

APResponseSurveillanceTimer (キュー滞留時間監視タイマ)

アプリケーションの応答を監視する間隔(キュー滞留時間監視タイマ)を指定します。(単位:秒、既定値:-1)

詳細:
キューの滞留時間を監視する間隔を秒単位で指定します。ここで設定すると、プロセスグループ単位に監視間隔が有効になります。-1を指定した場合は、IIOPリスナの応答監視設定にあわせます。設定する場合は1〜2147483内の整数で指定してください。
型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-2147483

Applications (登録されているアプリケーション)

プロセスグループに登録されているアプリケーションリストです。

型:
java.lang.String[]

threadStatistic (スレッド情報)

プロセスグループの現在のスレッドの情報です。WebOTX Application Server内部で利用するメインスレッド(MAIN)、受信スレッド(RECV)、送信スレッド(SEND)も表示します。

詳細:
pid:プロセスID
tid:スレッドID
thno:論理スレッド番号
状態:スレッドの動作状態
モジュール:オペレーション実行中の場合、モジュール名を表示
インタフェース:オペレーション実行中の場合、インタフェース名を表示
オペレーション:オペレーション実行中の場合、オペレーション名を表示
経過時間:オペレーション実行中の場合、その経過時間を表示
クライアント:オペレーション実行中の場合、クライアントIPアドレスを表示
ユーザCPU時間:スレッドのユーザモードCPU時間を表示(ミリ秒)
システムCPU時間:スレッドのシステムモードCPU時間を表示(ミリ秒)
CPU使用率:現在のCPU使用率(%)
稼働情報の採取と設定更新の間隔:スレッド情報の採取間隔(ミリ秒)
型:
java.lang.String[][]

cpuStatistic (プロセス情報)

プロセスグループの現在のプロセス情報です。

詳細:
pid:プロセスID
CPU使用率:現在のCPU使用率(%)
CPU時間:現在までのトータルCPU時間(ミリ秒)
ユーザCPU時間:現在までのトータルユーザCPU時間(ミリ秒)
システムCPU時間:現在までのトータルシステムCPU時間(ミリ秒)

コンテナ状態:コンテナの次の状態をとります
APINIT:プロセス起動処理中
CONFREAD:設定ファイル読み込み中
CREJVM:JavaVM起動処理中
LOAD:コンポーネント読み込み中
ORBINIT:ORB初期化中
OBJCRE:サーバオブジェクト作成中
APINIT_E:スレッド起動処理準備中
THINIT:スレッド起動処理中
RESICRE:常駐オブジェクト作成中
ACT:起動状態
THTERM:スレッド停止処理中
RESIDEL:常駐オブジェクト削除中
OBJDEL:サーバオブジェクト削除中
THTERM_E:スレッド停止処理中
APTERM:プロセス停止処理中
UNLOAD:コンポーネントアンロード中
DESJVM:JavaVM終了処理中
TERM:停止状態

仮想メモリ使用量:Windowsの場合はページングファイル使用サイズ、HP-UXの場合はプロセス全体の仮想メモリの合計、Linuxの場合はVmSizeとなります(KB)。Solarisは対応していません。
物理メモリ使用量:Windowsの場合はワーキングセットサイズ、HP-UXの場合は常駐メモリサイズ、Linuxの場合はVmRSSとなります(KB)。Solarisは対応していません。
型:
java.lang.String[][]

state (状態)

プロセスグループの起動状態です。

詳細:
状態と数値は以下の通りに対応します。
0:起動処理中
1:起動中
2:停止処理中
3:停止中
4:起動/停止処理失敗
11:プロセス稼動中
12:リカバリ実行中
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
起動処理中
起動中
停止処理中
停止
起動停止処理失敗
11  プロセス稼動中
12  リカバリ実行中

learningTime (現在までの学習時間)

情報採取開始から現在までの学習時間です。(単位:分)

型:
java.lang.Integer

slowdownDuration (スローダウン継続時間)

プロセスグループ内のオペレーションのスローダウン継続時間の最大値を表示します。全てのオペレーションが正常状態の場合は-1が表示されます。表示は"稼働情報の採取と設定更新の間隔"ごとに更新されます。(単位:分)

型:
java.lang.Integer

autoStackLongtermSlowdown (スローダウン時に自動スタックトレースを採取する)

スローダウン検出時に、自動でスタックトレースを採取するかを設定します。

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、「採取する/採取しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

multiAssistant (多重度最適化支援)

多重度最適化支援機能の設定を行います。(既定値:通知のみ)

詳細:
「通知のみ」を選択した場合、稼働情報の採取と設定更新の間隔(「TPシステム」-"稼働情報の採取と設定更新の間隔")が経過するごとに多重度の適正をチェックし、多重度設定が不適切だと判断すると、その旨をイベントログ出力し、統合運用管理ツールに通知します。実際の多重度変更はオペレータ判断になります。
「設定を変更する」を選択した場合、稼働情報の採取と設定更新の間隔(「TPシステム」-"稼働情報の採取と設定更新の間隔")が経過するごとに多重度の適正をチェックし、必要に応じてプロセス数を動的に変更します。
「動作しない」を選択すると、多重度の適正をチェックしません。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
通知のみ
設定を変更する
動作しない

multiRespTimeLimit (多重度最適化支援:目標応答時間(秒))

多重度最適化支援機能の目標応答時間設定を行います。(単位:秒、既定値:600)

詳細:
現在キューの最後尾で待機しているリクエストが目標応答時間を越える可能性があると予測される場合、運用アシスタント機能は多重度が不足していると判断します。
リクエストの応答時間の予測は、オペレーションの優先度が同一である場合が想定されています。
目標応答時間は秒単位で設定してください。
旧表記は「多重度最適化支援:応答期限(秒)」です。
型:
java.lang.Integer

multiPctcpuLimit (多重度最適化支援:アイドルCPU使用率(%))

多重度最適化支援機能のアイドルCPU使用率設定を行います。(単位:%、既定値:30)

詳細:
確保すべきアイドルCPU使用率を設定します。多重度が不足と判断されても、多重度を増加させた場合にアイドルCPU使用率がこの基準を下回ることが予測されるならば、多重度変更の推奨/自動設定を行いません。
アイドルCPU使用率は%単位で設定してください。
型:
java.lang.Integer

multiOvertimeLimit (多重度最適化支援:多重度を過剰と見なす間隔(分))

多重度最適化支援機能の多重度を過剰と見なす間隔の設定を行います。(単位:分、既定値:1440)

詳細:
プロセス数を減らしてもオペレーション実行に影響を与えない期間がこの時間を超えた場合、多重度が過剰だと判断されます。
旧表記は「多重度最適化支援:多重度過剰期限(分)」です。
型:
java.lang.Integer

multiOverTime (多重度過剰期間)

現在の多重度過剰期間です。

型:
java.lang.Integer

multiBackupProcess (多重度最適化支援:予備プロセス数)

多重度最適化支援機能の予備プロセス数設定を行います。(既定値:1)

詳細:
ここで設定された予備プロセス数分はプロセス数が過剰であっても、多重度過剰とは判断されません。
障害回避の観点でプロセス数を多めに用意している場合は、こちらを設定してください。
型:
java.lang.Integer

idleTime (プロセスグループアイドル時間)

プロセスグループに登録されたアプリケーションのアイドル時間のうち最小のものを表示します。アプリケーションが登録されていない場合は0が表示されます。(単位:秒)

型:
java.lang.Long
最小値:
-1

otherArguments (その他の引数)

上記以外の引数を2550文字以内で指定します。引数を空白で区切って設定してください。ダブルクォーテーションで括られた文字列は一つの文字列とみなします。引数中に区切り以外で空白を用いる場合(パス名など)はダブルクォーテーションで括ってください。また、\に続くダブルクォーテーションや\はそのまま文字として表現されます。

詳細:
-XbootclasspathはWebOTX Application Serverで内部的に使用しているので設定できません。また、マルチプロセスで動作させている場合、-Xdebugはサポートしていません。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
0
最大文字列長:
2550

reserveThreads (予備スレッド数)

予備スレッド数を指定します。この値とスレッド数を足した値が動的多重度変更時のスレッド上限値になります。予備スレッドを使用する場合は、動的多重度変更を行って下さい。(既定値:0)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
0-999

dynamicUpdateInitWaitTime (動的設定変更時初期化待ち時間)

動的設定変更時の初期化待ち時間を指定します。(単位:秒、既定値:600)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
0-32767

dynamicUpdateInitStopTime (動的設定変更時終了待ち時間)

動的設定変更時の終了待ち時間を指定します。(単位:秒、既定値:600)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
0-32767

updateStatus (動的設定変更状態)

動的設定変更状態です。

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
変更なし
変更中
99  変更失敗

eventProvider (イベント処理の可否)

チェックされている場合、管理対象内でのイベント発生時における通知(Notification)の発行処理が行われます。

型:
java.lang.Boolean

useIndividualArguments (プロセスごとに指定する)

プロセスごとにJavaVMオプションを設定するかどうかを指定します。(既定値:固有指定しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、「プロセスごとにJavaVMオプションを設定する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

individualArguments (プロセスごとの引数)

プロセス毎に引数を1023文字以内で指定します。引数を空白で区切って設定してください。ダブルクォーテーションで括られた文字列は一つの文字列とみなします。引数中に区切り以外で空白を用いる場合(パス名など)はダブルクォーテーションで括ってください。また、\に続くダブルクォーテーションや\はそのまま文字として表現されます。

詳細:
-XbootclasspathはWebOTX Application Serverで内部的に使用しているので設定できません。
型:
java.lang.String[]
値の範囲:
0-1023

maxSimultaneousRequests (同時受付オペレーション数)

プロセスグループで同時に受け付けるオペレーション数を指定します。オペレーション数には実行中のオペレーション、キューに滞留中のリクエストのオペレーション、WebOTX内部で生成されるオペレーションを含みます。-1を指定した場合は無制限となります。(既定値:-1)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-2147483647

recoveryProcessStart (リカバリプロセスを起動する)

リカバリプロセスはプロセスが異常終了した場合に終了処理が完了できなかった資源を解放するために起動するプロセスです。設定を有効にすることでプロセスの異常終了時に名前サーバに一時的に扱うの設定で登録されたオブジェクトリファレンスを削除します。配備したアプリケーションと名前サーバへの登録方式を確認して適切な設定を行ってください。

詳細:
名前サーバへの登録方式を永続的としている場合、「起動しない」に設定することを推奨します。名前サーバへの登録方式を一時的としている場合、必ず「起動する」に設定してください。

運用管理コマンド(otxadmin)では、有効・無効をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

AdminLogLevel (Admin)

Adminモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

WebContainerLogLevel (Web Container)

Web Containerモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

EJBContainerLogLevel (EJB Container)

EJB Containerモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

JDBCLogLevel (JDBC Data Source)

JDBC Data Sourceモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

JTALogLevel (JTA)

JTAモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

JMSLogLevel (JMS)

JMSモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

ObjectBrokerJavaLibLogLevel (Object Broker Java Library)

Object Broker Java Libraryモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

ObjectBrokerJavaMsgLogLevel (Object Broker Java Message)

Object Broker Java Messageモジュールのログレベルを設定します。

型:
java.lang.String
値の有効範囲:
TRACE 
DETAIL 
DEBUG 
CONFIG 
INFO 
WARN 
ERROR 
OFF 

statisticsReportEnabled (統計レポート出力)

統計レポートが有効化されている時、このプロセスグループをレポート出力対象にします。

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では、「出力対象にする/出力対象にしない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

操作の詳細
start (起動)

プロセスグループを起動します。

戻り値:
void
引数:
timeout - java.lang.Integer
タイムアウト時間を設定してください
値の範囲:
1-2147483647


stop (停止)

プロセスグループを停止します。

戻り値:
void
引数:
timeout - java.lang.Integer
タイムアウト時間を設定してください
値の範囲:
1-2147483647


forcibleStop (プロセスグループの強制停止)

プロセスグループの強制停止を行います。通常停止に失敗したときのみ使用してください。

詳細:
選択したプロセスグループを強制的に停止します。通常停止に失敗したときのみ使用してください。
戻り値:
void
引数:
timeout - java.lang.Integer
タイムアウト時間を設定してください
値の範囲:
1-2147483647


editTrace (トレースの編集)

トレースの編集を行います。

詳細:
トレースの編集を行います。
[トレースの設定]ダイアログボックスで設定した場所に今まで出力されたトレースファイルを編集します。プロセスグループ単位で一つのファイルにまとめます。
戻り値:
void
引数:
start - java.lang.String
トレース編集対象範囲の開始日付を設定してください。

startTime - java.lang.String
トレース編集対象範囲の開始時間を設定してください。

end - java.lang.String
トレース編集対象範囲の終了日付を設定してください。開始日より前にならないように設定してください。

endTime - java.lang.String
トレース編集対象範囲の終了時間を設定してください。開始日・開始時間より前にならないように設定してください。


inheritanceinformationRenew (継承情報の更新)

共有コンポーネントの継承情報を最新の状態に更新します。共有コンポーネントを追加/置換/削除した場合に実行してください。更新により変更が反映されます。

戻り値:
void
引数:
なし

multiplex (動的多重度変更)

プロセスとスレッドの多重度を動的に変更します。

戻り値:
void
引数:
multiProcess - java.lang.Integer
初期値は現在のアクティブプロセス数です。
値の範囲:
1-1000

multiThread - java.lang.Integer
初期値は現在のアクティブスレッド数です。
値の範囲:
1-


notifyMessage (サーバプロセスメッセージ通知)

サーバプロセスにメッセージを通知します

詳細:
messageで指定したメッセージをサーバプロセスに通知し、プロセス内のオブジェクトのコールバックAPIを呼び出します。該当プロセスグループの全プロセスに対して通知、プロセス内の全オブジェクトに対してコールバックを呼び出します。なお本コマンドはサーバプロセスに通知を行った時点で完了します。よって通知により実行されるコールバックAPIの結果を待ちません。
戻り値:
void
引数:
message - java.lang.String
通知メッセージを128文字以内で設定してください
長さの範囲:
1-128


delete (プロセスグループの削除)

プロセスグループを削除します。

戻り値:
void
引数:
PGName - java.lang.String
削除するプロセスグループ名を32文字以内の英数字で設定します。
長さの範囲:
1-32


stackTrace (スタックトレースの採取)

プロセスグループで稼働している全てのプロセスにスタックトレースの出力要求を行います。スタックトレースはプロセスのアプリケーションログとシステムトレースに出力されます。

戻り値:
void
引数:
なし

dynamicUpdateProperty (動的に設定値を変更する)

設定値を動的に変更します。アプリケーショングループの再起動が必要な属性は変更できません。

詳細:
設定値の反映が終了するまで一時的に使用するリソースが増加します。プロセス数を多く設定している場合はご注意下さい。
戻り値:
void
引数:
なし

addCustomSetting (カスタム設定の追加)

フェイルセーフのカスタム設定を追加します。
設定を反映させるにはプロセスグループの再起動もしくは[動的に設定値を変更する]操作を行ってください。

詳細:
カスタム設定で追加した設定は、フェイルセーフ機能で設定した設定よりも優先されます。
戻り値:
void
引数:
name - java.lang.String
カスタム設定に追加するパラメータを選択します。(既定値:障害とみなす応答時間)
値の有効範囲:
faultResponseTime  障害とみなす応答時間
abortResponseTime  障害の継続可能時間
memoryWatchInterval  メモリ使用率の監視間隔
faultMemoryUsageHMK  障害とみなすメモリ使用率上限
faultMemoryUsageLMK  障害とみなすメモリ使用率下限

value - java.lang.Integer
パラメータに設定する値を指定します。(既定値:60)
値の範囲:
1-999999


deleteCustomSetting (カスタム設定の削除)

フェイルセーフのカスタム設定を削除します。
設定を反映させるにはプロセスグループの再起動もしくは[動的に設定値を変更する]操作を行ってください。

詳細:
フェイルセーフ機能で追加した設定を、この操作により削除することはできません。フェイルセーフ機能で追加した設定は、フェイルセーフ機能の設定を編集してください。
戻り値:
void
引数:
name - java.lang.String
カスタム設定から削除するパラメータを選択します。(既定値:障害とみなす応答時間)
値の有効範囲:
faultResponseTime  障害とみなす応答時間
abortResponseTime  障害の継続可能時間
memoryWatchInterval  メモリ使用率の監視間隔
faultMemoryUsageHMK  障害とみなすメモリ使用率上限
faultMemoryUsageLMK  障害とみなすメモリ使用率下限