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MO名称:
WebOTXSystem -  TPシステム
定義:
ObjectName
{0}:server={1},name={2},j2eeType=WebOTXSystem,category=runtime
CLIName
{2}

属性の概要
maxOpe (最大オペレーション数)
TPシステムで作成できるオペレーション数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10000)
maxProcess (最大プロセス数)
TPシステムで作成できるプロセス数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:100)
maxThread (最大スレッド数)
TPシステムで作成できるスレッド数の最大値を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:300)
maxComponent (最大コンポーネント数)
TPシステムに登録できるコンポーネント数の最大値を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:1000)
maxInterface (最大インターフェース数)
TPシステムで登録できるインターフェース数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:2000)
memoryPool (送受信用共有メモリサイズ)
送受信用共有メモリのサイズを設定します。この設定は同時に実行できるリクエスト数や電文のサイズに影響し、不足すると全てのリクエスト処理がエラーとなります。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:32MByte(Windows (x86))/128MByte(Windows (x86)以外))
processObstacleReboot (プロセス障害時の再起動回数)
プロセス障害時の再起動回数を設定します。1を設定した場合、再起動は行いません(既定値:5回)。
processNormalInterval (プロセスを正常と仮定する間隔)
プロセス正常と仮定しプロセス再起動回数をリセットするための間隔を秒単位で指定します。-1を指定した場合は、間隔は無制限となります。(既定値:3600秒)
operationRetry (オペレーションの再試行回数)
オペレーションの再試行回数を設定します。データベースのデッドロックの発生など、再試行が可能な障害が発生した場合に、APIを通してプロセスグループから再試行の指示があると、この設定で指定した回数を上限としてオペレーションを再試行します。-1を指定すると無限に再試行します。(既定値:-1)
tcpAlivecheck (TCPレイヤーのアライブチェックを行う)
OSのkeepaliveの機能を使って、TCPレイヤーでクライアントのアライブチェックを行う機能を有効にするかどうかを設定します。この機能はクライアントのアボートにより無効となってしまったセッションをクリアする場合に利用します。特に連続運用をする場合は設定が必要です。(既定値:アライブチェックを行う)
serverName (接続サーバ名)
クライアント(Webサーバ)がWebOTX Application Serverに接続するときに利用するサーバ名を指定します。(既定値:自ホスト名)
systemName (システム名)
TPシステムの名前です。
systemID (システムID)
システムIDを設定します。システムIDはドメイン間で一意になるように設定してください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。
nameSvHostName (名前サーバのホスト名)
オブジェクトリファレンスを登録する名前サーバのホスト名を127文字以内で指定します。ホスト名、IPアドレス、またはドメイン付きホスト名のいずれかで指定してください。別のサーバに構築した名前サーバを使用する場合に設定を変更します。(既定値:自ホスト名)
nameSvPort (名前サーバのポート番号)
オブジェクトリファレンスを登録する名前サーバのポート番号を設定します。異なるドメインまたはサーバに構築した名前サーバを使用する場合に設定を変更します。0を指定した場合は、本ドメインで定義している名前サーバのポート番号を使用します。(既定値:0)
corbaError (CORBAエラーの詳細化を行う)
クライアントに返却するCORBAのエラーを詳細形式にするかどうかを設定します。(既定値:詳細にする)
ipv6enable (IPv6優先)
IPv6を優先的に使用します。この設定の変更はTPシステムの再起動が必要になります。(既定値:IPv4優先)
operationPriorityControl (重み付けオペレーション優先度制御)
重み付けオペレーション優先度制御を設定します。(既定値:0)
startTimeOut (起動タイムアウト)
システム起動タイムアウトの設定を秒単位で指定します。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします。(既定値:120秒)
stopTimeOut (停止タイムアウト)
システム停止タイムアウトの設定を秒単位で指定します。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします。(既定値:120秒)
ejExtract (イベントジャーナルの採取機能を有効にする)
障害解析に有効な内部情報(イベントジャーナル)を採取するかどうかを設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:有効にする)
ejSimpleCollection (イベントジャーナルの詳細化を行う)
イベントジャーナルで採取する情報を詳細形式にするかどうかを設定します。イベントジャーナルの採取時間やCPU使用率を減らしたい場合は本機能を無効にしてください。(既定値:詳細にしない)
ejFileSize (ファイルサイズ)
イベントジャーナルの採取情報を保存するファイルのサイズを2以上の整数で設定します。イベントジャーナルを多く採取したい場合はこのサイズを増やしてください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:MB, 既定値:10MB)
ejFileCount (バックアップファイル数)
イベントジャーナルの採取情報を保存するファイルのバックアップ数を0以上の整数で設定します。0を指定した場合は、同一のファイルにファイルサイズ以内で上書きで保存します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:0)
ejMaxLine (出力ファイルの最大行数)
イベントジャーナルを出力するファイルの行数の上限を7〜2147483647の整数で設定します。(既定値:30000行)
jnlExtract (ジャーナルの採取機能を有効にする)
性能および統計情報(ジャーナル)を採取するかどうかを設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:する)
jnlFileSize (ファイルサイズ)
ジャーナルの採取情報を保存するファイルのサイズを1〜1000の整数で設定します。(単位:MB, 既定値:10)
exceptionHandle (WebOTXで例外処理を行う)
例外発生時(OSからのシグナル受信時)に、WebOTXで例外処理を行うかどうかを設定します。OSのデバック情報(Windows環境でのワトソンログやUNIX環境でのcoreファイル)を出力させる場合は無効にします。この設定は、言語がJava以外のプロセスグループのみ有効です。(既定値:例外処理を行う)
watchServerUse (WatchServerを使用する)
WatchServerを使用するかどうかの設定を行います。有効にした場合、「名前サーバホスト名」で設定したサーバのWatchServerに対してオブジェクトリファレンスの登録・削除処理を行います。(既定値:使用しない)
state (状態)
TPシステムの起動状態です。
monitorAutoStart (TPシステムを監視する)
TPシステムを定期的に監視するかどうかを設定します。(既定値:監視する)
monitorGranularityPeriod (TPシステムの監視間隔)
TPシステムを監視する間隔を設定します。(既定値: 30000ミリ秒)
monitorRunningWaitPeriod (非アライブ状態の際にイベントを発生させる間隔)
監視対象リソースがアライブ中でない状態が続く場合にイベントを発生させる間隔を設定します。0を設定した場合イベントを発生しません。(既定値:0ミリ秒)
lastSamplingTime (最終情報採取時刻)
運用アシスタント機能が最後にTPシステムの稼動情報を採取した時間を表示します。
samplingIntvl (稼働情報の採取と設定更新の間隔)
TPシステムの稼働情報採取と、設定値の自動更新の間隔を設定します。ここで設定した時間を経過するたびにTPシステムの情報を採取し、自動更新の設定に応じて多重度や実行時間上限の推奨値算出および設定を行います。(単位:分、既定値:5)
minRcmdExeMax (実行時間の上限の推奨値の最小値)
実行時間の上限として運用アシスタントが算出する推奨値の最小値を設定します。ここで設定した値より小さな値が算出された場合、推奨値には設定されません。(単位:秒、既定値:60)
maxMultiProsess (多重度最適化支援機能で動的変更するプロセス数の最大値)
多重度最適化支援機能で変更するプロセス数の最大値を設定します。(既定値:5)
currentComponentCount (現在の総コンポーネント数)
現在のコンポーネントの総数を表示します。
currentInterfaceCount (現在の総インタフェース数)
現在のインタフェースの総数を表示します。
currentOperationCount (現在の総オペレーション数)
現在のオペレーションの総数を表示します。
currentProcCount (現在の総プロセス数)
現在のプロセスの総数を表示します。
currentThreadCount (現在の総スレッド数)
現在のスレッドの総数を表示します。
noUseOperationStats (オペレーションの統計情報を採取しない)
オペレーションの統計情報を採取するかどうかを指定します。オペレーションの統計情報を採取することで、統計情報の表示、監視や運用アシスタントによるオペレーションの監視を行うことができます。採取する場合は無効(false)、採取しない場合は有効(true)を設定してください。(既定値:採取する)
processStoleCheckIntvl (プロセスのストール監視間隔)
プロセスの初期化処理または終了処理のタイムアウト時間を設定します。プロセスの初期化・停止処理に長時間かかる場合、もしくはプロセスの初期化・停止処理に無応答となる異常を検知したい場合は、この設定を変更してください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:秒、既定値:600)
historyActCnt (history.actの1ファイルあたりの最大行数)
history.actの1ファイルあたりの最大行数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:行、既定値:10000)
historyActRotateNum (history.actのバックアップ世代数)
history.actのバックアップの世代数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10)
sysmsgTrcCnt (sysmsg.trcの1ファイルあたりの最大行数)
sysmsg.trcの1ファイルあたりの最大行数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:行、既定値:10000)
sysmsgTrcRotateNum (sysmsg.trcのバックアップ世代数)
sysmsg.trcのバックアップの世代数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10)
mempoolWarnRate (送受信用共有メモリ使用量の閾値)
送受信用共有メモリ使用量を監視し、警告を出す閾値を設定します。送受信用共有メモリ使用量が設定した閾値を超えた場合、イベントログ・シスログにWARNINGレベルで警告メッセージを出力します。0を指定した場合はメッセージを出力しません。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:%、既定値:90)
mempoolCheckIntvl (送受信用共有メモリサイズの閾値を超えてから次の警告を出すまでの時間)
送受信用共有メモリサイズの閾値を超えてから次の警告を出すまでの時間を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:3600秒)
over10MB (10MB以上の電文を使用する)
10MB以上の電文を使用するかどうかを指定します。有効にした場合は、メモリプールサイズの値の調整が必要です。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:使用する)
traceFilePreservationPeriod (トレースファイルの保存期間)
プロセスグループのトレースファイルの保存期間を設定します。ドメイン起動中にトレースファイルが指定した保存期間を超過すると、トレースファイルは削除されます。トレースファイルを削除しない場合は-1を指定してください。(単位:日、既定値:30)
managementNameOfDefaultWebModule (デフォルトWebモジュールの管理名)
デフォルトWebモジュールの管理名を設定します。配備したWebアプリケーションのコンテキストルートが「/」に設定されている場合に、この値を統計情報やアプリケーションの構成情報を変更する際に使用する管理名として使用します。変更を反映するには該当Webアプリケーションを再配備する必要があります。(既定値:otx-default-web-module)
immediateStopProcess (プロセス停止時の終了処理を行う)
プロセスの停止時に停止処理を行わずに即時停止するかどうかを指定します。
プロセスグループの後処理ではログ採取を行っているため、即時停止すると障害解析が困難になる可能性がありますのでご注意下さい。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:即時停止しない)
autoBindCorba (CORBAアプリケーションの配備時に自動でリファレンスを登録する)
CORBAアプリケーションのオブジェクトリファレンスを配備時に自動で登録するかどうかを指定します。この設定が有効の場合、WebOTXが既定値としているオブジェクト名で名前登録が行われます。この設定は次の配備から反映されます。(既定値:自動で登録しない)
eventProvider (イベント処理の可否)
チェックされている場合、管理対象内でのイベント発生時における通知(Notification)の発行処理が行われます。
checkOperationFinished (オペレーション実行中の停止操作をエラーとする)
オペレーション実行中はモジュールの停止や配備解除など停止を伴う操作をエラーにするかどうかを指定します。配備解除など停止を伴う動作時と平行してオペレーションが実行される環境や、すぐに完了するオペレーションを連続実行する環境では設定を有効にしないでください。(既定値:エラーにしない)
fixLogFileName (トレースファイル名を固定する)
トレースファイル名に固定IDを使用し、プロセスIDに関係なく固定するかどうかを指定します。外部のシステムでトレースファイルを監視する場合などにこの機能を使用できます。(既定値:固定しない)
applicationGroupAutoStartInterval (アプリケーショングループの起動間隔)
アプリケーショングループの自動起動間隔を指定します。(既定値:0秒)
differentCoreDirectory (Coreファイルの出力先)
Unixの場合に、Coreの出力先をAgentプロセスと異なるディレクトリにするかを指定します。(既定値:する)
collectTpmonitorTrace (TPモニタのログを採取する)
TPモニタのログを採取するかどうかを指定します。(既定値:ログを採取しない)
collectTpaTrace (TPAのログを採取する)
TPAのログを採取するかどうかを指定します。(既定値:ログを採取しない)
tpaReceiveTimeout (TPA受信タイムアウト)
TPAからの応答を受信する際のタイムアウト時間を指定します。(単位:秒、既定値:120)
tpmonitorTraceSize (TPモニタのログの最大ライン数)
TPモニタのログの最大行数を指定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値: 100000行)
tpaTraceSize (TPAのログの最大ライン数)
TPAのログの最大行数を指定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値: 100000行)
exceptdump (例外時のダンプ採取)
例外発生時にダンプを採取するかどうかを指定します。(既定値:採取する)
dumpcount (例外時のダンプ出力世代数)
例外発生時に出力するダンプファイルの世代数を指定します。(既定値:10)
detectSlowdownMode (スローダウン監視機能)
スローダウンを監視する機能を選択します。
WebOTXversion8.xとの互換を設定する場合、「運用アシスタント機能を使用する」を選択してください。
0: フェイルセーフ機能を使用する
1: 運用アシスタント機能を使用する(V8互換機能)
2: スローダウンを監視しない
stackTraceNumOnSlowdown (スタックトレース採取回数)
スローダウン、長期スローダウン発生時にスタックトレースを採取する回数を設定します。(既定値:3回)
watchServerHostName (WatchServerホスト名)
WatchServerが動作するホスト名を指定します。
watchServerPort (WatchServerポート番号)
WatchServerのポート番号を指定します。(既定値:5190)

操作の概要
start (システムの起動)
TPシステムを起動します。「起動タイムアウト」で設定した時間以内に起動が完了しない場合はタイムアウトします。ただしタイムアウト検知後も起動処理は継続するため、タイムアウトした後に起動が完了する場合があります。
stop (システムの停止)
TPシステムを停止します。「停止タイムアウト」で設定した時間以内に停止が完了しない場合はタイムアウトします。ただしタイムアウト検知後も停止処理は継続するため、タイムアウトした後に停止が完了する場合があります。
editEventJournal (イベントジャーナルとキュー滞留数の採取)
イベントジャーナルとキュー滞留数の採取を行います。
notifyMessage (サーバプロセスメッセージ通知)
サーバプロセスにメッセージを通知します。
deleteOldTraceFile (トレースファイルの削除)
TPシステムに属する全てのプロセスグループで、古いトレースファイルを削除します。
bindAllIor (一括名前登録)
名前サーバへの登録方式が永続的に設定されている、インタフェースに定義されたURLをすべて登録します。
unbindAllIor (一括名前登録解除)
名前サーバへの登録方式が永続的に設定されている、インタフェースに定義されたURLをすべて登録解除します。


属性の詳細
maxOpe (最大オペレーション数)

TPシステムで作成できるオペレーション数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10000)

詳細:
既に作成してあるオペレーションの数よりも少ない値にする事はできません。この数値はファクトリオペレーションとWebOTX Application Server内部オペレーション(1システムで5+プロセスグループ×7)も含んだ数にする必要があります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

maxProcess (最大プロセス数)

TPシステムで作成できるプロセス数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:100)

詳細:
既に作成してあるプロセスの数よりも少ない値にする事はできません。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
985

maxThread (最大スレッド数)

TPシステムで作成できるスレッド数の最大値を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:300)

詳細:
既に設定してあるスレッドの数よりも少ない値にする事はできません。また、TPシステム内の全プロセスグループの合計スレッド数よりも大きな値を設定する必要があります。

プロセスグループの各プロセスではスレッド数の設定で指定したスレッドの他にWebOTX Application Serverが内部で使用する3つのスレッドが動作するため、1つのプロセスグループで動作するスレッドの総数は、プロセス数*(スレッド数+予備スレッド数+3)となることに注意してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
9850

maxComponent (最大コンポーネント数)

TPシステムに登録できるコンポーネント数の最大値を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:1000)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
3844

maxInterface (最大インターフェース数)

TPシステムで登録できるインターフェース数の最大値を設定をします。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:2000)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
10000

memoryPool (送受信用共有メモリサイズ)

送受信用共有メモリのサイズを設定します。この設定は同時に実行できるリクエスト数や電文のサイズに影響し、不足すると全てのリクエスト処理がエラーとなります。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:32MByte(Windows (x86))/128MByte(Windows (x86)以外))

型:
java.lang.Integer
最小値:
4
最大値:
1024

processObstacleReboot (プロセス障害時の再起動回数)

プロセス障害時の再起動回数を設定します。1を設定した場合、再起動は行いません(既定値:5回)。

詳細:
例外などでプロセスが異常終了したとき、自動的にプロセスを再起動させる回数を1〜55000の整数で指定します。1を設定の場合、再起動は行わずすぐにプロセスグループが停止します。全てのプロセスグループに対してこの設定は有効となります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
55000

processNormalInterval (プロセスを正常と仮定する間隔)

プロセス正常と仮定しプロセス再起動回数をリセットするための間隔を秒単位で指定します。-1を指定した場合は、間隔は無制限となります。(既定値:3600秒)

詳細:
プロセス正常と仮定するための間隔を秒単位で指定します。この時間内にプロセスの異常終了が起こらなかった場合、そのプロセスは正常とみなされ、再起動回数はクリアされます。
-1を指定した場合は、間隔は無制限とします。上記再起動回数だけ再起動を終えるとプロセス再起動は行いません。全てのプロセスグループに対してこの設定は有効となります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
-1
最大値:
2147483647

operationRetry (オペレーションの再試行回数)

オペレーションの再試行回数を設定します。データベースのデッドロックの発生など、再試行が可能な障害が発生した場合に、APIを通してプロセスグループから再試行の指示があると、この設定で指定した回数を上限としてオペレーションを再試行します。-1を指定すると無限に再試行します。(既定値:-1)

詳細:
再試行回数がこの設定値を超えた場合は、オペレーションの実行は失敗します。
型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-99

tcpAlivecheck (TCPレイヤーのアライブチェックを行う)

OSのkeepaliveの機能を使って、TCPレイヤーでクライアントのアライブチェックを行う機能を有効にするかどうかを設定します。この機能はクライアントのアボートにより無効となってしまったセッションをクリアする場合に利用します。特に連続運用をする場合は設定が必要です。(既定値:アライブチェックを行う)

詳細:
この機能はOSに依存した機能のため、keepaliveの間隔はOSで設定した値が適用されます。

WebOTX Application ServerがWebサーバと通信を行う構成の場合は、本説明中のクライアントはWebサーバになることに注意してください。

運用管理コマンド(otxadmin)では「TCPレイヤーのアライブチェックを行う/行わない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

serverName (接続サーバ名)

クライアント(Webサーバ)がWebOTX Application Serverに接続するときに利用するサーバ名を指定します。(既定値:自ホスト名)

詳細:
クライアント(Webサーバ)がWebOTX Application Serverに接続するときに利用するサーバ名を127文字以内で指定します。サーバ名にはホスト名、IPアドレス、ドメイン付きホスト名のどれかを指定してください。クライアント側で実際にこの名前を用いてセッションの接続を行います。よってクライアント側で認識できる名前を指定してください。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
1
最大文字列長:
127

systemName (システム名)

TPシステムの名前です。

詳細:
TPシステムの名前です。ドメイン作成時に設定した名前は変更することはできません。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
1
最大文字列長:
8

systemID (システムID)

システムIDを設定します。システムIDはドメイン間で一意になるように設定してください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。

詳細:
この設定値は共有メモリの識別やラウンドロビン設定時のIDに使用されます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
100

nameSvHostName (名前サーバのホスト名)

オブジェクトリファレンスを登録する名前サーバのホスト名を127文字以内で指定します。ホスト名、IPアドレス、またはドメイン付きホスト名のいずれかで指定してください。別のサーバに構築した名前サーバを使用する場合に設定を変更します。(既定値:自ホスト名)

詳細:
アプリケーションで名前サーバへ登録を実行すると、ここで指定した名前サーバにオブジェクトリファレンスを登録します。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
1
最大文字列長:
127

nameSvPort (名前サーバのポート番号)

オブジェクトリファレンスを登録する名前サーバのポート番号を設定します。異なるドメインまたはサーバに構築した名前サーバを使用する場合に設定を変更します。0を指定した場合は、本ドメインで定義している名前サーバのポート番号を使用します。(既定値:0)

型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
65535

corbaError (CORBAエラーの詳細化を行う)

クライアントに返却するCORBAのエラーを詳細形式にするかどうかを設定します。(既定値:詳細にする)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「CORBAエラーの詳細化を行う/行わない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

ipv6enable (IPv6優先)

IPv6を優先的に使用します。この設定の変更はTPシステムの再起動が必要になります。(既定値:IPv4優先)

詳細:
この設定を変更すると、プロセスグループ起動時の動作も連動して変わります。ドメインのIPv6の設定(IPv6優先:ipv6-enable)と連動します。
型:
java.lang.Boolean

operationPriorityControl (重み付けオペレーション優先度制御)

重み付けオペレーション優先度制御を設定します。(既定値:0)

詳細:
重み付けラウンドロビン方式でオペレーションの優先度制御を行います。
0〜5の範囲で指定します。省略時の既定値は0となります。
重みは同じ優先度のオペレーションの繰返し数で指定します。
ある優先度のオペレーションが指定回数実行されていれば、まだ同じ優先度のオペレーションが存在しても次の優先度のオペレーションを実行します。
このような制御を各優先度に対して順番に繰返します。
数が大きいほうが、優先度の高いオペレーションを多く実行します。
0が指定された場合、重み付けラウンドロビン方式での制御を行いません。ある優先度のオペレーションの滞留が全て無くなってから、次の優先度のオペレーションを実行します。
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:

startTimeOut (起動タイムアウト)

システム起動タイムアウトの設定を秒単位で指定します。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします。(既定値:120秒)

詳細:
システム起動時要求のタイムアウト値を1以上の整数で設定してください。単位は秒です。指定した時間以内に起動要求が完了しない場合、起動要求はタイムアウトします。ただし起動処理はタイムアウトした後も行いますのでタイムアウトした後に起動が完了する場合があります。また、「アプリケーショングループの起動間隔」に設定されている値より下回った値を設定しないでください。タイムアウトした場合は状態を確認してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

stopTimeOut (停止タイムアウト)

システム停止タイムアウトの設定を秒単位で指定します。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします。(既定値:120秒)

詳細:
システム停止時要求のタイムアウト値を1以上の整数で設定してください。単位は秒です。指定した時間以内に停止要求が完了しない場合、停止要求はタイムアウトします。ただし停止処理はタイムアウトした後も行いますのでタイムアウトした後に停止が完了する場合があります。タイムアウトした場合は状態を確認してください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
2147483647

ejExtract (イベントジャーナルの採取機能を有効にする)

障害解析に有効な内部情報(イベントジャーナル)を採取するかどうかを設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:有効にする)

詳細:
オペレーションの実行の過程で起きる障害については、イベントジャーナルを追っていくことで、どこで障害が発生しているか調べることができます。また、イベントジャーナルではクライアントからの受信開始から応答の送信終了までを確認できるため、障害箇所がサーバ側なのかそうではないのか(ネットワークやクライアント側なのか)を切り分けることができます。

運用管理コマンド(otxadmin)では「イベントジャーナルの採取機能を有効にする/無効にする」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

ejSimpleCollection (イベントジャーナルの詳細化を行う)

イベントジャーナルで採取する情報を詳細形式にするかどうかを設定します。イベントジャーナルの採取時間やCPU使用率を減らしたい場合は本機能を無効にしてください。(既定値:詳細にしない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「イベントジャーナルの詳細化を行う/行わない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

ejFileSize (ファイルサイズ)

イベントジャーナルの採取情報を保存するファイルのサイズを2以上の整数で設定します。イベントジャーナルを多く採取したい場合はこのサイズを増やしてください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:MB, 既定値:10MB)

詳細:
イベントジャーナルはこのファイルサイズで上書き保存されます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
2
最大値:
2147483647

ejFileCount (バックアップファイル数)

イベントジャーナルの採取情報を保存するファイルのバックアップ数を0以上の整数で設定します。0を指定した場合は、同一のファイルにファイルサイズ以内で上書きで保存します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:0)

詳細:
イベントジャーナルはこのファイル数で上書き保存されます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
99999

ejMaxLine (出力ファイルの最大行数)

イベントジャーナルを出力するファイルの行数の上限を7〜2147483647の整数で設定します。(既定値:30000行)

詳細:
イベントジャーナルは[採取したイベントジャーナルの編集(editEventJournal)]オペレーションを実行すると、この行数を上限として複数のファイルに分割されて出力されます。
出力ファイル名は(システム名)_woejout(数字).logとなります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
7
最大値:
2147483647

jnlExtract (ジャーナルの採取機能を有効にする)

性能および統計情報(ジャーナル)を採取するかどうかを設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:する)

詳細:
ジャーナルはWebOTXの稼働状況を評価するための性能及び統計情報を各種レポートとして提供します。

運用管理コマンド(otxadmin)では「ジャーナルの採取機能を有効にする/無効にする」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

jnlFileSize (ファイルサイズ)

ジャーナルの採取情報を保存するファイルのサイズを1〜1000の整数で設定します。(単位:MB, 既定値:10)

詳細:
ジャーナルはこのファイルサイズで上書き保存されます。

この設定の変更はTPシステム起動時であっても行えますが、反映するためにはシステムを再起動する必要があります。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
1000

exceptionHandle (WebOTXで例外処理を行う)

例外発生時(OSからのシグナル受信時)に、WebOTXで例外処理を行うかどうかを設定します。OSのデバック情報(Windows環境でのワトソンログやUNIX環境でのcoreファイル)を出力させる場合は無効にします。この設定は、言語がJava以外のプロセスグループのみ有効です。(既定値:例外処理を行う)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「例外処理を行う/行わない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

watchServerUse (WatchServerを使用する)

WatchServerを使用するかどうかの設定を行います。有効にした場合、「名前サーバホスト名」で設定したサーバのWatchServerに対してオブジェクトリファレンスの登録・削除処理を行います。(既定値:使用しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「WatchServer を使用する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

state (状態)

TPシステムの起動状態です。

詳細:
状態と数値は以下の通りに対応します。
0:起動処理中
1:起動中
2:停止処理中
3:停止中
4:起動/停止処理失敗
型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
起動処理中
起動中
停止処理中
停止
起動停止処理失敗

monitorAutoStart (TPシステムを監視する)

TPシステムを定期的に監視するかどうかを設定します。(既定値:監視する)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「TPシステムを監視する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

monitorGranularityPeriod (TPシステムの監視間隔)

TPシステムを監視する間隔を設定します。(既定値: 30000ミリ秒)

型:
java.lang.Long
最小値:
500

monitorRunningWaitPeriod (非アライブ状態の際にイベントを発生させる間隔)

監視対象リソースがアライブ中でない状態が続く場合にイベントを発生させる間隔を設定します。0を設定した場合イベントを発生しません。(既定値:0ミリ秒)

型:
java.lang.Long
最小値:
0

lastSamplingTime (最終情報採取時刻)

運用アシスタント機能が最後にTPシステムの稼動情報を採取した時間を表示します。

型:
java.lang.String

samplingIntvl (稼働情報の採取と設定更新の間隔)

TPシステムの稼働情報採取と、設定値の自動更新の間隔を設定します。ここで設定した時間を経過するたびにTPシステムの情報を採取し、自動更新の設定に応じて多重度や実行時間上限の推奨値算出および設定を行います。(単位:分、既定値:5)

詳細:
ここで設定された値はオペレーションジャーナルの最小編集単位となります。
型:
java.lang.Integer
値の範囲:
1-1440

minRcmdExeMax (実行時間の上限の推奨値の最小値)

実行時間の上限として運用アシスタントが算出する推奨値の最小値を設定します。ここで設定した値より小さな値が算出された場合、推奨値には設定されません。(単位:秒、既定値:60)

型:
java.lang.Integer

maxMultiProsess (多重度最適化支援機能で動的変更するプロセス数の最大値)

多重度最適化支援機能で変更するプロセス数の最大値を設定します。(既定値:5)

詳細:
運用アシスタントは、この値を超えてプロセスグループのプロセス多重度を設定することはありません。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
1000

currentComponentCount (現在の総コンポーネント数)

現在のコンポーネントの総数を表示します。

型:
java.lang.Integer

currentInterfaceCount (現在の総インタフェース数)

現在のインタフェースの総数を表示します。

型:
java.lang.Integer

currentOperationCount (現在の総オペレーション数)

現在のオペレーションの総数を表示します。

詳細:
この数値はファクトリオペレーションとWebOTX Application Server内部オペレーション(1システムで5+プロセスグループ×6(プロセスグループの種類がJ2EE、CORBA Javaの場合7))を含みます。
型:
java.lang.Integer

currentProcCount (現在の総プロセス数)

現在のプロセスの総数を表示します。

型:
java.lang.Integer

currentThreadCount (現在の総スレッド数)

現在のスレッドの総数を表示します。

詳細:
プロセスグループ内のプロセスごとにWebOTX Application Server内部で使用するスレッドが3つあるため、各プロセスグループで使用するスレッド数は設定したスレッド数+予備スレッド数+3×プロセス数となります。
型:
java.lang.Integer

noUseOperationStats (オペレーションの統計情報を採取しない)

オペレーションの統計情報を採取するかどうかを指定します。オペレーションの統計情報を採取することで、統計情報の表示、監視や運用アシスタントによるオペレーションの監視を行うことができます。採取する場合は無効(false)、採取しない場合は有効(true)を設定してください。(既定値:採取する)

詳細:
統計情報を採取しない場合は、コマンドもしくはツールで運用アシスタントを使用しないようにTPシステムのプロパティを変更して下さい。これにより運用アシスタントの機能を使用できなくなります。変更はドメイン再起動後に有効になります。

運用管理コマンド(otxadmin)では「オペレーションの統計情報を採取しない/する」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

processStoleCheckIntvl (プロセスのストール監視間隔)

プロセスの初期化処理または終了処理のタイムアウト時間を設定します。プロセスの初期化・停止処理に長時間かかる場合、もしくはプロセスの初期化・停止処理に無応答となる異常を検知したい場合は、この設定を変更してください。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:秒、既定値:600)

詳細:
プロセスグループの属性"スレッドの初期化時間の上限"で設定した時間はこの時間に含まれません。設定値がTPシステムの属性"プロセスを正常と仮定する間隔"より長い場合、TPシステムの属性で指定した"プロセス障害時の再起動回数"に関係なく無限ループします。また、オペレーションが通常でも長時間の場合(DBアクセス等)は、APループの値を極端に短くすると意図せずオペレーションが中断します。
型:
java.lang.Integer

historyActCnt (history.actの1ファイルあたりの最大行数)

history.actの1ファイルあたりの最大行数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:行、既定値:10000)

詳細:
ログが指定行数に達すると上書きで出力を行います。世代数を2以上の値に設定している場合は、世代数が設定値に達すると古いファイルから上書き出力が行われます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
10
最大値:
2147483647

historyActRotateNum (history.actのバックアップ世代数)

history.actのバックアップの世代数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10)

詳細:
history.actの出力が指定行数に到達するかTPシステムが起動した時にバックアップが作成され、設定値まで世代切り替えを行います。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
99

sysmsgTrcCnt (sysmsg.trcの1ファイルあたりの最大行数)

sysmsg.trcの1ファイルあたりの最大行数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:行、既定値:10000)

詳細:
ログが指定行数に達すると上書きで出力を行います。世代数を2以上の値に設定している場合は、世代数が設定値に達すると古いファイルから上書き出力が行われます。
型:
java.lang.Integer
最小値:
10
最大値:
2147483647

sysmsgTrcRotateNum (sysmsg.trcのバックアップ世代数)

sysmsg.trcのバックアップの世代数を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:10)

詳細:
sysmsg.trcの出力が指定行数に到達するかTPシステムが起動した時にバックアップが作成され、設定値まで世代切り替えを行います。
型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
99

mempoolWarnRate (送受信用共有メモリ使用量の閾値)

送受信用共有メモリ使用量を監視し、警告を出す閾値を設定します。送受信用共有メモリ使用量が設定した閾値を超えた場合、イベントログ・シスログにWARNINGレベルで警告メッセージを出力します。0を指定した場合はメッセージを出力しません。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(単位:%、既定値:90)

型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
100

mempoolCheckIntvl (送受信用共有メモリサイズの閾値を超えてから次の警告を出すまでの時間)

送受信用共有メモリサイズの閾値を超えてから次の警告を出すまでの時間を設定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:3600秒)

詳細:
送受信用共有メモリサイズに関する警告メッセージ(TPS15-01323)を出力してから、次回出力するまでの時間を設定します。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
2147483647

over10MB (10MB以上の電文を使用する)

10MB以上の電文を使用するかどうかを指定します。有効にした場合は、メモリプールサイズの値の調整が必要です。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:使用する)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「10MB以上の電文を使用する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

traceFilePreservationPeriod (トレースファイルの保存期間)

プロセスグループのトレースファイルの保存期間を設定します。ドメイン起動中にトレースファイルが指定した保存期間を超過すると、トレースファイルは削除されます。トレースファイルを削除しない場合は-1を指定してください。(単位:日、既定値:30)

型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-999

managementNameOfDefaultWebModule (デフォルトWebモジュールの管理名)

デフォルトWebモジュールの管理名を設定します。配備したWebアプリケーションのコンテキストルートが「/」に設定されている場合に、この値を統計情報やアプリケーションの構成情報を変更する際に使用する管理名として使用します。変更を反映するには該当Webアプリケーションを再配備する必要があります。(既定値:otx-default-web-module)

型:
java.lang.String

immediateStopProcess (プロセス停止時の終了処理を行う)

プロセスの停止時に停止処理を行わずに即時停止するかどうかを指定します。
プロセスグループの後処理ではログ採取を行っているため、即時停止すると障害解析が困難になる可能性がありますのでご注意下さい。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値:即時停止しない)

詳細:
プロセスを即時停止する場合、アプリケーショングループ、プロセスグループ、アプリケーション停止時の後処理をおこなわないため、停止時間が短縮されます。

運用管理コマンド(otxadmin)では「プロセス停止時の終了処理を行う/行わない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

autoBindCorba (CORBAアプリケーションの配備時に自動でリファレンスを登録する)

CORBAアプリケーションのオブジェクトリファレンスを配備時に自動で登録するかどうかを指定します。この設定が有効の場合、WebOTXが既定値としているオブジェクト名で名前登録が行われます。この設定は次の配備から反映されます。(既定値:自動で登録しない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「自動登録する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

eventProvider (イベント処理の可否)

チェックされている場合、管理対象内でのイベント発生時における通知(Notification)の発行処理が行われます。

型:
java.lang.Boolean

checkOperationFinished (オペレーション実行中の停止操作をエラーとする)

オペレーション実行中はモジュールの停止や配備解除など停止を伴う操作をエラーにするかどうかを指定します。配備解除など停止を伴う動作時と平行してオペレーションが実行される環境や、すぐに完了するオペレーションを連続実行する環境では設定を有効にしないでください。(既定値:エラーにしない)

詳細:
運用管理コマンド(otxadmin)では「オペレーション実行中の停止操作をエラーとする/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

fixLogFileName (トレースファイル名を固定する)

トレースファイル名に固定IDを使用し、プロセスIDに関係なく固定するかどうかを指定します。外部のシステムでトレースファイルを監視する場合などにこの機能を使用できます。(既定値:固定しない)

詳細:
この設定が有効の場合、トレースファイル名は"プロセスグループ名.固定ID"になります。
この設定が無効の場合、トレースファイル名は"プロセスグループ名.PID"になります。

運用管理コマンド(otxadmin)では「トレースファイル名を固定する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

applicationGroupAutoStartInterval (アプリケーショングループの起動間隔)

アプリケーショングループの自動起動間隔を指定します。(既定値:0秒)

詳細:
アプリケーショングループの起動間隔を指定します。
複数アプリケーションが同時に起動することにより、
一時的なリソース不足になる場合は、本指定で起動間隔の調整を行ってください。

複数のアプリケーショングループの自動起動を設定した場合、
自動起動される順番は以下のファイルに
記述されているアプリケーショングループ名順です。

<ドメインのルートディレクトリ>/config/tpsystem/autoup.cnf

自動起動時はアプリケーショングループ数 * 設定された間隔で起動されます。
合計値が「起動タイムアウト」に設定されている値より上回る値を設定しないでください。
型:
java.lang.Integer
最小値:
0
最大値:
2147483646

differentCoreDirectory (Coreファイルの出力先)

Unixの場合に、Coreの出力先をAgentプロセスと異なるディレクトリにするかを指定します。(既定値:する)

詳細:
Windowsでは本設定の値にかかわらず、OSの指定した出力先に固定されます。
Unixでは設定を有効にしている場合、以下のディレクトリにcoreファイルが出力されます。

${Instanceroot}/logs/tpsystem

運用管理コマンド(otxadmin)では「Coreファイルの出力先をAgentプロセスと異なるディレクトリにする/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

collectTpmonitorTrace (TPモニタのログを採取する)

TPモニタのログを採取するかどうかを指定します。(既定値:ログを採取しない)

詳細:
ログは以下のパスに固定で出力されます。
${Instanceroot}/logs/tpsystem/tpmonitor.trc

運用管理コマンド(otxadmin)では「TPモニタのログを採取する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

collectTpaTrace (TPAのログを採取する)

TPAのログを採取するかどうかを指定します。(既定値:ログを採取しない)

詳細:
ログは以下のパスに固定で出力されます。
${Instanceroot}/logs/tpsystem/tpadmd.trc

運用管理コマンド(otxadmin)では「TPAのログを採取する/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

tpaReceiveTimeout (TPA受信タイムアウト)

TPAからの応答を受信する際のタイムアウト時間を指定します。(単位:秒、既定値:120)

詳細:
TPA受信、停止時のタイムアウト値を1以上の整数で設定してください。指定した時間以内に応答ない場合、エラーが出力されます。
型:
java.lang.Integer

tpmonitorTraceSize (TPモニタのログの最大ライン数)

TPモニタのログの最大行数を指定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値: 100000行)

詳細:
ログが指定ラインに達したら再帰出力を行います。
型:
java.lang.Integer

tpaTraceSize (TPAのログの最大ライン数)

TPAのログの最大行数を指定します。この設定の変更はTPシステム起動時に行うとエラーになります。(既定値: 100000行)

詳細:
ログが指定ラインに達したら再帰出力を行います。
型:
java.lang.Integer

exceptdump (例外時のダンプ採取)

例外発生時にダンプを採取するかどうかを指定します。(既定値:採取する)

詳細:
「採取する」指定時、例外ハンドルの指定に関係なく、例外時のダンプファイル採取が可能です。

運用管理コマンド(otxadmin)では「例外時のダンプ採取をする/しない」をtrue/falseで設定します。
型:
java.lang.Boolean

dumpcount (例外時のダンプ出力世代数)

例外発生時に出力するダンプファイルの世代数を指定します。(既定値:10)

詳細:
-1を指定した場合、無制限となります。
型:
java.lang.Integer
値の範囲:
-1,1-2147483647

detectSlowdownMode (スローダウン監視機能)

スローダウンを監視する機能を選択します。
WebOTXversion8.xとの互換を設定する場合、「運用アシスタント機能を使用する」を選択してください。
0: フェイルセーフ機能を使用する
1: 運用アシスタント機能を使用する(V8互換機能)
2: スローダウンを監視しない

型:
java.lang.Integer
値の有効範囲:
フェイルセーフ機能を使用する
運用アシスタント機能を使用する(V8互換機能)
スローダウンを監視しない

stackTraceNumOnSlowdown (スタックトレース採取回数)

スローダウン、長期スローダウン発生時にスタックトレースを採取する回数を設定します。(既定値:3回)

型:
java.lang.Integer
最小値:
0

watchServerHostName (WatchServerホスト名)

WatchServerが動作するホスト名を指定します。

詳細:
省略した場合は、名前サーバのホスト名と同じ値で動作します。
型:
java.lang.String
最小文字列長:
0
最大文字列長:
127

watchServerPort (WatchServerポート番号)

WatchServerのポート番号を指定します。(既定値:5190)

型:
java.lang.Integer
最小値:
1
最大値:
65535

操作の詳細
start (システムの起動)

TPシステムを起動します。「起動タイムアウト」で設定した時間以内に起動が完了しない場合はタイムアウトします。ただしタイムアウト検知後も起動処理は継続するため、タイムアウトした後に起動が完了する場合があります。

詳細:
起動中に起動を実行した場合はエラーとなります。
戻り値:
void
引数:
なし

stop (システムの停止)

TPシステムを停止します。「停止タイムアウト」で設定した時間以内に停止が完了しない場合はタイムアウトします。ただしタイムアウト検知後も停止処理は継続するため、タイムアウトした後に停止が完了する場合があります。

詳細:
停止中に停止を実行した場合はエラーとなります。
戻り値:
void
引数:
なし

editEventJournal (イベントジャーナルとキュー滞留数の採取)

イベントジャーナルとキュー滞留数の採取を行います。

詳細:
イベントジャーナルとキュー滞留数を採取します。採取した情報は
(システム名)_woejout(番号).log [イベントジャーナル]
quewrt.log [キュー滞留数]
というファイル名で以下のディレクトリに出力します。

(ドメインのルートディレクトリ)/logs/tpsystem/logcollect/<日時10桁(yymmddhhmm)>
戻り値:
void
引数:
maxLine - java.lang.Integer
イベントジャーナルを編集する際の出力ファイルの最大行数を7〜2147483647の整数で指定します。
設定しなかった場合はTPシステムの属性で設定した出力ファイルの最大行数となります。
値の範囲:
7-2147483647

generation - java.lang.String
採取するイベントジャーナルの世代数を指定します。
値の有効範囲:
現在稼動しているシステム
1世代前
2世代前
3世代前


notifyMessage (サーバプロセスメッセージ通知)

サーバプロセスにメッセージを通知します。

詳細:
messageで指定したメッセージをサーバプロセスに通知し、プロセス内のオブジェクトのコールバックAPIを呼び出します。該当システムの全プロセスに対して通知、プロセス内の全オブジェクトに対してコールバックを呼び出します。なお本コマンドはサーバプロセスに通知を行った時点で完了します。よって通知により実行されるコールバックAPIの結果を待ちません。
戻り値:
void
引数:
message - java.lang.String
通知メッセージを指定します。
長さの範囲:
1-128


deleteOldTraceFile (トレースファイルの削除)

TPシステムに属する全てのプロセスグループで、古いトレースファイルを削除します。

戻り値:
void
引数:
なし

bindAllIor (一括名前登録)

名前サーバへの登録方式が永続的に設定されている、インタフェースに定義されたURLをすべて登録します。

詳細:
The reference of the object is generated from URL information set in property, and it registers in the name server. Please refer to the return value of woiorgen, woiorbind, and woiorunbind that exists in operation by the command in case of 150 - 249 exitcode when the error occurs.
戻り値:
void
引数:
なし

unbindAllIor (一括名前登録解除)

名前サーバへの登録方式が永続的に設定されている、インタフェースに定義されたURLをすべて登録解除します。

詳細:
Information registered in the name server is deleted. Please refer to the return value of woiorgen, woiorbind, and woiorunbind that exists in operation by the command in case of 150 - 249 exitcode when the error occurs.
戻り値:
void
引数:
なし