名称
     change-admin-password - 管理者パスワードの変更

形式
     change-admin-password --user admin_user  [	 --terse=false	]
     [	--echo=false  ]	 [ --host localhost ]  [ --port	6212 ]	[
     --secure |	-s ]

説明
     change-admin-passwordコマンドは、admin-realmに登録された
     ユーザのパスワードを変更します。
     change-admin-passwordサブコマンドは対話形式です。
     古い管理者パスワードの入力、新しい管理者パスワードの入力、お
     よび新しい管理者パスワードの確認がユーザーに求められるからで
     す。新しいパスワードは8文字以上にしてください。

     パスワードを空白にすると、セキュリティ保護された管理が有効な
     場合に、このコマンドは失敗します。

     セキュリティ上の目的から、管理者権限を持つ、パス ワー
     ドで保護されたユーザー・アカウントを作成してください。このア
     カウントを作成するには、create-file-userまたは管 理 コ ン
     ソールを使用します。

     複数の管理者が構成されている場合は、otxadminコマンドを--user
     オプションとともに実行して、そのユーザーのパスワードを変更す
     る必要があります。詳細は、このヘルプ・ページの例を参照してく
     ださい。

     このコマンドは、ローカル・モードおよびリモート ・モードでサ
     ポー ト さ れ ま す。 --domaindirオプションまたは
     --domain_nameオプションが指定されている場合、 change-admin-
     passwordコマンドは、ローカル・モードで動作します。オプション
     が指定されていない場合、change-admin-passwordコマンドは、 最
     初に リモード・モードで動作を試行します。オプションが未指定
     で、ドメインに接続できなかった場合、change-admin-passwordサ
     ブコマンドは、--domaindirオプションおよび--domain_nameオプ
     ションのデフォルト値を使用してローカル・モードで動作します。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
	   --userオプションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
	   ド。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
	   6212です。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
	   します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
	   はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ
	   ル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され
	   た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
	   です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
	   を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
	   ションが指定されている場合のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
	   めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
	   ます。既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
	   プロンプトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
	   信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か
	   確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ
	   ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確
	   認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --domaindir
	   --domain_nameオプションで指定したドメインの親ディレ ク
	   ト リを指定します。このオプションを使用すると、change-
	   admin-passwordサブコマンドがローカル・モードで動作しま
	   す。

     --domain_name
	   管理ユーザーのドメインを指定します。

	   --domaindirオプションで指定したディレクトリ
	   に ドメインが1つのみ含まれる場合、このオプションは必須
	   ではありません。

使用例
     例1: change-admin-passwordの使用法

     otxadmin> change-admin-password --user admin
     Please enter the old admin	password>
     Please enter the new admin	password>
     Please enter the new admin	password again>
     Command change-admin-password executed successfully.

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗

関連事項
 create-file-user(1)