名称
     create-admin-object - 指定されたJNDI名による管理された オ ブ
     ジェクトの追加

形式
     create-admin-object [  --user  admin_user	]   [  --password
     admin_password ]  [ --host	host_name ]  [ --port port_number
     ]	[ --protocol=rmi|jmxmp ]  [ --passwordfile filename ]	[
     --encrypted=true|false  ]	 [  --terse=true|false	]   [  --
     echo=true|false  ]	  [  --interactive=true|false  ]   [   --
     secure=true|false	]  [ --legacy=true|false ]  [ --help ]	-
     -restype aorestype	 --raname  resource_adapter_name    [  --
     enabled=true|false	 ]   [ --description text ]  [ --property
     name=value[:name=value]* ]	 jndi_name

説明
     提供されたJNDI名で、Enterprise Information	Server(メッセージ
     プ	ロバイダー等)に特有の管理されたオブジェクトを作成します。
     リソースアダプタはJavabeanのように管理されたオブジェクトを出
     します。アプリケーションプログラムはJNDI名を使って管理された
     オブジェクトを探し、messaging style特有のAPIを使ってそのオブ
     ジェクトを使用します。

     管理されたオブジェクトを作成する前に、リソースアダプタを配備
     し、--ranameオプションを使ってそれを指定してください。このコ
     マンドはリモートモードでのみ使用できます。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
	   --userオプションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
	   ド。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
	   6212です。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
	   します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
	   はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ

	   ル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され
	   た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
	   です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
	   を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
	   ションが指定されている場合のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
	   めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
	   ます。既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
	   プロンプトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
	   信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か
	   確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ
	   ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確
	   認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --restype
	   ra.xmlファイルのリソースアダプタで定義されているような
	   管理されたオブジェクトリソースタイプ。これはリソースア
	   ダプタ(ra.xml)の配備ディス ク リ プ タ の adminobject-
	   interface設定にある値と同じです。

     --raname
	   配備されたリソースアダプタのモジュール名。アプ リ ケー
	   ショ	ン に埋め込まれたリソースアダプタの場合、ranameは
	   appname#ranameとなります。

     --enabled
	   リソースが動作中に有効化されるかどうかを決定します。既
	   定値はtrueです。

     --description
	   コネクションプールのテキスト記述

     --property
	   admin object	java beanのプロパティの名前 と 値。 admin
	   object java beanはリソースアダプタの配備ディスクリプタ
	   (ra.xml)のadminobject-classで指定される。

オペランド
     jndi_name
	   作成される管理オブジェクトのJNDI名

使用例
     例1: create-admin-objectの使用法

     javax.jms.Queueリソースタイプはrar.xmlファイルから入手 し ま
     す。このコマンドを実行する前にjmsraを配備してください。

     otxadmin> create-admin-object --user admin --password adminadmin
     --restype javax.jms.Queue --raname	jmsra --property Name=sample_jmsqueue jms/samplequeue
     Command create-admin-object executed successfully

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗

関連事項
 delete-admin-object(1) list-admin-objects(1)