名称
     generate-diagnostic-report	- アプリケーションサーバの不具 合
     の調査を助けるレポートを作成します。

形式
     generate-diagnostic-report	 [ --outputfile	 zip_file_name	]
     [	--user	admin_user ]  [	--password admin_password ]  [ --
     host  host_name  ]	   [   --port	port_number   ]	   [   --
     protocol=rmi|jmxmp	 ]   [	--passwordfile	filename  ]  [ --
     encrypted=true|false  ]   [  --terse=true|false  ]	   [   --
     echo=true|false   ]   [  --interactive=true|false	]   [  --
     secure=true|false ]  [ --legacy=true|false	]  [ --help ]	[
     --local=true|false	]  [ --reportid	reportid ]  [ --targetdir
     local_dir_path ]  target

説明
     このコマンドは、アプリケーションサーバのインストール時の情報
     や、設定、ログの詳細な情報を含んだアーカイブファイル(zipファ
     イル)を作成します。このレポートは、ドメインを対象としてい ま
     す。収集した情報は、例外やパフォーマンスのボトルネック、予期
     しない結果などの、アプリケーションサーバの不具合の調査を助け
     ます。このコマンドはリモートモードとローカルモードの両方で使
     用できます。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
	   --userオプションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
	   ド。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
	   6212です。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
	   します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
	   はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ
	   ル。

     --encrypted

	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され
	   た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
	   です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
	   を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
	   ションが指定されている場合のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
	   めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
	   ます。既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
	   プロンプトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
	   信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か
	   確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ
	   ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確
	   認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --outputfile
	   クライアントマシンにおいて、出力したいファイル名を絶対
	   パスで指定して下さい。

     --reportid
	   任意の言葉を入力して、テキストレポートに出力できます。

     --local
	   trueを指定した場合、generate-diagnostic-reportは、ロー
	   カルモードで実行され、ローカルに限られた情報を収集しま
	   す。

     --targetdir
	   このオプションは、ローカルモードの時のみ使用されます。
	   この値は、コマンドを実行するドメインの親ディレクトリ名
	   になります。このオプションは、ドメインがディフォルトパ
	   スにない場合に使用して下さい。

オペランド
     target:
	   ドメイン名を指定して下さい。

使用例
     例1: generate-diagnostic-reportの使用法(リモート)

     otxadmin> generate-diagnostic-report domain1

     Report File : D:WebOTXomainsomain1iagnostic-reportsomain1_2008-5-26_17-5-5_report.zip
     診断レポートに含まれた情報の詳細は同名のテキストファイルを参照してください。
     !!注意!!
     生成された診断レポート(アーカイブファイル)内に含まれるファイルには、
     ユーザ情報やマシン情報などが含まれる場合があります。
     診断レポートを WebOTX AS 問い合わせ窓口へ送付された場合、
     調査担当部隊では問題解決の目的にのみレポート内の情報を参照し、問題解決後は速やかにレポートを破棄します。
     コマンド generate-diagnostic-report は正常に実行されました。

     例2: generate-diagnostic-reportの使用法(ローカル)

     otxadmin> otxadmin	generate-diagnostic-report --local=true	domain1

     Report File : D:WebOTXomainsomain1iagnostic-reportsomain1_2008-5-26_17-5-5_report.zip
     診断レポートに含まれた情報の詳細は同名のテキストファイルを参照してください。
     !!注意!!
     生成された診断レポート(アーカイブファイル)内に含まれるファイルには、
     ユーザ情報やマシン情報などが含まれる場合があります。
     診断レポートを WebOTX AS 問い合わせ窓口へ送付された場合、
     調査担当部隊では問題解決の目的にのみレポート内の情報を参照し、問題解決後は速やかにレポートを破棄します。
     コマンド generate-diagnostic-report は正常に実行されました。

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗