名称
     generate-jvm-report - 指定されたインスタンスサーバのためのス
     レッド、クラス、およびメモリを表示します。

形式
     generate-jvm-report [  --user  admin_user	]   [  --password
     admin_password ]  [ --host	host_name ]  [ --port port_number
     ]	[ --protocol=rmi|jmxmp ]  [ --passwordfile filename ]	[
     --encrypted=true|false  ]	 [  --terse=true|false	]   [  --
     echo=true|false  ]	  [  --interactive=true|false  ]   [   --
     secure=true|false	]  [ --legacy=true|false ]  [ --help ]	[
     --apgroup=apgroup_name ]  [  --pgroup=pgroup_name	]   [  --
     type=summary|memory|class|thread ]

説明
     このコマンドはスレッド(スタックトレースのダンプ)、クラス及
     びメモリを示します。このコマンドはアプリケーションサーバイン
     スタンスプロセス、およびJava EEプロセスグループ内のプロセ ス
     に	対 し て 動作します。従来の方法(アプリケーションサーバに
     ctrl+breakまたはkill -3の発行)に代わりスレッドダンプを取 得
     します。対象のプロセスが起動されていない場合は、このコマンド
     は失敗します。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
	   --userオプションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
	   ド。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
	   6212です。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
	   します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
	   はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ
	   ル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され

	   た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
	   です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
	   を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
	   ションが指定されている場合のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
	   めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
	   ます。既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
	   プロンプトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
	   信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か
	   確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ
	   ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確
	   認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --apgroup
	   対象のアプリケーショングループ名を指定します。

     --pgroup
	   対象のプロセスグループ名を指定します。プロセスグループ
	   のモジュールの種類はJava EEでなければなりません。

     --type
	   取得したいレポートのタイプを指定してください。

	      o	 summary, スレッド、クラスやメモリの概要につい て
		 表示します。

	      o	 memory, 対象のアプリケーションサーバの、ヒープメ
		 モリ・非ヒープメモリ、メモリプールやガーベジコレ
		 クションについての情報を表示します。

	      o	 class,	対象のアプリケーションサーバのロードお よ
		 びアンロードされたクラスのカウント情報を表示しま
		 す。

	      o	 thread, 対象のアプリケーションサーバの、全スレッ

		 ドの動作情報、およびスレッド毎のスタックトレース
		 情報(=スレッドダンプ)を表示します。

オペランド
     target
	   情報取得の対象となるサーバ(Javaプロセス)の名前を指定し
	   ます。デフォルト値はserverです。プロセスグループ内のプ
	   ロセスを情報取得の対象とする場合は、--apgroup お よ び
	   --pgroup  オプションを指定した上でそのプロセスIDを指定
	   するか、<アプリケーショングループ名>-<プロセスグループ
	   名 >-< プ ロセスID> という形式でサーバの名前を指定しま
	   す。

使用例
     例1: generate-jvm-report commandの使用法

     otxadmin> generate-jvm-report --user admin	--passwordfile passwords.txt
     --type summary server
     Operating System Information:
     Name of the Operating System: Linux
     Binary Architecture name of the Operating System: i386, Version:
     2.6.9-22.ELsmp
     Number of processors available on the Operating System: 2
     ...
     user.language = en
     user.name = root
     user.timezone = America/Los_Angeles
     user.variant =
     webotx.funcid = agent
     wojta.useEJB = true

     コマンド generate-jvm-report は正常に実行されました。

     例2: generate-jvm-reportの使用法 (Java EEプロ セ ス グ
     ループ内のプロセスを対象、オプションを併用)

     otxadmin> generate-jvm-report --user admin	--passwordfile passwords.txt
     --type summary --apgroup apg --pgroup pg 12345

     例3: generate-jvm-reportの使用法 (Java EEプロ セ ス グ
     ループ内のプロセスを対象、オペランドに全てのパラメータを規定
     の形式で指定)

     otxadmin> generate-jvm-report --user admin	--passwordfile passwords.txt
     --type summary apg-pg-12345

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗