名称 move-jmsdest-messages - 送信先メッセージの移動 形式 move-jmsdest-messages [ --user admin_user ] [ --password admin_password ] [ --host host_name ] [ --port port_number ] [ --protocol=rmi|jmxmp ] [ --passwordfile filename ] [ --encrypted=true|false ] [ --terse=true|false ] [ -- echo=true|false ] [ --interactive=true|false ] [ -- secure=true|false ] [ --legacy=true|false ] [ --help ] [ --msgmovetype=normal|redeliver|expired ] [ --msgmovedur durable_name ] [ --msgmovecid client_id ] [ --selector selector ] [ --originaldest originaldest ] destname tar- getdest 説明 送信先のメッセージ移動や、不達メッセージの再配信を行います。 このコマンドはリモートモードでのみ使用できます。 メッセージの移動を行う場合は、あらかじめ、移動元と移動先の送 信先を一時停止しておく必要があります。 オプション -u --user ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。 既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、 --userオプションの指定は不要です。 -w --password ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー ド。 -H --host ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。 -p --port ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は 6212です。 --protocol ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択 します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値 はrmiです。 -W --passwordfile ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ ル。 --encrypted ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ ションが指定されている場合のみ有効です。 -t --terse trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。 -e --echo trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され ます。既定値はfalseです。 -I --interactive true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の プロンプトを表示します。 -s --secure trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通 信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。 --legacy trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か 確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確 認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。 --help コマンドのヘルプを表示します。 --msgmovetype 移動元がキューの場合に、移動対象とするメッセージタイプ を 指 定します。移動元がトピックの場合は無視されます。 normalは通常メッセージ、redeliverは不達メッセージ(元の 送信先に戻して、再度配信したいような場合に利用します。 )、expiredは有効期限切れメッセージが移動対象にな り ま す。既定値はnormalです。 --msgmovedur 移動元の永続サブスクリプション名を指定します。移動元が トピックの場合は、--msgmovecidとともに指定が必要です。 --msgmovecid 移動元のクライアントIDを指定します。移動元がトピックの 場合は、--msgmovedurとともに指定が必要です。 --selector 移動対象メッセージを抽出するためのセレクタを指定 し ま す。移動元がキューの場合にのみ有効です。移動元がトピッ クの場合は無視されます。 --originaldest メッセージの移動対象が、不達メッセージ、または、有効期 限切れメッセージの場合に、どの送信先から転送されたメッ セージを対象とするかを指定します。省略した場合は、移動 先 と同じです。「*」を指定した場合は、すべての送信先が 対象となります。 オペランド destname 移動元の送信先名を指定します。 targetdest 移動先の送信先名を指定します。 使用例 例1: move-jmsdest-messagesの使用法 メッセージの移動を行う場合は、あらかじめ、移動元と移動先の送 信先を一時停止しておく必要があります。この例では、次のように MyQueue1とMyQueue2を一時停止します。 otxadmin> invoke --legalname server.jms-service.jms-physical-destination.MyQueue1.pause ALL otxadmin> invoke --legalname server.jms-service.jms-physical-destination.MyQueue2.pause ALL その後、メッセージを移動します。 otxadmin> move-jmsdest-messages --msgmovetype normal --user admin --password adminadmin --host localhost --port 6212 MyQueue1 MyQueue2 送信先MyQueue1の通常メッセージが、送信先MyQueue2へ移動 し ま す。 終了ステータス 0 コマンド実行成功 1 コマンド実行失敗 関連事項 list-jmsdest-messages(1)