ドメイン外のObject Brokerサービス起動について

事象説明

デフォルトのドメイン(domain1)とドメイン外でのObject Brokerサービスのポート番号設定が 同一のものになっているため、設定を変更せずに同時に動作させた場合にポート番号の競合が 発生し、Object Brokerのサーバ類の起動に失敗します。

一見、この状態でも正常に動作しているように見えますが、実際には色々な問題が発生するため、 ポート番号の競合を解消する必要があります。 この状態で運用を行うと、登録したはずのオブジェクトが参照できなくなる。 ドメイン外のサービスを停止させるとデフォルトのドメイン(domain1)のObject Brokerサービスが 使用できなくなる、ドメインの停止が正常に行えない等の問題が発生します。

状況の確認方法
回避方法

ドメイン外でのObject Broker(ObjectSpinner)サービスの起動が不要である場合には、自動起動しないようにしてください。
通常、WebOTXバージョン6以降の版ではドメイン外のObjectSpinnerサービス起動は不要になっています。

ドメイン外でObject Brokerサービスを起動する必要がある場合にはポート番号が重複しないように設定してください。

復旧方法
  1. ドメインを停止する
  2. ドメイン外のObject Broker(ObjectSpinner)サービスを停止する
  3. ドメイン外とドメイン(domain1)のポート番号を重複しないように設定しなおす
  4. (起動する必要がある場合)ドメイン外のObject Broker(ObjectSpinner)サービスを起動する
  5. ドメインを起動する
  6. ログにエラーが出力されていないことを確認する

    ※ ドメイン外のサービスを先に停止させてしまうと、ドメイン内部で起動されたプロセスが大量に 残ってしまう場合がありますので注意してください。
予防のための対策

運用を開始する前にドメイン外でObject Brokerサービスを起動させる必要があるか確認を行った上でで ドメイン外のサービス起動の設定を行ってください。 通常、WebOTXバージョン6以降の版ではドメイン外のObjectSpinnerサービス起動は不要で、 デフォルトではドメイン外のサービスは自動起動しない設定になっています。


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