プロセス突然終了への対応

事象説明
    次のような例外が発生した場合や操作を行った場合、プロセスグループのプロセスでは障害が検出されず、プロセスが突然終了します。

状況の確認方法
    イベントログまたはsyslogの確認

      リクエスト実行中にプロセスグループのプロセスが突然終了した場合、以下のメッセージが出力されます。
      OTXM:<システム名>::<プロセスID>: W:13:TPS15-01107 Process abnormal end. PID=[<プロセスID>], class[<プロセスグループ名>], ped[<アプリケーショングループ名>.ped]
      
    history.actの確認
      TPS15-01217 Get SIGCHLD. pid=<プロセスID>,exit=<プロセス終了コード>, termsig=<シグナル番号>, …
      TPS15-01107 Process abnormal end. PID=[<プロセスID>], class[<プロセスグループ名>], ped[<アプリケーショングループ名>.ped]
      
採取資料
復旧方法
    WebOTXの機能により、プロセスグループのプロセスは自動で再起動するため、対処不要です。プロセスの再起動回数の上限を越えると、プロセスグループが停止状態になりますが、この場合はプロセスグループを起動してください。
予防のための対策
ファイルサイズ上限を解除する方法
    UNIX系OSを使用している場合、ファイルサイズ上限(既定値2GB)により、2GB以上のファイルサイズのcoreを出力することができない可能性があります。 2GB以上のファイルを出力したい場合はOSのulimitコマンドまたはlimitコマンドを使用して、core のシステム制限の最大サイズを増加してください。
    ulimitコマンドまたはlimitコマンドについてはOSのマニュアルをご覧ください。
    システム制限の最大サイズ変更後は、WebOTXを再起動してください。

その他
    Windows OSでは、OSの設定により、例外発生時のOS側の挙動を設定することができます。
    例外発生のダイアログが画面に出力されることがありますが、このダイアログは例外を起こしたプロセスの処理の延長で表示されるため、ダイアログを閉じるまで、例外が発生したプロセスは終了しません。プロセスが終了しない場合、WebOTXの機能でプロセスを再起動できないため、自動復旧しません。
    OSの設定により、例外発生時にダイアログを表示させない運用を推奨します。OSの設定であるため、WebOTX以外のプロセスに対する影響を考慮してください。

関連情報