配備に関する注意・制限事項について説明します。
リソース参照の設定で、認証タイプがコンテナであるものは、必ずその詳細設定を入力してください。
コンテナによる永続性を持つEntity Beanは、配備操作の前に永続化用のSQL文を設定しておいてください。
アプリケーションのファイル名や表示名に空白文字、2バイト文字は使えません。
この現象はStandard、Enterpriseにおいて発生します。モジュールに対して開始あるいは停止処理を行うためには、プロセスグループが開始完了している必要があります。次のような場合にはプロセスグループの開始に時間がかかり、そのためプロセスグループが開始完了していないのにモジュールの開始/停止処理が実行されて、エラーになることがあります。
エラーが発生した場合には、統合運用管理ツールなどからプロセスグループの開始完了を確認できた後、再度モジュールに対する開始を実行してください。
これはStandard、Enterpriseにおける制限です。EJBの場合、リモートインターフェース、リモートホームインターフェースに定義されたメソッド、CORBAの場合は、IDLの1つのインターフェース定義内に定義されたオペレーションの数が2704を超える場合は配備に失敗します。これらのモジュールを作成する際は、この数を超えないようにインターフェースを分割して下さい。
再配備に失敗した場合、以前に配備されていたアプリケーションが配備解除された状態になる場合があります。再配備前の状態に戻すには、以前に配備されていたアプリケーションを配備しなおしてください。
この現象はStandard、Enterpriseにおいて発生します。モジュールを停止状態で配備した場合は、プロセスグループ開始後にモジュールを開始した後、一旦モジュールを停止し、再度モジュールを開始してください。
Standard、Enterpriseが該当します。運用管理ツールなどから、配備済みのWebアプリケーションのコンテキストルートを変更すると、正常に動作しなくなります。もし変更してしまった場合、再度もとのコンテキストルートに設定しなおしてください。
これはJDKのCORBAのライブラリの不具合に起因しています。
Webコンテナの動作モードがスタンダードモードの場合、EJBを含むwarを配備するとEJBの参照に失敗します。スタンダードモードでは、EJBを含むwarの配備はサポートしていません。
Standard、EnterpriseにおいてWebモジュールとEJBモジュールで構成されるJava EEアプリケーションを開始した際に、Webモジュールのロードでエラーが発生した場合、次回からの開始処理に失敗することがあります。エラーが発生した場合は、Java EEアプリケーションが登録されているプロセスグループを一旦停止した後に開始させ、その後にJava EEアプリケーションを停止して下さい。
プロセスグループでホットスワップ機能を有効にするには、プロセスグループの「その他の引数」に以下の引数を追加する必要があります。
※ ${INSTALL_ROOT}はWebOTX ASのインストールディレクトリに置換してください。
-javaagent:${INSTALL_ROOT}/lib/deployment/hotswap-agent.jar
詳細は [ ドメイン構築・基本設定ガイド > 5. アプリケーション > 5.4. 配備、再配備と置換 > 5.4.3. Java EEのアプリケーションの配備/再配備 > 5.4.3.7. ホットスワップ機能を利用したアプリケーションの更新] を確認してください。
warの中に@javax.jws.HandlerChainアノテーションを使用したクラスが含まれる場合、以下のエラーログが出力されます。
component referenced from annotation symbol cannot be found symbol: javax.jws.HandlerChain location: class <クラス名>
このメッセージは、Webサービスの定義が見つからなかったことを示していますが、正常時にもこのメッセージが出力されるという制限事項があります。Webサービスの定義を確認して問題が無ければ、このエラーログは無視してください。