7.2. IDLデータ型とHTMLタグの対応表

メソッドのパラメータとマッピング可能なHTMLタグの対応表を以下に示します。
TABLEタグとのマッピングについては、「TABLEタグのマッピング」を参照してください。

通常、基本型の1つの変数値と、1つのHTMLタグをマッピングします。
IDLデータ型が基本型以外の場合(array、struct、sequence等)は、基本型に分解してマッピングします。
値の配列とHTMLタグをマッピングできるのは、IDLデータ型がarray、sequenceのときのみです。下記の表でマッピング種別「配列」は、IDLデータ型がarray、sequenceの場合のマッピングを表します。

「引数設定」ダイアログの「HTML(JSP)のフィールド名」プルダウンメニューには、マッピング可能なHTMLタグのNAME属性値のみが入っています。

入力引数とHTMLタグの対応

基本型

マッピング種別(変数値/配列

割り当て可能フィールド(HTMLタグ)

INPUT

SELECT

TEXTAREA

TEXT

CHECKBOX

PASSWORD

RADIO

IMAGE

HIDDEN

SUBMIT

RESET

string

wstring

変数

 

 

配列


 








boolean

変数










配列






 





octet

short

unsigned short

long

unsigned long

long long

unsigned long long

float

double

変数






配列










CHECKBOXについて
CHECKBOX(INPUTタグのTYPE属性にCHECKBOXを指定)にbooleanの入力引数をマッピングした場合、INPUTタグのVALUE属性は true でなければなりません。

CHECKBOX(INPUTタグのTYPE属性にCHECKBOXを指定)にstringまたはwstringの入力引数をマッピングした場合、以下の値が入力引数に渡されます。

CHECKBOX のINPUTタグのVALUE属性値の値
RADIOボタンについて
RADIOボタン(INPUTタグのTYPE属性にRADIOを指定)にstringまたはwstringの入力引数をマッピングした場合、以下の値が入力引数に渡されます。

RADIOボタンのINPUTタグのVALUE属性値の値
SUBMITボタンについて
SUBMITボタン(INPUTタグのTYPE属性にSUBMITを指定)にstringまたはwstringの入力引数をマッピングした場合、以下の値が入力引数に渡されます。

SUBMITボタンのINPUTタグのVALUE属性値の値
プルダウンメニューまたはリスト(SELECTタグ)について
・string、wstringまたはoctetなどの数値の変数をマッピングした場合
プルダウンメニューまたはリストで選択された要素が一つである場合、選択された要素に対応するOPTIONタグのVALUE属性値が入力引数に渡されます。選択された要素が複数の場合、選択された要素のOPTIONタグのVALUE属性値をカンマ「,」でつなげた文字列が渡されます。

・string、wstringまたはoctetなどの数値の配列をマッピングした場合
プルダウンメニューまたはリストで選択された要素のOPTIONタグのVALUE属性値それぞれが、配列の要素として入力引数に渡されます。

 

出力引数および戻り値とHTMLタグの対応

基本型

マッピング種別(変数値/配列

割り当て可能フィールド(HTMLタグ)

INPUT

SELECT

TEXTAREA

OTXJSPKEY

TEXT

CHECKBOX

PASSWORD

RADIO

IMAGE

HIDDEN

SUBMIT

RESET

string

wstring

変数

 

配列


 


 







boolean

変数











配列












octet

short

unsigned short

long

unsigned long

long long

unsigned long long

float

double

変数






配列











CHECKBOXについて
CHECKBOX(INPUTタグのTYPE属性にCHECKBOXを指定)にbooleanの出力引数をマッピングした場合、以下のようにHTMLに出力されます。
出力引数の値が「true」である場合、INPUTタグにCHECKED属性が付く。「true」以外の場合には、INPUTタグにはCHECKED属性は付かない。

CHECKBOX(INPUTタグのTYPE属性にCHECKBOXを指定)にstringまたはwstringの出力引数をマッピングした場合、以下のようにHTMLに出力されます。
出力引数の値が、INPUTタグのVALUE属性値と同じである場合、INPUTタグにCHECKED属性が付く。VALUE属性値と異なる場合には、CHECKED属性は付かない。
RADIOボタンについて
RADIOボタン(INPUTタグのTYPE属性にRADIOを指定)にstringまたはwstringの出力引数をマッピングした場合、以下のようにHTMLに出力されます。
出力引数の値が、INPUTタグのVALUE属性値と同じである場合、INPUTタグにCHECKED属性が付く。VALUE属性値と異なる場合には、CHECKED属性は付かない。

ただし、テーブルの列にあるRADIOボタンを列単位でマッピングした場合は、以下のようにHTMLに出力されます。
出力引数の値が、それぞれのRADIOボタンのVALUE属性値に設定される。
プルダウンメニューまたはリスト(SELECTタグ)について
・string、wstringまたはoctetなどの数値の変数をマッピングした場合
出力引数の値と一致するVALUE属性値を持つOPTIONタグにSELECTED属性が付く。一致しない場合には、変わらない。

・string、wstringまたはoctetなどの数値の配列をマッピングした場合
出力引数の配列の要素が、一つずつプルダウンメニューまたはリストの要素(OPTIONタグ)として出力される。
メンバが二つの構造体の配列をマッピングした場合は、最初のメンバの値が OPTIONタグの VALUE属性値に設定され、二つ目のメンバの値が表示文字列として出力される。