本編では、VISコネクタが出力するメッセージについて詳細に説明します。
VISコネクタが生成したコネクタAPが出力するメッセージには、「コネクタAPのトレース」と「通信ライブラリのトレース」があります。コネクタAP動作中に発生した障害や動作状況はこれらのトレースに出力されます。
コネクタAPが「コネクタAPのトレース」として出力するメッセージについて説明します。
Java版
YYYY/MM/DD HH:MM:SS.xxx|xxx: Error: VISCON:Code = 0x〜 : メッセージ
以下のディレクトリに出力されます
${ドメインディレクトリ}/logs/tpsystem/${アプリケーショングループ名}/${プロセスグループ名}
通信ライブラリのトレースを取得するには、サーバAPデザイナで生成したコンポーネント定義の「TraceActive」でトレース取得有無を指定します。また、必要に応じてトレースファイル名やトレース取得レベルの指定を行ってください。 詳細は、「コネクタ定義ファイルの設定」を参照してください。
出力する情報には、テキスト形式とバイナリ形式の2種類があります。
Java版
//テキスト形式
99/01/22 11:21:46:012 ----- OLF_TX_REQ
conf/non-conf=0, seq=3, replyseq=0
//バイナリ形式
99/01/22 11:21:46:022 ----- SendData(Data) DataSize = 61 --------0------- 4------- 8------- C------- 0---4---8---C--- 00000 41514141 41410002 40001102 00000360 AQAAAA..@......` 00010 00040000 01000300 00000C40 0700D0CE ...........@.... 00020 E8CE3A8C 79690340 0080FFFF 08000A00 ..:.yi.@........ 00030 00004230 42304230 42304230 00 ..B0B0B0B0B0.【テキスト形式】
- 日時(ミリ秒単位まで)に指定したタイトルを付けて出力します。
- 指定したテキストを出力します。
- 通常のオペレーションやエラー情報を出力します。
【バイナリ形式】
- 日時(ミリ秒単位まで)に指定したタイトル、データサイズを付けて出力します。
- 表示位置(メモリ)を出力します。
- 指定したデータをダンプイメージとテキストイメージで16バイト毎に出力します。
- 送受信データなどのバイナリデータを出力します。
トレースファイル名を絶対パスで指定した場合は、指定した場所に指定したファイル名で出力します。ファイル名のみが指定された場合は、指定したファイル名で以下のディレクトリ配下に出力されます。
Java版
${ドメインディレクトリ}/logs/tpsystem/${アプリケーショングループ名}/${プロセスグループ名} 配下