7. Transactionサービス

Transactionサービスを利用する際の注意制限事項について説明します。

7.1. 注意事項

7.1.1. JavaアプリケーションからC++アプリケーションやWebOTXV6.2以前のアプリケーションを呼び出す場合について

Javaアプリケーション内でトランザクションを実行する際の性能向上を行っています。これにより、Javaアプリケーション内でトランザクションを開始して、C++アプリケーションやWebOTX V6.2以前のJavaアプリケーションを呼び出す場合にエラーとなる場合があります。この場合、呼び出し元に以下のプロパティを設定してください。
プロパティ名
NOPropagationOptimize true

7.1.2. V8.1以前のWeb Editionからその他のEdition製品やV8.2以降のWebOTXASに移行する場合について

V8.1以前のWeb Editionから、その他のEdition製品やV8.2以降のWebOTX ASに移行する場合、Transactionサービスのライフサイクルモジュールを無効にすることはできません。 無効にした場合、Transactionサービスと依存関係を持つJava EEサーバの起動に失敗します。

7.2. 制限事項

7.2.1. クライアントアプリケーションからのデータベースアクセスについて

Transactionサービスを利用したクライアントアプリケーション内ではデータベースにアクセスできません。サーバアプリケーションからデータベースにアクセスしてください。

7.2.2. トレースビューア GUIツール(trcview.exe)について

トレースビューア GUIツール(trcview.exe) の[トレースのフィルタ] と[トレース表示設定] ダイアログからヘルプは表示されません。 ヘルプを参照する場合は[ヘルプ]メニューの[目次]を選択してください。

7.2.3. トランザクション識別子のリスト表示について

次のコマンドで MOの種別「TSTxInfo」、MO名が「トランザクション識別子」(例:0209210086910000) のリストを表示できません。
otxadmin> list server.transactionservice.tstxlist.*

7.2.4. モニタリングレベルの変更について

Transactionサービス(JTA)統計情報を取得する場合、モニタリングレベルを変更後、ドメインを再起動してください。