JMSの注意・制限事項について説明します。
otxadmin> invoke server.jms-service.updateJmsDestinations
otxadmin> set server.resources.jms-resource.jms-connection-factory.<JNDI名>.property.MessageServiceAddressList=<wojmsBrokerHostName>:<wojmsBrokerHostPort>/ssljms
otxadmin> set server.jms-service.property.instance-name=<JMSサーバインスタンス識別子>
# wojmscmd resume bkr -u admin -p adminadmin -otxdomain <ドメイン名>
otxadmin> set server.resources.connector-resource.<JNDI名>.use-jmx-agent=true
WebOTX V6 以降では性能向上のため、通信プロトコルを中心に、大幅な実装変更を行いました。
このため、WebOTX V5 と WebOTX V6 以降では、ライブラリレベルでの
相互接続性はありません。
ただし、アプリケーションレベルでは、次項の WebOTX 拡張機能を使用していなければ、 そのまま利用することができます。
WebOTX V5 で作成したアプリケーションにおいて、次に示す API を利用している場合には 新しい API
への修正が必要となります。
WebOTX V5 の互換コマンドは提供しておりません。以下のコマンドをご利用ください。
otxadmin> start-jms停止 :
otxadmin> stop-jms
otxadmin> create-jmsdest削除 :
otxadmin> delete-jmsdest一覧 :
otxadmin> list-jmsdest
otxadmin> set server.jms-service.loglevel=DEBUG
wojmsusermgr update -u admin -p adminadmin -otxdomain domain1
WebOTX V5 のプロパティファイルの変更点について説明します。
JMS 標準では実装依存となっている DUPS_OK_ACKNOWLEDGE 確認応答モードの実装を WebOTX V5
から変更しています。
WebOTX V5 では AUTO_ACKNOWLEDGE 確認応答モード相当の実装 (1件単位に確認応答を発行)
でしたが、WebOTX V6 以降では 10 件単位に確認応答を発行します。
V8.11より、JMSリソースアダプタで利用するコネクタコネクションプールのプールオブジェクトを変更しています。JMSリソースアダプタを利用してJMSサーバとのコネクションを取得する場合、次の点に注意してください。
otxadmin> set server.jms-service.property.wojmsConnectionPooling=false
プロパティ名 | 説明 | V8以前 | V9 |
---|---|---|---|
wojms.jms.tcp.port | JMSのコネクションサービスポート番号 | 0(動的) | 9701 |
wojms.admin.tcp.port | 管理用のコネクションサービスポート番号 | 0(動的) | 9702 |
wojms.ssljms.tls.port | JMSのSSLコネクションサービスポート番号 | 0(動的) | 9703 |
wojms.ssladmin.tls.port | 管理用のSSLコネクションサービスポート番号 | 0(動的) | 9704 |
wojms.cluster.port | JMSサーバクラスタ用のコネクションサービスポート番号 | 0(動的) | 9705 |
jarファイル | 備考 |
---|---|
${AS_INSTALL}/lib/wo-client.jar | JMS、JNDI関連、コンパイル/実行時 |
${AS_INSTALL}/wojms/lib/wojms.jar | JMS関連、コンパイル/実行時 |