名称
     detect-config-difference - ドメイングループに所属するドメイ
     ン間での設定差異の検出

形式
     detect-config-difference [ --user admin_user ] [ --password 
     admin_password ] [ --host host_name ] [ --port port_number ]
      [ --protocol=rmi|jmxmp ] [ --passwordfile filename ] [ --
     encrypted=true|false ] [ --terse=true|false ] [ --echo=true|
     false ] [ --interactive=true|false ] [ --secure=true|false ]
      [ --legacy=true|false ] [ --help ] [ --includes includes ] 
     [ --excludes excludes ] group_name

説明
     detect-config-differenceはドメイングループに所属するドメイン
     間で設定情報の比較を行います。ドメイン間で設定情報に差分が生
     じている場合、その差分リストが次の形式で表示されます。<ホス
     ト名> : <ドメイン名> : <設定名> : <設定値> : <マスタとなるド
     メイン上の設定値>ただし、ドメインの設定を変更した際は、本コ
     マンドを実行する前にrefresh-management-objectsを実行して設定
     を反映させてください。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場合は、--userオ
	   プションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパスワード。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定値は6212です
	   。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択します
	   。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化されたパス
	   ワードを利用する場合に指定します。既定値はfalseです。暗号化
	   されたパスワードの生成にはencryptコマンドを使用してください
	   。このオプションはpasswordfileオプションが指定されている場合
	   のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のための簡
	   潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示されます。
	   既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用のプロン
	   プトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通信に
	   SSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か確認し
	   ます。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であればV9の動作を
	   行います。falseの場合は接続先のサーバを確認せずにV9の動作を
	   行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --includes
	   設定差異検出の対象を <管理対象名> もしくは <管理対象名>.* の
	   形式で指定します。“.*”を付与した場合、その配下の管理対象に
	   ついても対象に含まれます。

     --excludes
	   設定差異検出を行わない対象を <管理対象名> もしくは <管理対象
	   名>.* の形式で指定します。“.*”を付与した場合、その配下の管
	   理対象についても除外されます。

オペランド
     group_name
	   ドメイングループ名を指定します。

使用例
     例1: detect-config-differenceの使用法

     otxadmin> detect-config-difference --user admin --password adminadmin 
     	--host bluestar --port 6272 --includes .* --excludes server.applications.* dg1
     	==================================================================
     	[<HOST_NAME>, <DOMAIN_NAME>, <ATTRIBUTE>, <VALUE>, <MASTER_VALUE>]
     	==================================================================
     	[bluestar, domain1, tpsystem.applicationGroups.apg.processGroups.pg.processCount, 2, 1]
     	[bluestar, domain1, server.ejb-container.pool-resize-quantity, 10, 8]
     	[bluestar, domain1, server.java-config.max-heap-size, 256m, 192m]
     	[bluestar, domain1, server.log-service.module-log-levels.admin, DETAIL, CONFIG]
         コマンド detect-config-difference は正常に実行されました。

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗

関連事項
 refresh-management-objects(1)