4.4.6 インタフェースリポジトリ


 
4.4.6.1. CORBA::IRObjectクラス
 
4.4.6.2. CORBA::Containedクラス
 
4.4.6.3. CORBA::Containerクラス
 
4.4.6.4. CORBA::IDLTypeクラス
 
4.4.6.5. CORBA::Repositoryクラス
 
4.4.6.6. CORBA::ModuleDefクラス
 
4.4.6.7. CORBA::ConstantDefクラス
 
4.4.6.8. CORBA::TypedefDefクラス
 
4.4.6.9. CORBA::StructDefクラス
 
4.4.6.10. CORBA::UnionDefクラス
 
4.4.6.11. CORBA::EnumDefクラス
 
4.4.6.12. CORBA::AliasDefクラス
 
4.4.6.13. CORBA::PrimitiveDefクラス
 
4.4.6.14. CORBA::StringDefクラス
 
4.4.6.15. CORBA::WstringDefクラス
 
4.4.6.16. CORBA::FixedDefクラス
 
4.4.6.17. CORBA::SequenceDefクラス
 
4.4.6.18. CORBA::ArrayDefクラス
 
4.4.6.19. CORBA::ExceptionDefクラス
 
4.4.6.20. CORBA::AttributeDefクラス
 
4.4.6.21. CORBA::OperationDefクラス
 
4.4.6.22. CORBA::InterfaceDefクラス

名前

CORBA::IRObject::def_kind

- リポジトリ・オブジェクトの種類を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、リポジトリ・オブジェクトの種類を返します。
CORBA::DefinitionKindは以下のように表される列挙値です。

戻り値

リポジトリ・オブジェクトの種類を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::IRObject::destroy - リポジトリ・オブジェクトの削除

形式

機能説明

本オペレーションはリポジトリ・オブジェクトを削除します。対象となるリポジトリ・オブジェクトが別のリポジトリ・オブジェクトを包含している場合、それらも同時に削除します。

戻り値

ありません。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::id - 識別子の属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションはグローバルな識別子を参照または変更します。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

戻り値

CORBA::RepositoryId CORBA::Contained::id()は識別子を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::name - 名前の属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、オブジェクトの名前を参照または変更します。この名前はスコープ内でユニークな名前です。

nameは、オブジェクトの名前を表す文字列です。

戻り値

CORBA::Identifier CORBA::Contained::name()は名前を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::version

- Containedオブジェクトのバージョンを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::Containedオブジェクトのバージョンを参照または変更します。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はCORBA::Identifierのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

戻り値

CORBA::VersionSpec CORBA::Contained::version()はバージョンを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::defined_in

- Containedオブジェクトが属しているContainerを表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containedオブジェクトが属しているCORBA::Containerオブジェクトを返します。

戻り値

CORBA::Containedオブジェクトが属しているCORBA::Containerオブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::absolute_name

- Containedオブジェクトの絶対スコープ名を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::Containedオブジェクトの絶対スコープ名を返します。絶対スコープ名は“::”で区切られた1個または複数個の識別子からなる文字列でリポジトリで一意な識別子です。

戻り値

CORBA::Containedオブジェクトの絶対スコープ名を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::containing_repository

- Containedオブジェクトが属しているリポジトリ・オブジェクトを

表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::Containedオブジェクトが属しているリポジトリ・オブジェクトを返します。

戻り値

CORBA::Containedオブジェクトが属しているリポジトリ・オブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::describe - インターフェース情報の表示

形式

機能説明

本オペレーションは、自分自身のインターフェース情報をCORBA::Contained::Description構造体で返します。CORBA::Contained::Description構造体の定義は以下のとおりです。

戻り値

インターフェース情報をany型を含んだデータで返します。実際にanyに入るデータ構造の定義は導出インターフェースのIDL定義に依ります。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Contained::move - Containedオブジェクトの移動

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::Containedオブジェクトをnew_containerで指定する別のContainerに移動します。移動した後はnew_nameの名前かつnew_versionのバージョンになります。

new_containerは移動後に属するContainerオブジェクトです。

new_nameは移動後の名前を表すconst文字列です。

new_versionは移動後のバージョンを表すconst文字列です。

戻り値

ありません。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Container::lookup

- スコープ名による内包するオブジェクトの検索

形式

機能説明

本オペレーションは、内包しているオブジェクトをスコープ名で検索します。

search_nameには検索対象となるオブジェクトのスコープ名を指定します。

戻り値

検索されたオブジェクトへのポインタを返します。一致するオブジェクトがない場合は、nilオブジェクトのリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Container::contents - 内包するオブジェクトの一覧

形式

機能説明

本オペレーションは、Containerが内包する(直接定義されたものだけでなくて継承されたものも含みます)オブジェクトのリストを返します。

limit_typeは、返すインターフェースの型をCORBA::DefinitionKindで指定します。

CORBA::DefinitionKindは以下のように表される列挙値です。

exclude_inheritedは次のいずれかを指定します。

1 継承されたオブジェクトは返さない

0 継承されたオブジェクトも返す

戻り値

見つかったオブジェクトのリストを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Container::lookup_name

- 単純名による内包するオブジェクトの検索

形式

機能説明

本オペレーションは、内包しているオブジェクトを、単純名で検索します。

search_nameは検索対象のオブジェクトの名前を指定します。

levels_to_searchは検索対象のオブジェクトの内包のレベルを指定します。-1を指定すると現在のオブジェクトとこれを内包するすべてのオブジェクト、1を指定すると現在のオブジェクトのみを検索します。

limit_typeは、返すインターフェースの型をCORBA::DefinitionKindで指定します。

CORBA::DefinitionKindは以下のように表される列挙値です。

exclude_inheritedは次のいずれかを指定します。

1 継承されたオブジェクトは返さない

0 継承されたオブジェクトも返す

戻り値

検索されたオブジェクトへのポインタを返します。一致するオブジェクトがない場合は、nilオブジェクトのリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Container::describe_contents - 内包するオブジェクトの情報一覧

形式

機能説明

本オペレーションは、Containerが内包する(直接定義されたものだけでなくて継承されたものも含みます)オブジェクトの詳細な情報一覧をCORBA::Container::Description構造体のシーケンスで返します。

つまり、contentsオペレーションとdescribeオペレーションを組み合わせたオペレーションです。

limit_typeは、返すインターフェースの型をCORBA::DefinitionKindで指定します。

CORBA::DefinitionKindは以下のように表される列挙値です。

exclude_inheritedは次のいずれかを指定します。

1 継承されたオブジェクトは返さない

0 継承されたオブジェクトも返す

max_returned_objsは返されるオブジェクトの数を指定します。-1を指定すると、すべてのcontainedを返します。

戻り値

見つかったオブジェクトの詳細情報のリストを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Container::create_module - ModuleDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::ModuleDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::RepositoryオブジェクトもしくはCORBA::ModuleDefオブジェクトのときに有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

戻り値

作成したCORBA::ModuleDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_constant - ConstantDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトCORBA::ConstantDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

typeは新たに作成するオブジェクトのデータ型を表すオブジェクトです。

valueは新たに作成するオブジェクトが持つ値です。

戻り値

作成したCORBA::ConstantDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_struct - StructDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::StructDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

membersは構造体のメンバを表すCORBA::StructMember構造体のシーケンスです。CORBA::StructMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

作成したCORBA::StructDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_union - UnionDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::UnionDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

discriminator_typeは新たに作成するオブジェクトにおいて各型を識別するために用いる型を示すオブジェクトです。

membersは共用体のメンバを表すCORBA::UnionMember構造体のシーケンスです。CORBA::UnionMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

作成したCORBA::UnionDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_enum - EnumDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::EnumDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

membersは列挙型のメンバを表すCORBA::Identifierのシーケンスです。

戻り値

作成したCORBA::EnumDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_alias - AliasDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::AliassDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

original_typeは元の型を示すオブジェクトです。

戻り値

作成したCORBA::AliasDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_interface - InterfaceDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::InterfaceDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::RepositoryオブジェクトもしくはCORBA::ModuleDefオブジェクトのときに有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

base_interface継承インタフェースを表すオブジェクトのシーケンスです。

is_abstractには常に0を渡します。


戻り値

作成したCORBA::InterfaceDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連事項

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::Container::create_exception - ExceptionDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::Containerを継承したオブジェクトにCORBA::ExceptionDefオブジェクトを作成します。このオペレーションはCORBA::Repositoryオブジェクト, CORBA::ModuleDefオブジェクトおよびCORBA::InterfaceDefオブジェクトのいずれにおいても有効です。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成するオブジェクトの名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

membersは各例外を表すCORBA::StructMember構造体のシーケンスです。CORBA::StructMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

作成したCORBA::ExceptionDefのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::IRObject::destroy


名前

CORBA::IDLType::type - IDLTypeの型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::IDLTypeオブジェクトが保持している値の型を返します。

戻り値

CORBA::IDLTypeオブジェクトが保持している値の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::lookup_id - Containedオブジェクトの検索

形式

機能説明

本オペレーションは、Containedオブジェクトを検索します。

search_idは、検索対象のリポジトリIDです。

戻り値

検索対象のリポジトリIDに対応したオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::get_primitive

- 基本データ型を表すオブジェクトの獲得

形式

機能説明

本オペレーションは、kindで表される基本データ型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

kindは各基本型を表す列挙値CORBA::PrimitiveKindです。

戻り値

基本データ型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::create_string - StringDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはboundで表される長さの文字列型を表すオブジェクトを作成します。

boundはunsigned longの値で、0よりも大きくなければなりません。

戻り値

作成された文字列型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::create_wstring - WstringDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはboundで表される長さのワイド文字列型を表すオブジェクトを作成します。

boundはunsigned longの値で、0よりも大きくなければなりません。

戻り値

作成されたワイド文字列型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::create_sequence - SequenceDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはelement_typeで表される型で長さboundのシーケンスを表すオブジェクトを作成します。

boundはunsigned longの値です。

element_typeはシーケンスの型を表すオブジェクトです。

戻り値

作成されたシーケンス型を表すのオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::create_array - ArrayDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションはelement_typeで表される型で大きさmembersの配列を表すオブジェクトを作成します。

memnberはunsigned longの値です。

element_typeは配列の型を表すオブジェクトです。

戻り値

作成された配列型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::create_fixed - FixedDefオブジェクトの作成

形式

機能説明

本オペレーションは10進数でdigits桁で、そのうち小数点以下がscale桁と表されるfixed型を表すリポジトリ・オブジェクトを作成します。

digitsは1から31の間でなければなりません。

戻り値

作成されたfixed型を表すオブジェクトリファレンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::Repository::lock - インタフェースリポジトリのロック(Object Broker固有)

形式

機能説明

本オペレーションはインタフェース情報を登録/削除するときに第三者が別のインタフェースを登録/削除してしまわないようにロックします。もし、既にロックされていたときはenvにOb_AnotherLockedが返ります。本オペレーションはインタフェースリポジトリにインタフェース情報を登録/削除するオペレーションを呼ぶ前に必ず呼び出す必要があります。もし、ロックを確認せずにインタフェース情報の登録/削除を行った場合はインタフェースリポジトリ内のデータは保証しません。

戻り値

ありません。

エラー

既にロックされているときはOb_AnotherLockedがthrowされます。それ以外のときはCORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::Repository::unlock

注意

Ob_AnoterLockedがthrowされたときはインタフェースを登録または削除するオペレーションは絶対に呼んではいけません。

アプリケーション終了前に必ずCORBA::Repository::unlockを呼んでください。


名前

CORBA::Repository::unlock - インタフェースリポジトリのロック解除(Object Broker固有)

形式

機能説明

本オペレーションはインタフェースリポジトリのロックを解除します。

戻り値

ありません。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::Repository::lock


名前

CORBA::ConstantDef::type - IDLTypeの型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、CORBA::ConstantDefオブジェクトが保持している値の型を返します。

戻り値

CORBA::ConstantDefオブジェクトが保持している値の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ConstantDef::type_def - 型を表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションはオブジェクトが保持している値の型を参照または変更します。

type_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::ConstantDef::type_def()はブジェクトが保持している値の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ConstantDef::value - 定数値の属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、定数値を参照または変更します。

"1+2"のような計算式は許されていません。

valueは、定数値です。

戻り値

CORBA::Any* CORBA::ConstantDef::value()は定数の値を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::StructDef::members - 構造体のメンバを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、構造体のメンバを参照または変更します。

membersはCORBA::StructMember構造体のシーケンスです。CORBA::StructMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

CORBA::StructMemberSeq* CORBA::StructDef::members()は構造体のメンバを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::UnionDef::discriminator_type

- 各型を識別するための型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、共用する各型を識別するための型定義を獲得します。

戻り値

共用する各型を識別するための型定義を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::UnionDef::discriminator_type_def

- 型を識別するための型を表すオブジェクトの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは共用する各型を識別するための型定義を表すオブジェクトを参照または変更します。

discriminator_type_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::UnionDef::discriminator_type_def()は、共用する各型を識別するための型定義を表すオブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::UnionDef::members - 共用体のメンバを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは共用体のメンバを参照または変更します。

membersは共用体のメンバを表すCORBA::UnionMember構造体のシーケンスです。CORBA::UnionMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

CORBA::UnionMemberSeq* CORBA::UnionDef::members()は、シーケンスのメンバを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::EnumDef::members - 列挙型のメンバーを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは列挙型のメンバを参照または変更します。

membersは列挙型のメンバを表すCORBA::Identifierのシーケンスです。

戻り値

CORBA::EnumMemberSeq* CORBA::EnumDef::members()は列挙型のメンバーを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::AliasDef::original_type_def - 別名の元のデータ型定義の属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションはtypedefによって別名をつけられたデータ型の元の型定義を参照または変更します。

original_type_defは、別名の元のデータ型の定義です。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::AliasDef::original_type_def()はデータ型の元の型定義を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::PrimitiveDef::kind - データ型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションはデータ型を表す列挙型の値CORBA::PrimitiveKindを獲得します。

戻り値

型を表す列挙型の値を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::StringDef::bound - 長さを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、文字列の長さを参照または変更します。

boundは長さを表す値です。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::StringDef::bound()は、文字列の長さを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::WstringDef::bound - 長さを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、ワイド文字列の長さを参照または変更します。

boundは長さを表す値です。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::WstringDef::bound()は、ワイド文字列の長さを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::FixedDef::digits - fixed型の桁数を表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、fixed型が表す10進数の値の桁数を参照または変更します。

digitsは桁数を表し、1から31の間でなければなりません。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::FixedDef::digits()は、fixed型が表す10進数の値の桁数を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::FixedDef::scale - fixed型の小数点以下の桁数を表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、fixed型の小数点以下の桁数を参照または変更します。

scaleは小数点以下の桁数を表す整数値でなければなりません。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::FixedDef::scale()は、fixed型の小数点以下の桁数を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::SequenceDef::bound - 長さを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションはシーケンスの長さを参照または変更します。

boundは長さを表す値です。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::SequenceDef::bound()はシーケンスの長さを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::SequenceDef::element_type - 要素の型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションはシーケンスの要素の型を獲得します。

戻り値

シーケンスの要素の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::SequenceDef::element_type_def

- 要素の型を表すオブジェクトの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションはシーケンスの要素の型を表すオブジェクトを参照または変更します。

element_type_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::SequenceDef::element_type_def()は要素の型を表すオブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ArrayDef::length - 配列の要素の長さの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、配列の要素の長さを参照または変更します。

lengthは長さを表す値です。

戻り値

CORBA::ULong CORBA::ArrayDef::length()は配列の要素の長さを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ArrayDef::element_type - 配列の要素の型を表す読み出し属性

形式

機能説明

本オペレーションは、配列の要素の型を獲得します。

戻り値

配列の要素の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ArrayDef::element_type_def

- 型を表すオブジェクトの属性の型の属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは配列の型を表すオブジェクトを参照または変更します。

element_type_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::ArrayDef::element_type_def()は配列の型を表すオブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ExceptionDef::type

- ExceptionDefの型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションはCORBA::ExceptionDefオブジェクトが保持している値の型を返します。

戻り値

CORBA::ExceptionDefオブジェクトが保持している値の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::ExceptionDef::members - 例外のメンバを表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは例外のメンバを参照または変更します。

membersはCORBA::StructMember構造体のシーケンスです。CORBA::StructMember構造体は下記のとおりです。

戻り値

CORBA::StructMemberSeq* CORBA::ExceptionDef::members()は例外のメンバーを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::AttributeDef::type

- 属性の型を表す読み出し専用の属性

形式

機能説明

本オペレーションは、属性オブジェクトが保持している値の型を返します。

戻り値

属性の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::AttributeDef::type_def - 型を表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、属性オブジェクトが保持している値の型を参照または変更します。

type_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::AttributeDef::type_def()は性オブジェクトが保持している値の型を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::AttributeDef::mode - 属性のアクセスモード

形式

機能説明

このリポジトリ・オブジェクトが表す属性のアクセスモードを参照または変更します。

modeはCORBA::ATTR_NORMALかCORBA::ATTR_READONLYの値をとります。

戻り値

CORBA::AttributeMode CORBA::AttributeDef::mode()は属性のアクセスモードを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::result

- オペレーションの戻り値のタイプコードの読み出し専用属性

形式

機能説明

本オペレーションは、オペレーションの戻り値の型のタイプコードを返します。

戻り値

オペレーションの戻り値の型のタイプコードを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::result_def

- オペレーションの戻り値の型を表すオブジェクトの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、オペレーションの戻り値の型を表すオブジェクトを参照または変更します。

result_defは型を表すオブジェクトです。

戻り値

CORBA::IDLType_ptr CORBA::OperationDef::result_def()は、オペレーションの戻り値の型を表すオブジェクトを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::params - オペレーションの引数を表す属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、関数の引数を示すシーケンスを参照または変更します。

paramsは引数を表す構造体のシーケンスです。引数を表す構造体は下記のとおりです。

戻り値

CORBA::ParDescriptionSeq* CORBA::OperationDef::params()は引数を示すシーケンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::mode - オペレーションのモードの属性を参照または変更する

形式

機能説明

オペレーションは、オペレーションのモードを参照または変更します。モードは、オペレーションのモードが通常かONEWAYかを表します。

modeはenum型で、次のいずれかの値をとります。

戻り値

CORBA::OperationMode CORBA::OperationDef::mode()はモードを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::contexts - コンテキストの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、OperationDefのコンテキストを参照または変更します。

contextは、コンテキストのリストです。

戻り値

CORBA::ContextIdSeq* CORBA::OperationDef::contexts()はコンテキストのリストを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::OperationDef::exceptions - 例外を表すシーケンスの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、例外を表すシーケンスを参照または変更します。

exceptionsは、例外を表すオブジェクトのシーケンスです。

戻り値

CORBA::ExceptionDefSeq* CORBA::OperationDef::exceptions()は例外を表すシーケンスを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::InterfaceDef::base_interfaces

- 継承元のインターフェースの属性を参照または変更する

形式

機能説明

本オペレーションは、継承元のすべてのインターフェースのリストを参照または変更します。

この継承元のインターフェースとは、InterfaceDef自身の継承元ではなくてInterfaceDefが表しているインターフェースの継承元です。

base_interfacesは、継承元のインターフェースのリストです。

戻り値

CORBA::InterfaceDefSeq* CORBA::InterfaceDef::base_interface()は継承元のインターフェースを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::InterfaceDef::is_a - インタフェース定義の判定

形式

機能説明

本オペレーションは、定義されているインターフェースがinterface_idで示すインタフェースもしくはその導出インタフェースであるかを判定します。

interface_idはあるインタフェースを表す識別子です。

戻り値

判定した結果が正しければ1、そうでなければ0を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::InterfaceDef::describe_interface

- インターフェース定義情報の獲得

形式

機能説明

本オペレーションは、インタフェース定義に関する詳細な情報を返します。この情報にはオペレーション定義と属性定義についてのすべての情報を含みます。CORBA::InterfaceDef::FullInterfaceDescription構造体の定義は以下のとおりです。

戻り値

インターフェース定義情報を返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::InterfaceDef::create_attribute - 属性定義の作成

形式

機能説明

本オペレーションは、属性定義を作成します。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成する属性の名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

typeは新たに作成する属性の型を表すオブジェクトです。

modeは新たに作成する属性のモードです。CORBA::ATTR_NORMAL, CORBA::ATTR_READONLYのどちらかを指定します。

戻り値

作成した属性定義へのポインタを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。


名前

CORBA::InterfaceDef::create_operation - 関数定義の作成

形式

機能説明

本オペレーションは、関数定義を作成します。

idはリポジトリ内で一意に表される識別子で、一意かつグローバルに識別するのに用いられる識別子です。識別子は「フォーマット名:フォーマットの文字列」という形式の文字列で構成され、次の3つのフォーマットが規定されています。

nameは新たに作成する関数の名前です。

versionはバージョンを表すconst文字列です。指定する文字列はidのフォーマットに依存します。各フォーマットごとの違いを以下に示します。

resultは新たに作成する関数の返り値の型を表すオブジェクトです。

modeは新たに作成する関数のモードです。CORBA::OP_NORMAL, CORBA::OP_ONEWAYのどちらかを指定します。

paramsは関数の引数を表す構造体のシーケンスです。関数の引数を表す構造体は下記のとおりです。

戻り値

作成した関数定義へのポインタを返します。

エラー

CORBAシステム例外がthrowされます。