String_varクラス


 
4.4.1.17. クラス


名前

CORBA::String_var::String_var - デフォルトコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスを生成するときに使用します。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。


名前

CORBA::String_var::String_var(const CORBA::String_var&)

- コピーコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスを作成し、引数のデータをコピーします。

戻り値

ありません。

エラー

コピーコンストラクタは内部で文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、文字列としてヌル・ポインタが設定されます。


名前

CORBA::String_var::String_var(char*)
CORBA::String_var::String_var(const char*)

- 文字列の設定を行うコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスを作成し、引数のデータをコピーします。

引数がchar*型のときは、引数pの所有権がCORBA::String_varのインスタンスに移ります。したがって、引数に渡した後で値を操作してはいけません。引数に渡せるのはCORBA::string_alloc(CORBA::ULong)もしくはCORBA::string_dup(const char*)およびオペレーションの戻り値だけです。

引数がconst char*のときは、引数pのコピーが生成されます。CORBA::String_varのインスタンスは生成したコピーを保持します。

戻り値

ありません。

エラー

CORBA::String_var(const char*)は内部で文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、文字列としてヌル・ポインタが設定されます。


名前

CORBA::String_var::~String_var - デストラクタ

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスを削除するときに使用します。

ユーザはこの関数を明示的に呼び出すことはありません。deleteオペレータを使ったときあるいはスコープから抜けるときに自動的に呼び出されます。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::String_var::operator=(char*)
CORBA::String_var::operator=(const char*)
CORBA::String_var::operator=(const CORBA::String_var&)

- 代入オペレータ

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスに文字列を代入またはコピーし自分自身への参照を返します。もし、左辺が文字列を保持していたとき、古い文字列は破棄されます。

char*型からの代入はCORBA::string_alloc(CORBA::ULong)もしくはCORBA::string_dup(const char*)およびオペレーションの戻り値でなければなりません。また、代入されたchar*はCORBA::string_free(char*)で解放する必要はありません。代入された文字列はdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

const char*型からの代入はconst char*が指している領域のコピーになります。コピーされた領域はdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

CORBA::String_var&型からの代入は右辺が保持している領域のコピーになります。コピーされた領域は左辺に対してdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

戻り値

自分自身への参照を返します。

エラー

operator=(const char*)およびoperator=(const CORBA::String_var&)は内部で文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、文字列としてヌル・ポインタが設定されます。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::String_var::operator char*&() - 文字列へのポインタの参照をchar*&型で返す

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスが保持している文字列へのポインタの参照をchar*&型で返します。

戻り値

文字列へのポインタの参照をchar*&型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::String_var::operator const char*() const

- 文字列へのポインタをconst char*型で返す

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスが保持している文字列へのポインタをconst char*型で返します。

戻り値

文字列へのポインタをconst char*型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::String_var::operator[](CORBA::ULong)

- 文字列のindex番目の要素の参照をchar&型で返す

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスが保持している文字列のindex番目の要素の参照をchar&型で返します。

戻り値

index番目の要素の参照をchar&型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::String_var::operator[](CORBA::ULong) const

- 文字列のindex番目の要素をconst char型で返す

形式

機能説明

CORBA::String_varのインスタンスが保持している文字列のindex番目の要素をconst char型で返します。

戻り値

index番目の要素をconst char型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」