WString_varクラス


 
4.4.1.18. CORBA::WString_varクラス


名前

CORBA::WString_var::WString_var - デフォルトコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスを生成するときに使用します。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。


名前

CORBA::WString_var::WString_var(const CORBA::WString_var&)

- コピーコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスを作成し、引数のデータをコピーします。

戻り値

ありません。

エラー

コピーコンストラクタは内部でワイド文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、ワイド文字列としてヌル・ポインタが設定されます。


名前

CORBA::WString_var::WString_var(CORBA::WChar*)
CORBA::WString_var::WString_var(const CORBA::WChar*)

- ワイド文字列の設定を行うコンストラクタ

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスを作成し、引数のデータをコピーします。

引数がCORBA::WChar*型のときは、引数pの所有権がCORBA::WString_varのインスタンスに移ります。したがって、引数に渡した後で値を操作してはいけません。引数に渡せるのはCORBA::wstring_alloc(CORBA::ULong)もしくはCORBA::wstring_dup(const CORBA::WChar*)およびオペレーションの戻り値だけです。

引数がconst CORBA::WChar*のときは、引数pのコピーが生成されます。CORBA::WString_varのインスタンスは生成したコピーを保持します。

戻り値

ありません。

エラー

CORBA::WString_var(const CORBA::WChar*)は内部でワイド文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、ワイド文字列としてヌル・ポインタが設定されます。


名前

CORBA::WString_var::~WString_var - デストラクタ

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスを削除するときに使用します。

ユーザはこの関数を明示的に呼び出すことはありません。deleteオペレータを使ったときあるいはスコープから抜けるときに自動的に呼び出されます。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::WString_var::operator=(CORBA::WChar*)
CORBA::WString_var::operator=(const CORBA::WChar*)
CORBA::WString_var::operator=(const CORBA::WString_var&)

- 代入オペレータ

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスにワイド文字列を代入またはコピーし自分自身への参照を返します。もし、左辺がワイド文字列を保持していたとき、古いワイド文字列は破棄されます。

CORBA::WChar*型からの代入はCORBA::wstring_alloc(CORBA::ULong)もしくはCORBA::wstring_dup(const CORBA::WChar*)およびオペレーションの戻り値でなければなりません。また、代入されたCORBA::WChar*はCORBA::wstring_free(CORBA::WChar*)で解放する必要はありません。代入されたワイド文字列はdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

const CORBA::WChar*型からの代入はconst CORBA::WChar*が指している領域のコピーになります。コピーされた領域はdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

CORBA::WString_var&型からの代入は右辺が保持している領域のコピーになります。コピーされた領域は左辺に対してdeleteオペレータを使ったときあるいはスコープを抜けるとき、自動的に解放されます。

戻り値

自分自身への参照を返します。

エラー

operator=(const CORBA::WChar*)およびoperator=(const CORBA::WString_var&)は内部でワイド文字列をコピーするため、メモリ不足によるエラーが起こることがあります。この場合、ワイド文字列としてヌル・ポインタが設定されます。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::WString_var::operator CORBA::WChar*&() - ワイド文字列へのポインタの参照をCORBA::WChar*&型で返す

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスが保持しているワイド文字列へのポインタの参照をCORBA::WChar*&型で返します。

戻り値

ワイド文字列へのポインタの参照をCORBA::WChar*&型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::WString_var::operator const CORBA::WChar*() const

- ワイド文字列へのポインタをconst CORBA::WChar*型で返す

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスが保持しているワイド文字列へのポインタをconst CORBA::WChar*型で返します。

戻り値

ワイド文字列へのポインタをconst CORBA::WChar*型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::WString_var::operator[](CORBA::ULong)

- ワイド文字列のindex番目の要素の参照をCORBA::WChar&型で返す

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスが保持しているワイド文字列のindex番目の要素の参照をCORBA::WChar&型で返します。

戻り値

index番目の要素の参照をCORBA::WChar&型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」


名前

CORBA::WString_var::operator[](CORBA::ULong) const

- ワイド文字列のindex番目の要素をconst CORBA::WChar型で返す

形式

機能説明

CORBA::WString_varのインスタンスが保持しているワイド文字列のindex番目の要素をconst CORBA::WChar型で返します。

戻り値

index番目の要素をconst CORBA::WChar型で返します。

エラー

起こりません。

関連項目

C++マッピング「文字列(string, wstring)」