次に、障害や負荷といった事象が発生した際に、通報を行うための設定を行っておきます。
通報には、メール通報とイベントログ出力の2種類があります。
デフォルトではイベントログ出力のみが有効なので、メール通報は実行されません。今回は、メール通報も行うように設定します。
メール通報の環境設定は、[管理]ビュー(画面右上の[管理]をクリック)で行います。[管理]ビューを開いたら、ツリービューにある[環境設定]をクリックし「環境設定」画面を開き、[通報]タブをクリックします。
図 「環境設定」画面([通報]タブ)
まず、[メール通報を行います]チェックボックスをチェックし、入力欄を有効にします。
その後、メールを送信するためのメールサーバ(SMTP)、通報先メールアドレス、送信元メールアドレスを設定します。
各項目は、次のように設定します。
表 メール通報の設定(入力例)
設定項目 | 説明 | 入力例 |
---|---|---|
メール通報を行います | メール通報を有効にする場合はチェック | - |
通信先メールサーバ名 | 通報メールを送信するためのメールサーバ (SMTP) | "smtp.test.nec.com" |
ポート番号 | [通信先メールサーバ]が使用しているポート番号 | "25"(デフォルト) |
SMTP認証を行う | [通信先メールサーバ]がSMTP認証を行っている場合はチェック | - |
認証アカウント | SMTP認証で使用するアカウント名 | "sscadmin" |
認証パスワード | SMTP認証で使用するパスワード ([パスワード更新]をチェックして入力) | 表示されません |
保護された接続(TLS)を使用する。 | [通信先メールサーバ]に 暗号化(TLS)接続する場合はチェック | - |
通信元メールアドレス(From) | 通報メールの送信元となるメールアドレス (必須) | "sscadmin@test.nec.com" |
通信先メールアドレス(To) | 通報メールの送信先となるメールアドレス (必須) | "t-nichiden@test.nec.com" |
メール通報に必要な項目を入力したら、実際に送信できるかのテストを行います。
右下の[テスト送信]をクリックすると、通信先メールアドレスへテストメールが送信されます。テストメールを受信して、問題がないことを確認します。テストで問題がないことを確認したら、右下の[適用]をクリックして、設定内容を保存します。
なお、[通報]タブの下の[通知をイベントログに書き込む]チェックボックスは、管理サーバのWindowsのイベントログへの出力を有効にします。デフォルトではチェック(有効)になっており、今回も出力することとします。