NEC


3.3.8. マシン退避 (ホスト指定)(ssc evacuate host)

仮想マシンを他の仮想マシンサーバに退避させます。

[構文]

ssc evacuate host SourceName [DestinationName] [-all] [-migration] [-move] [-failover] [-q] [-s] [-ignorerule] [-reboot]

[引数/オプション]

引数/オプション

説明

SourceName

(必須)

移動元の仮想マシンサーバ、または移動する仮想マシンが割り当てられているホスト (運用グループ) のパスを指定します。

仮想マシンサーバを指定した場合は、その仮想マシンサーバ上に存在する電源オン状態の仮想マシンを移動します。

(-allを指定した場合は、電源オフ状態のものを含むすべての仮想マシンを移動します。)

仮想マシンを指定した場合は、VM移動 (Failover) を行います。

[DestinationName]

移動先の仮想マシンサーバが割り当てられているホスト (運用グループ) のパスを指定します。

省略した場合は、自動で仮想マシンサーバが選択されます。

(SourceNameに仮想マシンを指定した場合、省略することはできません。)

[-all]

仮想マシンサーバ上のすべての仮想マシン (電源オフ状態のものを含む) を移動します。

省略した場合は、電源オン状態の仮想マシンのみ移動します。

(SourceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-migration]

仮想マシンの移動に、Migrationを使用する場合に指定します。

(SouceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-move]

仮想マシンの移動に、Moveを使用する場合に指定します。

(SouceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-failover]

仮想マシンの移動に、Failoverを使用する場合に指定します。

(SouceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-q]

仮想マシンを、サスペンド後に移動 (Quick Migration) する場合に指定します。

移動後はレジュームされます。

省略した場合は、Migrationにより仮想マシンを移動します。

(SourceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-s]

-moveオプションを指定した場合に、Moveの代わりに、Storage Migrationを使用して仮想マシンを移動します。

(SouceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[-ignorerule]

配置制約を無視して移動する場合に指定します。

省略した場合は、配置制約に反する移動は実行することはできません。

(SourceNameに仮想マシンを指定した場合のみ、有効です。)

[-reboot]

移動対象の仮想マシンに対し、依存元となるマシンを再起動する場合に指定します。

省略した場合は、依存元の再起動を行いません。

(SourceNameに仮想マシンサーバを指定した場合のみ、有効です。)

[注]

[構文例]

>ssc evacuate host //Category1/Group01/HOST-01
>ssc evacuate host //Group-VM001/Host-A001 //Group-VMServer001
>ssc evacuate host //Group-VMServer001/Host-VMS001 //Group-VMServer002
>ssc evacuate host //Group-VM002 -all
>ssc evacuate host //Category1/Group01/HOST-01 -q
>ssc evacuate host //Category1/Group01/HOST-01 -migration -failover