NEC


4.3.3. マシンステータスの更新(ssc set-machine-status)

マシンのステータスを指定内容で更新します。

[構文]

ssc set-machine-status mode <-name Machine... | -path Path... | -uuid UUID... | -mac MAC...> [-option name=value value=value , ...]

[引数/オプション]

引数/オプション

説明

mode

(必須)

設定するステータスを指定します。

複数を組み合わせて設定することが可能です。

() 内は、直前のパラメータの省略方法です。

先頭に、"+"、"-" をつけることで、設定と解除を意味します。

省略した場合は、"+" の意味となります。

+ : 設定します。

- : 解除します。

maint(m)    : メンテナンスモード

maintvm(mv) : 仮想化基盤のメンテナンスモード

-error(-e)   : Job実行結果のクリア ("+" は無効)

degrade(d)  : 故障状態 (一部故障)

fault(f)     : 故障状態 (故障)

resethw(r)   : 故障状態 (一部故障、故障) のクリア ("+"、"-" 無効)

-notifyhw(-n) : ハードウェアステータス変更通知のクリア ("+" は無効)

<-name Machine... ∣ -path Path... ∣

-uuid UUID... ∣ -mac MAC...>

(必須)

設定する対象を指定します。

-name、-path、-uuid、-macは、いずれか1つを指定する必要があります。

指定する対象は複数指定が可能です。

-name : マシンの名称を指定します。

-path : 対象までのパスを指定します。

      ・ 各ビューのマシンまでのパス

        [運用] ビューの場合:

         operations:/Category/Group/Machine

        [リソース] ビューの場合:

         resource:/Group/Machine

         Group/Machine

        [仮想] ビューの場合:

         virtual:/VC/DC/VMS/VM

      ・ [リソース] ビューでのグループ、またはラックのパス

        resource:/Group/Rack

        Group/Rack

      ・ [運用] ビューでのグループのパス

        operations:/Category/Group

ビュータイプ (resource:/) は、省略可能です。

パスの指定については、「1.7. Path、および GroupPath指定について」を参照してください。

-uuid : マシンのUUIDを指定します。

-mac : マシンのプライマリMACアドレスを指定します。

[-option name=value value=value , ...]

modeに対するオプションを指定します。

オプション名とその値を指定します。(複数指定可)

複数指定するときは、"," (カンマ) で区切ってください。(100個まで)

name : オプション名を指定します。

value : オプションの値を指定します。

オプション名と値は、以下を指定することができます。

mv.diskmove :

  noaction、evacuatealldata、ensureaccessibilityを、指定することができます。

  noactionは、vSphere側の「データの移行なし」となります。

  evacuatealldataは、vSphere側の「全データの移行」となります。

  ensureaccessibilityは、vSphere側の「アクセシビリティの確保」となります。

podscheduling : Podのスケジューリング設定

  以下を、指定することができます。

  keep : 変更しない。

  unscheduling : Podがマシンにデプロイされなくなります。

  eviction : Podがマシンにデプロイされなくなり、マシンにデプロイ済みのPodが他のマシンに移動します。

  scheduling : Podがマシンにデプロイされるようになります。

[注]

[構文例]

 1)メンテナンスモードを設定し、故障状態に設定する。
 >ssc set-machine-status +m +f -path resource:/vmsgroup/vms001
 >ssc set-machine-status +m +f -path 
  operation:/category1/vmsgroup/model1/vms001

 2)メンテナンスモードを解除、ジョブ実行結果を解除と故障状態を解除する。
 >ssc set-machine-status -m -e r -name machine1 machine2

 3)メンテナンスモードを設定し、Podのスケジューリング設定を停止する。
 >ssc set-machine-status +m -name machine1 -option name=podscheduling value=unscheduling