マシンのステータスを指定内容で更新します。
[構文]
ssc set-machine-status mode <-name Machine... | -path Path... | -uuid UUID... | -mac MAC...> [-option name=value value=value , ...]
[引数/オプション]
引数/オプション | 説明 |
---|---|
mode (必須) | 設定するステータスを指定します。 複数を組み合わせて設定することが可能です。 () 内は、直前のパラメータの省略方法です。 maint(m) : メンテナンスモード maintvm(mv) : 仮想化基盤のメンテナンスモード -error(-e) : Job実行結果のクリア ("+" は無効) degrade(d) : 故障状態 (一部故障) fault(f) : 故障状態 (故障) resethw(r) : 故障状態 (一部故障、故障) のクリア ("+"、"-" 無効) -notifyhw(-n) : ハードウェアステータス変更通知のクリア ("+" は無効) 先頭に、"+"、"-" をつけることで、設定と解除を意味します。 省略した場合は、"+" の意味となります。 + : 設定します。 - : 解除します。 |
<-name Machine... ∣ -path Path... ∣ -uuid UUID... ∣ -mac MAC...> (必須) | 設定する対象を指定します。 -name、-path、-uuid、-macは、いずれか1つを指定する必要があります。 指定する対象は、複数指定が可能です。 -name : マシンの名称を指定します。 -path : 対象までのパスを指定します。 ビュータイプ (resource:/) は、省略可能です。 パスの指定については、「1.7. Path、および GroupPath指定について」を参照してください。 ・ 各ビューのマシンまでのパス [運用] ビューの場合: operations:/Category/Group/Machine [リソース] ビューの場合: resource:/Group/Machine Group/Machine [仮想] ビューの場合: virtual:/VC/DC/VMS/VM ・ [リソース] ビューでのグループ、またはラックのパス resource:/Group/Rack Group/Rack ・ [運用] ビューでのグループのパス operations:/Category/Group -uuid : マシンのUUIDを指定します。 -mac : マシンのプライマリMACアドレスを指定します。 |
[-option name=value value=value , ...] | modeに対するオプションを指定します。 オプション名とその値を指定します。(複数指定可) 複数指定するときは、"," (カンマ) で区切ってください。(100個まで) name : オプション名を指定します。 value : オプションの値を指定します。 オプション名と値は、以下を指定することができます。 mv.diskmove : 以下の項目を指定することができます。 noaction : vSphere側の「データの移行なし」となります。 evacuatealldata : vSphere側の「全データの移行」となります。 ensureaccessibility : vSphere側の「アクセシビリティの確保」となります。 podscheduling : Podのスケジューリング設定 以下を、指定することができます。 keep : 変更しない。 unscheduling : Podがマシンにデプロイされなくなります。 eviction : Podがマシンにデプロイされなくなり、マシンにデプロイ済みのPodが他のマシンに移動します。 scheduling : Podがマシンにデプロイされるようになります。 |
[注]
mode 設定時は、以下に注意してください。
"-degrade" は一部故障状態の場合に、"-fault" は故障の場合に、正常にします。
状態に関わらず正常にしたい場合は、"resethw" を指定してください。
"resethw" と "fault"、"-maint" と "+maint" など、設定 / 解除を同時に指定することはできません。
-path指定時、ビューを指定しない場合は、[リソース] ビューのパスとして扱われます。
[構文例]
1)メンテナンスモードを設定し、故障状態に設定する。
>ssc set-machine-status +m +f -path resource:/vmsgroup/vms001
>ssc set-machine-status +m +f -path
operation:/category1/vmsgroup/model1/vms001
2)メンテナンスモードを解除、ジョブ実行結果を解除と故障状態を解除する。
>ssc set-machine-status -m -e r -name machine1 machine2
3)メンテナンスモードを設定し、Podのスケジューリング設定を停止する。
>ssc set-machine-status +m -name machine1 -option name=podscheduling value=unscheduling