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3.2.3. Windows ファイアウォールの設定

SSCが管理対象と通信できるように、Windows ファイアウォールに接続を許可する設定を行います。SSCのインストーラでは、Windows ファイアウォールに最低限の接続許可設定を行いますが、管理内容によっては設定を追加しておく必要があります。

今回、物理サーバからの障害通報の受信と仮想マシンの死活監視のために、Windows ファイアウォールの設定を追加します。

まず、障害通報の受信のためにSNMP Trapを受信できるようにします。

Windowsの[スタート]メニューから[Windows 管理ツール]→[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]をクリックします。「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」が開いたら、[受信の規則]をクリックして規則の一覧を表示します。

デフォルトでは、一覧の中にはプロファイルの異なる二つの[SNMP トラップ サービス (UDP 受信)]があります。管理用ネットワークに適したプロファイルの[SNMP トラップ サービス (UDP 受信)]を選択し、[操作]メニューから[規則の有効化]をクリックします。どちらのプロファイルの規則もデフォルトでは[接続が許可する]ようになるので、これでSNMP Trapを受信できるようになります。今回は、[プライベート, パブリック]を選択します。

図 セキュリティが強化された Windows ファイアウォール(SNMP トラップ サービス (UDP 受信))

次に、死活監視(Ping 監視)のためにICMP Echo Replyを受信できるようにします。

[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]の[受信の規則]をクリックして規則の一覧を表示します。[操作]メニューから[新しい規則]をクリックします。

「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログが開いたら、各ステップで次のように規則を作成します。

[受信の規則]の一覧に[名前]が[SystemProvisioning(ICMPv4)]で、[プロトコル]が[ICMPv4]の規則が追加されたことを確認します。

図 セキュリティが強化された Windows ファイアウォール(SystemProvisioning(ICMPv4))

以上の設定が完了したら、管理サーバを再起動してください。