NEC


2.6.7. マシンの電源操作(ssc power-control machine)

グループで稼動中のホスト、あるいは管理中マシンに対して、電源操作を行います。

[構文]

ssc power-control machine Operation <GroupName [HostName[...]] |

<-name MachineName[...] | -path Path[...] | -uuid UUID[...] | -mac MAC[...]>> [-status < wait | abort >] [-quick]

[-option VmAction [-systemshutdown] [-maintenance [manualreset] [-custom name=value value=value , ...]]

[引数/オプション]

Operation

(必須)

操作内容を指定します。

startup:起動します。

shutdown:シャットダウンします。

reboot:再起動します。

suspend:サスペンドにします。(仮想マシンのみ)

GroupName

対象グループを指定します。

テナント、カテゴリ、グループ、またはモデルのパスを指定します。

HostNameを指定する場合は、グループを指定してください。

[HostName[...]]

稼動中のホスト名を指定します。

指定したグループに存在しているホストのみ複数指定できます。

省略時、対象グループで稼動するすべてのマシンを対象とします。

-name MachineName[...] |

-path Path[...] |

-uuid UUID[...] |

-mac MAC[...]

設定する対象を指定します。

-name, -path, -uuid, -macはいずれか1つを指定する必要があります。

指定する対象は複数指定が可能です。

-name : マシンの名称で指定します。

-path : 対象までのパスを指定します。

・ 各ビューのマシンまでのパス

 ビュータイプ(resource:/)は省略可能です。

 [運用] ビューの場合:

  operations:/Category/Group/Machine

 [リソース] ビューの場合:

  resource:/Group/Machine

  Group/Machine

 [仮想] ビューの場合:

  virtual:/VC/DC/VMS/VM

・ [リソース] ビューでのグループ、またはラックのパス

  resource:/Group/Rack

  Group/Rack

・ [運用] ビューでのグループのパス

  operations:/Category/Group

-uuid : マシンのUUIDで指定します。

-mac : マシンのプライマリMACアドレスで指定します。

-path指定時、ビューを省略した場合、[リソース] ビューのパスとして扱われます。

パスの指定については、「1.7. Path、および GroupPath指定について」を参照してください。

[-status < wait | abort >]

操作対象とするマシンの状態を指定します。

wait : 実行ステータスが待機中のマシンを対象とします。

abort : 実行ステータスが異常終了のマシンを対象とします。

[-quick]

起動時の確認処理を簡易的に行います。

本オプションを指定しない場合と比べて、短時間で処理が完了します。

VMwareの仮想マシンのみ有効です。

[-option

VmAction

[-systemshutdown]

[-maintenance [manualreset]

[-custom name=value value=value , ...]]

仮想マネージャ、データセンタまたは仮想マシンサーバをシャットダウンまたは再起動したときのオプションを指定します。

VmAction:

 シャットダウン前の仮想マシンの処理を指定します。

 以下が指定可能です。

  Shutdown: シャットダウン

  Failover: VM退避

-systemshutdown:

 マシンサブ種別にssc, vcenterが設定された仮想マシンをシャットダウンする場合に指定します。

 指定しなかった場合、エラーが発生し操作が失敗します。

 マシンサブ種別はssc show machineで確認することができます。

 詳細については、「2.6.5. マシンの表示(ssc show machine)」を参照してください。

-maintenance [manualreset]:

 シャットダウン前にメンテナンスモードにする場合に指定します。

 マシンの起動時にメンテナンスモードを維持する場合は追加でmanualresetを指定します。

-custom name=value value=value , ...:

 データ退避モードに対するオプションを指定します。

 -maintenance 指定時に指定可能です。

 オプション名とその値を指定します。(複数指定可)

 複数指定するときは、", (カンマ)" で区切ってください。(100個まで)

  name: オプション名を指定します。

  value: オプションの値を指定します。

 オプション名と値は以下が指定できます。

  mv.diskmove :

   noaction,evacuatealldata,ensureaccessibility が指定できます。

   noaction: vSphere 側の「データの移行なし」となります。

   evacuatealldata: vSphere 側の「全データの移行」となります。

   ensureaccessibility: vSphere 側の「アクセシビリティの確保」となります。

[注]

-quickオプションによる起動は、電源起動後の完了確認を簡略化して行いますので、操作完了後にまだ使用できない状態、もしくは操作自体がエラーになる可能性が、通常の起動操作より高くなりますが、その分短時間で処理が完了します。

[構文例]

[運用] ビューのグループ全体に対して起動
>ssc power-control machine startup Category1
>ssc power-control machine startup Category1/Group1

[運用] ビューの指定ホストに対してシャットダウン
>ssc power-control machine shutdown Category1/Group1 Host01
>ssc power-control machine shutdown Category1/Group1 Host01 Host02 Host03

[リソース] ビューのグループ全体に対して起動(簡易起動)
>ssc power-control machine on -path resource:/VMGroup -quick

指定マシンに対して再起動(マシン名指定)
>ssc power-control machine reboot -name machine1
指定マシンに対して再起動(UUID指定)
>ssc power-control machine reboot -uuid 00B9771D-29BB-DB11-8001-003013B8F50D
指定マシンに対して再起動(MACアドレス指定)
>ssc power-control machine reboot -mac 00:31:13:B8:F6:1D