管理対象のラックサーバ(物理サーバ)には、最初に以下の順番で仮想マシンサーバとして構築しておきます。
今回は、全ての仮想マシンサーバをフェールオーバー クラスタのノードとして追加しておいてください。物理サーバの物理的障害によりHyper-Vがダウンした場合に、自動的に仮想マシンを別の仮想マシンサーバで再起動するフェールオーバーを可能にするためです。
Windows Server 2016のインストール
「Hyper-V」の役割を追加
「フェールオーバー クラスタリング」機能を追加
フェールオーバー クラスタの作成
今回の場合、HV01、HV02、HV03の全ての仮想マシンサーバをノードとして追加してください。
ESMPRO/ServerAgentServiceのインストール
フェールオーバーが必要ない場合はクラスタを用意する必要はありません。SSCでもクラスタ構成ではないHyper-Vを管理することは可能ですが、今回はそういった構成を管理する手順は説明しません。
次に、業務で利用する仮想マシンの作成とゲストOSのインストールを済ませておいてください。今回は"Migraion"(ライブマイグレーション)を利用する関係上、仮想マシンの構成ファイル群を共有ストレージ上に配置する必要があります。