NEC


7.1.2. Express5800/D120hなどのBMC/CMCの設定

管理LANの設定

まず、「HV01」となるサーバのBMCの管理LANの設定を行います。HV01のBMCのIPアドレスは"172.16.20.1"を設定します(「1.3. システム構成と使用機材」参照)。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「2. サーバ側の設定」を参照して、マネージメントLAN設定を行ってください。

図  マネージメントLAN設定

管理者権限のあるユーザーの作成

次に、「HV01」となるサーバのBMCのリモートマネジメントで管理者権限のあるユーザーを作成します。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照して、ユーザーを作成してください。

ここでは、仮に[ユーザ名]を"ssc"、[パスワード]を"sscadmin"に設定したとします。

  1. 左ペインのメニューから[EMS]→[設定]→[ユーザー]をクリックします。

  2. メインペインのユーザーリストで任意の[ユーザーID]をクリックします。

    図  ユーザーの選択

  3. メインペインの一般セクションで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    ユーザーを有効にする

    チェック

    ユーザー名

    ssc

    パスワードを変更する

    チェック

    新しいパスワード

    sscadmin

    パスワードの確認

    sscadmin

  4. メインペインのユーザー権限セクションで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    ユーザーロール

    アドミニストレータ

    IPMI LAN 権限

    アドミニストレータ

    IPMI Serial 権限

    アドミニストレータ

    Serial Over LAN を有効にする

    チェック

    図  ユーザーの追加

トラップ設定

続いて、BMCのリモートマネジメントで、管理サーバであるSSCmanager(172.16.0.1)へSNMPアラートを行うための設定をします。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照してください。今回は、IP通報先リストのIP通報先1を使うことにします。

  1. 左ペインのメニューから[サーバー情報]→[イベント管理]→[トラップ設定]をクリックします。

  2. メインペインのIP通報先リストセクションで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    有効

    チェック

    IPv4/IPv6

    該当するIPを選択

    IPアドレス

    172.16.0.1

  3. メインペインのコミュニティ名セクションで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    コミュニティ名

    public

  4. メインペイン右上の[変更を適用]をクリックします。

図  トラップ設定

PEF設定

続いて、BMCのリモートマネジメントで、プラットフォームイベントフィルタの設定をします。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照してください。ハードウェアに関連するすべてのイベントが届くように、全てのフィルタで「PETの生成」にチェックを入れます。

  1. 左ペインのメニューから[サーバー情報]→[イベント管理]→[PEF設定]をクリックします。

  2. メインペインのプラットフォームイベントフィルタ (PEF) アクショングローバル制御リストで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    アクション名

    [PETの生成]をチェック

  3. メインペインのプラットフォームイベントフィルタ (PEF) リストセクションで以下の設定を行います。

    項目名

    設定値

    通報有効

    チェック

    フィルタ名

    全てのフィルタについて、[PETの生成]をチェック

  4. メインペイン右上の[変更を適用]をクリックします。

図  PEF設定

[HV02」と[HV03」となるサーバについても、同様に設定します。