◇管理LANの設定
まず、物理サーバ[esxi1.vsphere.local]のBMCの管理LANの設定を行います。[esxi1.vsphere.local]のBMCのIPアドレスは"172.16.20.1"を設定します(「1.3. システム構成と使用機材」参照)。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「2. サーバ側の設定」を参照して、マネージメントLAN設定を行ってください。
図 マネージメントLAN設定
◇管理者権限のあるユーザーの作成
次に、[esxi1.vsphere.local]のBMCのリモートマネジメントで管理者権限のあるユーザーを作成します。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照して、ユーザーを作成してください。
ここでは、仮に[ユーザ名]を"ssc"、[パスワード]を"sscadmin"に設定したとします。
画面左側のメニューから[EMS]→[設定]→[ユーザー]をクリックします。
メインの画面のユーザーリストで任意の[ユーザーID]をクリックします。
図 ユーザーの選択
メインの画面の一般セクションで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
ユーザーを有効にする | チェック |
ユーザー名 | ssc |
パスワードを変更する | チェック |
新しいパスワード | "sscadmin" |
パスワードの確認 | "sscadmin" |
メインの画面のユーザー権限セクションで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
ユーザーロール | アドミニストレータ |
IPMI LAN 権限 | アドミニストレータ |
IPMI Serial 権限 | アドミニストレータ |
Serial Over LAN を有効にする | チェック |
図 ユーザーの追加
5.メインの画面右上の[変更を適用]をクリックします。
◇トラップ設定
続いて、BMCのリモートマネジメントで、管理サーバであるSSCmanager(172.16.0.1)へSNMPアラートを行うための設定をします。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照してください。今回は、IP通報先リストのIP通報先1を使うことにします。
画面左側のメニューから[サーバー情報]→[イベント管理]→[トラップ設定]をクリックします。
メインの画面のIP通報先リストセクションで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
有効 | チェック |
IPv4/IPv6 | 該当するIPを選択 |
IPアドレス | 172.16.0.1 |
メインの画面のコミュニティ名セクションで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
コミュニティ名 | public |
メインの画面右上の[変更を適用]をクリックします。
図 トラップ設定
◇PEF設定
続いて、BMCのリモートマネジメントで、プラットフォームイベントフィルタの設定をします。手順については、「BMC/CMC 管理コンソール ユーザーズガイド」の「5. リモートマネジメントの使い方」を参照してください。ハードウェアに関連するすべてのイベントが届くように、全てのフィルタで[PETの生成]にチェックを入れます。
画面左側のメニューから[サーバー情報]→[イベント管理]→[PEF設定]をクリックします。
メインの画面のプラットフォームイベントフィルタ (PEF) アクショングローバル制御リストで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
アクション名 | [PETの生成]をチェック |
メインの画面のプラットフォームイベントフィルタ (PEF) リストセクションで以下の設定を行います。
項目名 | 設定値 |
---|---|
通報有効 | チェック |
フィルタ名 | 全てのフィルタについて、[PETの生成]をチェック |
メインの画面右上の[変更を適用]をクリックします。
図 PEF設定
他の物理サーバ[esxi2.vsphere.local]と[esxi3.vsphere.local]についても、同様に設定します。