NEC


8.2. 負荷監視の設定

ここからは管理対象マシンの負荷状況を監視するために必要な設定を行います。

今回説明する負荷監視の設定は、先に仮想マシンの負荷状況の取得の設定の変更が必要です。

仮想マシンの負荷状況の取得の設定は、デフォルトでは下記ESXi経由の監視プロファイルが設定されますが、ここでは、業務視点のメモリの情報を監視するために、後者(ゲストOS経由)の設定を行った場合を説明しますので設定変更が必要です。「ゲストOS経由での負荷状況取得の設定」を参考に監視プロファイルの設定変更を行ってください。

負荷状況の取得の設定については「負荷状況取得の設定」を参照してください。

ゲストOS経由の監視プロファイル[Builtin](For Report)VM Monitoring Profile[VM OS](5min)の以下の性能情報に閾値の設定を行ってみましょう。

まず、[リソース]ビュー(画面右上の[リソース]をクリック)を開き、ツリービューから[監視プロファイル]を選択します。「監視プロファイル一覧」画面に用意されている監視プロファイルの一覧が表示されます。

図 監視プロファイル一覧

[監視プロファイル一覧]から、監視プロファイル[Builtin](For Report)VM Monitoring Profile[VM OS](5min) の行の右端にある[編集]アイコンをクリックすると、「監視プロファイル編集」画面が表示されます。

図 監視プロファイル編集

ここからは、個々の性能情報の設定を行います。

まず、CPU使用率が閾値に達した際に通報するための設定を行います。

CPU使用率を表す CPU Usage (%) の設定を変更するために、CPU Usage (%) の行の右端にある[編集]アイコンをクリックして、「性能情報設定」画面を表示します。

図  CPU Usage (%) の「性能情報設定」

CPU Usage (%) の閾値監視の設定を追加するには、「閾値監視情報一覧」画面の[追加]をクリックします。クリックすると、以下の「閾値監視設定」画面が開きます。CPU Usage (%) が80%に達する状況が、10分間続いた場合に通報する場合は、以下のように設定します。

図  CPU Usage (%) の「閾値監視設定」

[OK]をクリックすると、閾値監視情報一覧に設定が追加されます。

図 性能監視情報一覧

[OK]をクリックすると、性能情報設定が閉じます。

次に、メモリの空き容量割合について、データを収集し、閾値に達した際に通報するための設定を実施します。メモリの空き容量割合を表す Physical Memory Space Ratio (%) は、監視プロファイル [Builtin]Standard Monitoring Profile に含まれていないため、新たに追加する必要があります。「性能情報一覧」画面で[追加]をクリックして、表示された「性能情報設定」画面に、以下のような設定を行います。

図  Physical Memory Space Ratio (%) 性能情報設定

次に、Physical Memory Space Ratio (%) の閾値監視の設定を追加するために、「閾値監視情報一覧」画面の[追加]をクリックします。クリックすると、「閾値監視設定」画面が開きます。メモリの空き容量割合が10%に達する状況が、30分間続いた場合に通報する場合は、以下のように設定します。

図  Physical Memory Space Ratio (%) 性能監視設定

[OK]をクリックすると、CPU Usage (%) の設定時と同様、閾値監視情報一覧に設定が追加されます。

さらに、性能情報設定の[OK]をクリックし、「監視プロファイル編集」の画面に戻ります。

図 性能情報一覧

最後に、[OK]をクリックして、以上で閾値の設定は完了です。