死活監視を行うには、「8.1.3. 死活監視の基本設定」で説明した共通の基本設定を行った上で、それぞれのグループ、または、ホストへの設定を行います。
今回は、グループの単位で死活監視の設定を行います。
グループ単位の死活監視の設定を行うには、[運用]ビュー(画面右上の[運用]をクリック)を開きます。
まずは、仮想マシンの死活監視の設定のため、[Datacenter_VM]グループの設定を行うことにします。[Datacenter_VM]グループに適用する[構築ガイド用のポリシー(仮想マシン)](後述の「8.4.1. 仮想マシン用ポリシーの確認と適用」参照)では、Ping監視、ポート監視のイベント(ターゲットアクセス不可)に対処するようになっています。
今回、[Datacenter_VM]グループの仮想マシンではWebサーバが動作しているものとして、Port監視では80を監視します。
Ping監視、ポート監視の設定は次のように行います。
ツリービューにある[Datacenter_VM]グループをクリック
[設定]メニューの[プロパティ]をクリック
「グループプロパティ設定」画面が開いたら[死活監視]タブをクリック
[死活監視機能を有効にする]チェックボックスをチェック
[Ping監視]チェックボックスをチェック
[Port監視]チェックボックスをチェックし、[監視ポート]に"80"を入力
右下の[適用]をクリックする
図 [Datacenter_VM]グループの「グループプロパティ設定」画面([死活監視]タブ)
次に物理サーバの死活監視について説明します。
[Datacenter]グループ(ESXi)の物理サーバに適用する[構築ガイド用のポリシー(仮想マシンサーバ VMware)](後述の「8.4.2. 物理サーバ用ポリシーの確認と適用」参照)では、vCenter Serverを利用した死活監視のイベント(VMSアクセス不可)に対処するようになっています。
vCenter Serverでは、[Datacenter]グループ(ESXi)の物理サーバに対する死活監視はデフォルトで有効になっていますので、設定変更は必要ありません。
また、設定変更は不要ですが、デフォルトでは[Datacenter]グループ(ESXi)の「グループプロパティ設定」画面の[死活監視]タブは以下のようになっています。
[ESMPRO/SMにマシンを登録する]チェックボックスのチェックは、有効になっていますが、本設定は使用されませんので注意してください。
ESMPRO/ServerManagerに管理対象マシンを登録したい場合は、ESMPRO/ServerManagerの画面から行う必要があります。
図 [Datacenter]グループ(ESXi)の「グループプロパティ設定」画面([死活監視]タブ)