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8.3.2. 死活監視とESMPRO/ServerManagerの設定

次に、物理サーバの死活監視、およびESMPRO/ServerManagerの設定について説明します。

[ClusterDC]グループの物理サーバについては、後述(「8.4.2. 物理サーバ用ポリシーの確認と適用」を参照)にて適用する[構築ガイド用のポリシー(仮想マシンサーバ Hyper-V)]で、Windows Server Failover Clusterを利用した死活監視のイベント(クラスタノード停止)に対処するようになっています。

そのため、ESMPRO/ServerManagerの死活監視については、利用する必要はありません。

しかし、ディスク障害監視などの監視は、ESMPRO/ServerManagerを利用する必要があります。これらの監視を行うためには、SSCで管理しているマシンをESMPRO/ServerManagerへ登録する必要がありますので、以下に登録方法について説明します。

次の手順で、[ClusterDC]グループの物理サーバをESMPRO/ServerManagerに登録してください。

※登録対象の管理対象マシンに、ESMPRO/ServerAgentServiceがインストールされている前提です。

  1. ESMPRO/ServerManager のWebGUI にログインします。

  2. [グループ情報] タブの[コンポーネントの追加] - [自動登録] を選択します。

  3. IP アドレス範囲指定検索で、各物理サーバのIP アドレスを含む範囲を指定します。

    また、[WS-Man]の設定を行い、[iLO] または [BMC(その他)] の設定を有効にします。

    • [検索範囲]

      • [開始アドレス]: 172.16.10.1

      • [終了アドレス]: 172.16.10.3

    • [WS-Man]の[有効]ラジオボタンを選択

      • [ユーザ/パスワード]には、各物理サーバのWindowsOSの管理者権限のアカウントの設定を行います。

    • [iLO](Express5800/R120h,T120hなど)、または、[BMC(その他)](Express5800/D120hなど) のいずれかの[有効]ラジオボタンを選択

      • [iLO]を選択した場合は、[ユーザ/パスワード]には、各物理サーバのiLOのアカウントの設定を行います。

      • [BMC(その他)]を選択した場合は、[ユーザ/パスワード]には、各物理サーバのBMCのアカウントの設定を行います。

  4. 必要に応じて各項目の設定を行い、[検索] をクリックします。

  5. 検索結果は、[登録されたコンポーネント] - [設定タブ] - [接続設定]で確認することができます。手順3.で有効にした各管理機能が、登録<有効>になっていることを確認してください。

注:

なお、設定変更は不要ですが、デフォルトでは[ClusterDC]グループの「グループプロパティ設定」画面の[死活監視]タブは、以下のようになっています。

[ESMPRO/SMにマシンを登録する]と[死活監視を有効にする]チェックボックスのチェックは、サブシステムの設定に[マシンを運用グループへ自動登録する]のチェックがある場合、有効になりませんので注意してください。

ESMPRO/ServerManagerに管理対象マシンを登録したい場合は、前述の通り、ESMPRO/ServerManagerの画面から行う必要があります。

図 [ClusterDC]グループの「グループプロパティ設定」画面([死活監視]タブ)