ここからは、管理対象マシンの負荷状況を監視するために必要な設定を行います。
6章で仮想マシンの負荷状況の取得方法(「6.1.2. 業務用仮想マシンの負荷状況取得の設定」参照)について説明しましたが、本章では仮想マシンに負荷監視を行う方法について説明します。
ゲストOS経由の監視プロファイル[Builtin](For Report)VM Monitoring Profile[VM OS](5min)の以下の性能情報に、閾値の設定を行ってみましょう。
CPU Usage (%)
Physical Memory Space Ratio (%)
まず、[リソース]ビュー(画面右上の[リソース]をクリック)を開き、ツリービューから[監視プロファイル]を選択します。「監視プロファイル一覧」画面に用意されている監視プロファイルの一覧が表示されます。
図 監視プロファイル一覧
[監視プロファイル一覧]から、監視プロファイル[Builtin](For Report)VM Monitoring Profile[VM OS](5min) の行の右端にある[編集]アイコンをクリックすると、「監視プロファイル編集」画面が表示されます。
図 監視プロファイル編集
ここからは、個々の性能情報の設定を行います。
まず、CPU使用率が閾値に達した際に通報するための設定を行います。
CPU使用率を表す CPU Usage (%) についての設定を変更するために、CPU Usage (%) の行の右端にある[編集]アイコンをクリックして「性能情報設定」画面を表示します。
図 CPU Usage (%) の「性能情報設定」
CPU Usage (%) の閾値監視の設定を追加するには、「閾値監視情報一覧」画面の[追加]をクリックします。クリックすると、以下の「閾値監視設定」画面が開きます。CPU Usage (%) が80%に達する状況が10分間続いた場合に通報する場合は、以下のように設定します。
有効にする:チェックする (変更しません)
性能情報:CPU Usage (%)
監視種類:上限異常値監視 (変更しません)
監視対象種類:マシン (変更しません)
統計計算方法:平均値 (変更しません)
閾値:80
超過通報:上限異常超過
回復通報:上限異常回復
超過時間:10 (分)
再通報する:チェックする (変更しません)
図 CPU Usage (%) の「閾値監視設定」
[OK]をクリックすると、閾値監視情報一覧に設定が追加されます。
図 性能監視情報一覧
[OK]をクリックすると、性能情報設定が閉じます。
次に、メモリの空き容量割合についてデータを収集し、閾値に達した際に通報するための設定を実施します。
メモリの空き容量割合を表す Physical Memory Space Ratio (%) についての設定を変更するために、Physical Memory Space Ratio (%) の行の右端にある[編集]アイコンをクリックして「性能情報設定」画面を表示します。
図 Physical Memory Space Ratio (%) 性能情報設定
次に、Physical Memory Space Ratio (%) の閾値監視の設定を追加するために、「閾値監視情報一覧」画面の[追加]をクリックします。クリックすると、「閾値監視設定」画面が開きます。メモリの空き容量割合が10%に達する状況が30分間続いた場合に通報する場合は、以下のように設定します。
有効にする: チェックする (変更しません)
性能情報:Physical Memory Space Ratio (%)
監視種類:下限異常値監視
監視対象種類:マシン (変更しません)
統計計算方法:平均値 (変更しません)
閾値:10
超過通報:下限異常超過
回復通報:下限異常回復
超過時間:30 (分)
再通報する:チェックする (変更しません)
図 Physical Memory Space Ratio (%) 性能監視設定
[OK]をクリックすると、CPU Usage (%) の設定時と同様、閾値監視情報一覧に設定が追加されます。
さらに、性能情報設定の[OK]をクリックし、「監視プロファイル編集」の画面に戻ります。
図 性能情報一覧
最後に[OK]をクリックして、以上で閾値の設定は完了です。