[運用] ビューの [アクション] メニューからバックアップ、もしくはリストアを選択すると、管理対象マシンに対して、バックアップ、リストアが実行されます。
バックアップとリストアの利用方法については、「1.5. イメージ復元について」を参照してください。
仮想マシンサーバのバックアップ / リストアはサポートしません。
◆バックアップ
DeploymentManagerのバックアップシナリオが実行されます。
既定では、下記レジストリに設定されているシナリオによりバックアップが実行されます。既定値はDeploymentManagerに登録されているBuilt-inシナリオです。
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\DPMProvider
値名 (型): DefaultBackupScenarioName
値 (既定値): System_Backup
また、任意のバックアップシナリオが実行されるように設定することも可能です。この場合、配布のタイミングの「バックアップ実行時」に対象のシナリオを設定します。
以下から設定できます 。
マシンプロパティ設定
ホスト設定
モデルプロパティ設定
グループプロパティ設定
上記の各設定画面で複数のシナリオを登録した場合、マシンプロパティ設定、ホスト設定、モデルプロパティ設定、グループプロパティ設定の順に設定が優先されます。一番優先度が高い設定に登録されているシナリオが実行され、優先度が低い他の設定に登録されているシナリオは実行されません。
なお、バックアップ実行時に、バックアップ情報として、実行するバックアップに関するメモなどの情報を指定することができます。バックアップ情報は、[リソース]ビュー上でBackupイメージの基本情報の画面で確認することができます。また、バックアップ後に変更することも可能です。
◆リストア
DeploymentManagerのリストアシナリオが実行されます。
既定では、下記レジストリに設定されているシナリオによりリストアが実行されます。既定値はDeploymentManagerに登録されているBuilt-inシナリオです。
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\DPMProvider
値名 (型): DefaultRestoreScenarioName
値 (既定値): System_Restore_Unicast
また、任意のリストアシナリオが実行されるように設定することも可能です。この場合、配布のタイミングの「リストア実行時」に対象のシナリオを設定します。
以下から設定できます 。
マシンプロパティ設定
ホスト設定
モデルプロパティ設定
グループプロパティ設定
上記の各設定画面で複数のシナリオを登録した場合、マシンプロパティ設定、ホスト設定、モデルプロパティ設定、グループプロパティ設定の順に設定が優先されます。一番優先度が高い設定に登録されているシナリオが実行され、優先度が低い他の設定に登録されているシナリオは実行されません。
リストアシナリオが実行されると、デフォルトでは、リストアシナリオに設定されているイメージに対してリストアが実行されます。
バックアップ済のイメージの一覧からイメージを選択して、リストアシナリオに設定されているイメージ以外をリストアすることも可能です。
ssc machine restoreコマンドの場合、-imagenameオプションでリストア対象のBackupイメージを明示的に指定することが可能です。
◆新規にバックアップ・リストア用のシナリオを作成する場合
前述のBuilt-inシナリオでは、次のようにイメージファイルのファイル名に処理対象のマシンが特定可能な名前が自動で付加されるように設定されています。新規にバックアップ・リストアシナリオを作成する場合も同様の設定を行うことで、複数マシンで利用できるシナリオにすることができます。
DeploymentManagerのシナリオ作成にて、[バックアップ/リストア] タブのイメージファイルの設定において、以下のいずれかのチェックボックスをオンにします。
マシン名
MAC アドレス
UUID
なお、イメージ展開の利用においてはイメージファイルはマシンが特定されないようにする必要があるため、上記設定を行わないでください。