Amazon Web Services環境のインスタンスをSigmaSystemCenterに登録し、SigmaSystemCenterからインスタンスに対して管理ができるようになるまでの方法について、例を使用して説明します。
詳細な手順については、「SigmaSystemCenter インストレーションガイド」や「SigmaSystemCenter コンフィグレーションガイド」、およびAmazon Web Servicesが提供する各種ドキュメントを参照してください。
SigmaSystemCenterでは、次の3つの方法で環境を構築することができます。
SigmaSystemCenterから新規のインスタンス作成の操作を行い、作成されたインスタンスをSigmaSystemCenterに登録するまでの作業の流れを説明します。
Amazon Web Services環境の準備
Amazon Web Services上にVPCを構成し、利用可能な状態にする。
APIでアクセスするユーザを作成し、APIアクセス設定、および"AdministratorAccess"のポリシーを設定する。
作成したユーザについて、APIアクセス用のアクセスキーを発行する。
(アクセスキーID:AccessKeyId、シークレットアクセスキー:SecretAccessKey)
管理サーバにOS/SigmaSystemCenterをインストール、初期設定を行う
管理サーバにWindows Serverをインストールする。
IIS、ASP.NETをインストールし、その後SigmaSystemCenterをインストールする。
SigmaSystemCenterのライセンス、サブシステム登録を行う
SigmaSystemCenterのライセンス登録後、PVMServiceを再起動する。
サブシステム: Amazon Web Servicesを、アカウントにAccessKeyId、パスワードにSecretAccessKeyを指定して追加する。
パブリッククラウドの運用グループの作成
[運用]ビュー上で、パブリッククラウド用のグループGroup を作成する。
OS 種別は管理するAmazon Web Services のEC2 インスタンス上で動作するOS 種別を指定する。
運用グループにホスト設定を追加
[運用]ビュー上で、グループGroup にホストCloudServer を作成する。
ホストの設定の詳細については、「8.4.2. Amazon Web Servicesのマシン作成について」を参考にしてください。
新規リソース割り当ての実行
ホストCloudServer を選択し、新規リソース割り当てを行い、EC2 インスタンス作成、および稼動状態にする。
Amazon Web Services上で作成済のインスタンスを1台ずつ、SigmaSystemCenterで管理可能な状態にするまでの作業の流れを説明します。
Amazon Web Services環境の準備
Amazon Web Services上にEC2インスタンス、VPCを構成し、利用可能な状態にする。
APIでアクセスするユーザを作成し、APIアクセス設定、および"AdministratorAccess"のポリシーを設定する。
作成したユーザについて、APIアクセス用のアクセスキーを発行する。
(アクセスキーID:AccessKeyId、シークレットアクセスキー:SecretAccessKey)
管理サーバにOS/SigmaSystemCenterをインストール、初期設定を行う
管理サーバにWindows Serverをインストールする。
IIS、ASP.NETをインストールし、その後SigmaSystemCenterをインストールする。
SigmaSystemCenterのライセンス、サブシステム登録を行う
SigmaSystemCenterのライセンス登録後、PVMServiceを再起動する。
サブシステム: Amazon Web Servicesを、アカウントにAccessKeyId、パスワードにSecretAccessKeyを指定して追加する。
Amazon Web Servicesのマシンを登録
[リソース]ビュー上でグループRGroupを作成する。
RGroupに[マシン登録]でAmazon Web ServicesのEC2インスタンスを登録する。
パブリッククラウドの運用グループの作成
[運用]ビュー上で、パブリッククラウド用のグループGroupを作成する。
OS種別は管理するAmazon Web ServicesのEC2インスタンス上で動作するOS種別を指定する。
運用グループにホスト設定を追加
[運用]ビュー上で、グループGroupにホストCloudServerを作成する。
マスタマシン登録の実行
ホストCloudServerに対し、Amazon Web ServicesのEC2インスタンスをマスタマシン登録で割り当て、稼動状態にする。
Amazon Web Services上で作成済のインスタンスを一括で登録し、SigmaSystemCenterで管理可能な状態にするまでの作業の流れを説明します。
Amazon Web Services環境の準備
Amazon Web Services上にEC2インスタンス、VPCを構成し、利用可能な状態にする。
APIでアクセスするユーザを作成し、APIアクセス設定、および"AdministratorAccess"のポリシーを設定する。
作成したユーザについて、APIアクセス用のアクセスキーを発行する。
(アクセスキーID:AccessKeyId、シークレットアクセスキー:SecretAccessKey)
管理サーバにOS/SigmaSystemCenterをインストール、初期設定を行う
管理サーバにWindows Serverをインストールする。
IIS、ASP.NETをインストールし、その後SigmaSystemCenterをインストールする。
SigmaSystemCenterのライセンス、サブシステム登録を行う
SigmaSystemCenterのライセンス登録後、PVMServiceを再起動する。
サブシステム: Amazon Web Servicesを、アカウントにAccessKeyId、パスワードにSecretAccessKeyを指定して追加する。
登録コマンドの実行
Amazon Web Services 上に必要なEC2 インスタンスを作成し、以下のコマンドを実行して SigmaSystemCenter に一括登録する。
ssc assign external-resource -type aws [-s]
([-s]:停止状態のEC2 インスタンスを登録対象とします)
コマンドの詳細については、「sscコマンドリファレンス」を参照してください。
作成したEC2 インスタンスが SigmaSystemCenter 上に登録されない場合、[管理]ビュー上で[収集]を実行した後に、再度上記コマンドを実行してください。
上記コマンド実行後、Microsoft Azure 上に仮想マシンを追加で作成した場合においても、[管理]ビュー上で収集を実行した後、再度コマンドを実行することで、追加作成した仮想マシンをSigmaSystemCenter 上に登録することが可能です。