データ用のディスクとなる拡張ディスクの設定を行い、拡張ディスクの作成、削除、切s断、変更を行うことができます。
以下の操作時に指定の拡張ディスクが仮想マシンに割り当てられます。仮想マシンに割り当てる拡張ディスクは、新規の作成か既存のディスクかを指定することができます。新規の作成を指定した場合は、操作時に新規に拡張ディスクが作成され、既存のディスクを指定した場合は既に作成済みの既存ディスクが仮想マシンに割り当てられます。使用する既存ディスクは、他の仮想マシンに割り当てられていない未使用の状態である必要があります。
VMインポート、リソース割り当て、再構成、[ポータル]ビューのVM作成では、既存ディスクの拡張ディスクを仮想マシンに割り当てることはできません。
拡張ディスクは複数割り当てることが可能です。既に拡張ディスクが割り当てられている仮想マシンに対して拡張ディスクを新規作成、追加することも可能です。
新規リソース割り当て、[ポータル]ビューのVM作成、スケールアウト
マスタマシン登録(インポートの指定時のみ)
VM編集
VM作成(テンプレート指定なし)
VMインポート(※新規作成のみ利用可能)
リソース割り当て(※新規作成のみ利用可能)
再構成(※新規作成のみ利用可能)
上記操作で新規に作成された拡張ディスクは、仮想マシンに割り当てられただけの状態のため、そのままでは利用できません。利用できるようにするためには、仮想マシンの利用者がパーティション作成などの作業を仮想マシンのOS上で行う必要があります。この作業は、「 4.3.17. 拡張ディスク用ドライブ作成スクリプト 」 を利用して自動実行できる場合があります。
仮想マシンに割り当てられた拡張ディスクに対して、VM編集で、削除、および、切断を実行することができます。切断された拡張ディスクは、削除されずに仮想マシンから切り離された状態で保持されます。
切断後の拡張ディスクの情報は、[仮想]ビューのデータストアの詳細情報で確認できます。
また、切断後の拡張ディスクを既存ディスクとして、仮想マシンに再度割り当てることが可能です。
リソース割り当て、再構成では、拡張ディスクの削除、および、切断を行うことはできません。マシンプロファイルの設定から削除された拡張ディスクは、リソース割り当て、再構成の操作では削除されず、仮想マシンに割り当てられたまま残存します。拡張ディスクを実際に削除したい場合は、VM編集で削除してください。
割り当て済みの拡張ディスクに対して、VM編集で、タイプやサイズやモードを変更することが可能です。タイプやサイズやモードの変更では、ディスク内のデータは変更されずそのまま維持されます。
リソース割り当て、再構成では、仮想マシンに割り当てられた拡張ディスクが1つのときのみ、変更することが可能です。マシンプロファイル上に拡張ディスクの設定が複数ある場合は、マシンプロファイル上でタイプやサイズやモードの設定を変更しても再構成時に変更内容は拡張ディスクに反映されません。
また、既存ディスクについては、リソース割り当て、再構成でタイプやサイズやモードを変更できません。
タイプやサイズやモード以外の設定については、割り当て済みの拡張ディスクの設定を変更することはできません。
マシンプロファイルでは、変更不可の項目についても、定義として設定を変更することは可能です。ただし、変更不可の項目については、再構成を行っても、マシンプロファイルの設定は拡張ディスクに反映されません。
拡張ディスクを複数作成する場合、Webコンソールで管理可能な拡張ディスクは最大で6個です。sscコマンドによりVM編集を実行する場合は、7個以上の拡張ディスクを追加・削除することが可能です。
拡張ディスクを複数管理する場合は仮想マシン上で認識されるディスクとSigmaSystemCenter上の拡張ディスク設定の対応付けが把握できない状態にならないように十分に注意してください。詳細は、「 4.3.16. ゲストOS上で認識される拡張ディスクの識別方法 」 を参照してください。
テンプレートやインポートするファイルに既に拡張ディスクが作成されていて、マシンプロファイルの拡張ディスクの指定と重複している場合、マシンプロファイルの拡張ディスクの指定は追加の指定とみなされます。元の拡張ディスクに加えて、マシンプロファイルで指定の拡張ディスクが仮想マシンに追加されます。
拡張ディスクの設定項目について、以下に説明します。
(作成先)データストア
ディスクのデータ置き場所であるデータストアを指定します。
新規にディスクを作成する場合は、作成先のデータストアとなります。また、指定は省略可能です。
マシンプロファイルの指定を省略し、仮想マシン作成時の指定もない場合、作成先データストアは仮想マシン作成時に自動的に選択されます。マシンプロファイルの指定と仮想マシン作成時の指定の両方がある場合、拡張ディスクについては、マシンプロファイルの指定が優先されます。
タグで指定した場合、指定のタグと同じタグが設定されているデータストアが作成先の候補となります。タグ指定はマシンプロファイルでのみ利用可能です。また、タグに構成パラメータが設定されている場合は、拡張ディスクに構成パラメータが適用されます。
タイプにRDM(物理)/RDM(仮想)を指定した場合は、作成先データストアは指定できません。
既存ディスクを使用する場合は、使用するファイルの指定のためにデータストアの指定は必須です。また、仮想マシン作成時における作成先のデータストアの指定は無視されます。
ディスクファイル
拡張ディスクの実体となるデータストア上のファイルです。使用する操作により、設定や表示内容が異なります。拡張ディスクが新規に追加するディスクの場合、新規に追加するディスクの設定画面が表示されます。仮想マシンに割り当て済みの拡張ディスクの場合は、そのディスクの詳細情報が表示されます。
仮想マシンに新規追加するディスクの場合
新規追加する拡張ディスクについて、新規にディスクを作成して仮想マシンに割り当てるか、既に作成済みの既存ディスクを仮想マシンに割り当てるかを指定します。
新規に作成する
作成先データストア配下に仮想マシン名のディレクトリが作成され、拡張ディスクのファイルが作成されます。Hyper-Vで作成データストアにVM作成先ディレクトリの設定がある場合、作成先データストア配下に指定のVM作成先ディレクトリが作成され、その下に仮想マシン名のディレクトリと拡張ディスクのファイルが作成されます。KVMの場合、作成先データストア直下にファイルが作成されます。
既存のディスクを使用する
使用する既存ディスクのデータストア上のファイルパスを指定する必要があります。
後述のHyper-V以外は、既に他の仮想マシンで使用中のディスクを共有して割り当てることはできません。
Windows Server 2016以降のHyper-Vの場合、共有ドライブとして使用されているVHDXファイル、またはVHDSファイルを指定した場合、既に他の仮想マシンで使用中のディスクを共有して割り当てることができます。
ただし、共有ドライブの新規作成はHyper-Vマネージャを使用する必要があります。SigmaSystemCenterから共有ドライブとして新規に拡張ディスクを作成することはできません。
仮想マシンに既に割り当て済みの拡張ディスクの場合
割り当て済みのディスクに該当するデータストア上のファイルの情報が表示されます。VM編集でのみ表示されます。以下のとおり仮想化基盤製品ごとに表示される情報が異なります。
VMware
ディスクに対応するファイルのパス情報が表示されます。タイプがRDM(物理)/RDM(仮想)の場合は、ディスクに対応するLUNではなく、マッピングファイルの情報が表示されます。ディスクに対応するLUNの情報はターゲットLUNで確認してください。
Hyper-V
仮想ハードディスクファイルのパス情報が表示されます。タイプがRDM(物理)の場合は、物理ハードディスクの情報が表示されます。ディスクに対応するLUNの情報はターゲットLUNで確認してください。
KVM
ディスクに対応するファイルのパス情報が表示されます。
タイプ
ディスクの種類を指定します。Thick/Thin/RDM(物理)/RDM(仮想)の中から選択します。既存ディスクを仮想マシンに新規に割り当てるときは指定できません。
Thick :
指定のデータストア上に指定サイズの拡張ディスクを作成します。Thinと異なり、ディスクの実際のサイズは指定どおりに作成されます。
VMware環境では、Thickタイプのディスクは次の2種類があります。SigmaSystemCenterの画面上ではThickと表示されます。Thickタイプのディスクを作成するとき、SigmaSystemCenterはLazy Zeroedのディスクを作成します。
Lazy Zeroed :
ディスク作成時にデータ初期化が行われません。ディスクにアクセスが行われるときにアクセスがある領域に対してデータ初期化が行われます。
Eager Zeroed :
ディスク作成時にすべての領域のデータ初期化が行われます。VM編集でThinからThickに変更した場合、Eager Zeroedのディスクとして設定されます。
Thin :
指定のデータストア上に拡張ディスクを作成します。ディスク利用時に必要に応じて必要な分のサイズのディスクが動的に割り当てられます。サイズの指定は動的に割り当て可能なサイズの上限として使用されます。
RDM(物理) / RDM(仮想) :
指定のLUN(ディスクボリューム)を拡張ディスクとして使用します。RDM(物理)を指定した場合、物理互換のモードで動作します。RDM(仮想)を指定した場合、仮想互換のモードで動作します。RDMについて、「 4.3.13. Raw Device Mapping(RDM) 」 を参照してください。マシンプロファイルとVM編集/VM作成(テンプレート指定なし)でLUNの指定方法が異なります。
マシンプロファイル
サイズとターゲットLUNでの指定の条件を満たすLUNが選択されます。候補となるLUNが複数ある場合は、ランダムに自動選択されます。
VM編集、VM作成(テンプレート指定なし)
ターゲットLUNで指定したLUNが使用されます。
モード
スナップショット作成時の変更保存方法を指定します。通常 / 独立型通常 / 独立型読み取り専用のどれかを選択します。VMware環境のみ設定可能です。
独立型読み取り専用の設定は、VM編集でのみ利用可能です。タイプにRDM(物理)を選択している場合は、独立型の指定はできません。
既存ディスクを仮想マシンに新規に割り当てるときは指定できません。
通常 :
通常のディスクとして動作します。
独立型通常 :
通常のディスクと同様に動作しますが、独立型通常のディスクはスナップショットの対象外となります。スナップショットを作成したときに該当ディスクの情報は保存されません。そのため、仮想マシンを作成済のスナップショットに戻した場合、独立型で通常モードのディスクはスナップショットを作成した時点の状態に戻りません。
独立型読み取り専用 :
仮想マシン起動中は通常のディスクと同様に動作しますが、仮想マシンを電源Offした場合や作成済のスナップショットに戻した場合、ディスクの内容は元の状態に戻ります。仮想マシン起動中に実行された変更内容はすべて破棄され、独立型読み取り専用に設定を変更した時点の状態に戻ります。
サイズ
拡張ディスクの容量を指定します。タイプの指定により動作が異なります。既存ディスクを仮想マシンに新規に割り当てるときは指定できません。
Thick/Thinの場合
容量をMB単位で指定します。作成済の拡張ディスクの容量を変更(増加のみ)することもできます。サイズの設定は省略できません。
RDM(物理)/RDM(仮想)の場合
マシンプロファイル
拡張ディスクとして使用するLUN(ディスクボリューム)の条件を10GBの倍数単位で指定します。指定サイズ以上で指定サイズ+10GB未満のサイズのLUNが候補となります。10GBの倍数以外で設定した場合はエラーになります。サイズの設定を省略したり、0を設定したりすることはできません。
運用中の環境で、サイズ拡張などにより接続対象となるLUNの構成を変更する場合は注意してください。実際の構成と指定の条件が一致しなくなった場合は条件の変更が必要です。
VM編集、VM作成(テンプレート指定なし)
VM編集とVM作成(テンプレート指定なし)ではLUNの指定はターゲットLUNのみで行うため、サイズは設定できません。
ディスクI/Oリソースの割り当て調整の設定
仮想マシンに割り当てるディスクI/Oリソースの帯域の調整を行う設定です。
本設定により特定の仮想マシンにディスクI/Oが偏らないように制限したり、特定の仮想マシンに優先的にディスクI/Oリソースを割り振るようにしたりすることが可能となります。
ディスクI/Oリソースの割り当て調整の設定はWebコンソールで行うことはできません。ssc create profileコマンドやssc vm createコマンドなどのextdiskオプションを使用して設定してください。
なお、本設定はRDMやVVolのディスクには有効ではありません。指定は無視されます。
VMwareでは、本機能のことをStorage I/O Control(SIOC)と呼びますが、拡張ディスクの作成先のデータストアに対してSIOCを有効にしておく必要があります。SIOCを有効にするには、データストア作成時に構成パラメータ設定でSIOCを有効にする設定が必要があります。詳細は、「 6.3.8. データストア 」 の「 (4)データストアの構成パラメータ設定について 」 の説明を参照してください。
以下の設定項目があります。
シェア値(share)
ディスクI/Oリソースの配分のための目安を設定します。
仮想マシンサーバ上で動作している仮想マシン間の相対的な値として使用してください。
Hyper-V、KVMでは指定は無視されます。
予約値(reservation)
ディスクのIOPS の下限を設定します。
仮想化基盤製品によりディスクI/Oリソースの配分が少なくなりすぎないように、最低限の割当量を確保しておきたいときに設定します。
VMware、KVMでは指定は無視されます。
リミット値(limit)
ディスクのIOPS の上限を設定します。
仮想化基盤製品によりディスクI/Oリソースの配分が必要以上に多くなりすぎないようにするために設定します。
ターゲットLUN
タイプがRDM(物理)/RDM(仮想)の拡張ディスクとして使用するLUN(ディスクボリューム)を指定します。タイプにThick/Thinを指定した場合は、ターゲットLUNは指定できません。拡張ディスクとして使用するLUNは、事前にssc rdmstorage updateコマンドでRDM用途であることを宣言しておく必要があります。マシンプロファイルとVM編集/VM作成(テンプレート指定なし)で指定内容が異なります。
マシンプロファイル
拡張ディスクとして使用するLUN(ディスクボリューム)の条件をタグで指定します。ターゲットLUNでのタグの指定と同じタグの設定があるLUNが候補となります。
ターゲットLUNの設定は省略可能です。
LUN側のタグの設定は、[運用]ビュー/リソースプールや[仮想]ビュー/仮想マシンサーバ上のLUN一覧で設定することができます。
VM編集、VM作成(テンプレート指定なし)
拡張ディスクとして使用するLUN(ディスクボリューム)をLUN(ディスクボリューム)名で指定します。ssc update vmpropertyコマンドでは、LUNのUniqueIdで指定することも可能です。VM編集とVM作成(テンプレート指定なし)ではターゲットLUNの指定を省略できません。
コントローラ
拡張ディスクを制御するための仮想デバイスを設定します。PCI0,IDE0,IDE1,SCSI0,SCSI1,SCSI2,SCSI3,SATA0,SATA1,SATA2,SATA3の11種類と自動選択(既定値)を指定することが可能です。自動選択を指定した場合は、SigmaSystemCenterが自動的にコントローラを選択します。仮想化基盤製品ごとに、使用できる種類が異なります。後述の表を参照してください。
ディスク番号
コントローラにつなげるディスクの番号を設定します。次のようにコントローラの種類により、指定可能なディスク番号の範囲が異なります。コントローラの指定が自動選択の場合は、ディスク番号も自動選択となります。仮想化基盤製品によっても、指定可能なディスク番号の範囲が異なります。後述の表を参照してください。
PCI0
0~31
IDE0, IDE1
0~1
SCSI0, SCSI1, SCSI2, SCSI3
0~63
SATA0, SATA1, SATA2, SATA3
0~29
上記説明の拡張ディスクの詳細機能の仮想化基盤別の利用可否や対応内容については、以下の表のとおりです。
機能 |
VMware |
Hyper-V |
KVM |
---|---|---|---|
拡張ディスクの追加 |
利用可能 |
利用可能 |
利用可能 |
拡張ディスクの削除 (実際の削除はVM編集のみ可能) |
利用可能 |
利用可能 (スナップショットがある場合利用不可) |
利用可能 |
拡張ディスクの切断(VM編集のみ) |
利用可能 |
利用可能 |
利用可能 |
拡張ディスクのタイプの指定 |
利用可能 |
利用可能 RDM(仮想)は指定不可 |
利用可能 RDM(物理)とRDM(仮想)は指定不可 |
拡張ディスクのタイプの変更 (再構成ではディスク数が 1のときのみ利用可能) |
ThinからThickへの変更のみ |
ThinからThickへの変更 と ThickからThinへの変更 のみ (スナップショットがある場合利用不可) |
利用不可 |
拡張ディスクのモードの指定/変更 (再構成ではディスク数が 1のときのみ利用可能) |
利用可能 |
指定不可(通常モードのみ) |
指定不可(通常モードのみ) |
拡張ディスクのサイズの指定 |
利用可能 |
利用可能 |
利用可能 |
拡張ディスクのサイズの変更 (再構成ではディスク数が 1のときのみ利用可能) |
増加のみ利用可能 |
増加のみ利用可能 (スナップショットがある場合利用不可) |
増加のみ利用可能 |
ディスクI/Oリソース(シェア値/予約値/リミット値)の設定の指定/変更/削除 |
利用可能 (シェア値とリミット値のみ) (Enterprise Plusのみ) |
利用可能 (予約値とリミット値のみ) (Windows Server 2012R2以降) |
利用可能 (リミット値のみ) |
拡張ディスクの作成先データストアの指定 |
利用可能 |
利用可能 |
利用可能 |
ターゲットLUNの指定 |
利用可能 |
利用可能 |
利用不可 |
コントローラとディスク番号の指定 |
利用可能 |
利用可能 |
利用可能 |
仮想化基盤製品別に指定可能なコントローラの種類とディスク番号の範囲は以下の表のとおりです。
コントローラ |
ディスク番号 |
備考 | |
---|---|---|---|
VMware |
IDE0, IDE1 |
0,1 |
0で設定されたディスクがない場合、1を指定できない。 |
SCSI0, SCSI1, SCSI2, SCSI3 |
0 ~ 15 (7以外) |
7はDiskContollerが使用する | |
SATA0, SATA1, SATA2, SATA3 |
0 ~ 29 | ||
Hyper-V |
IDE0, IDE1 |
0,1 | |
SCSI0, SCSI1, SCSI2, SCSI3 |
0 ~ 63 | ||
KVM |
IDE0, IDE1 |
0,1 | |
PCI0 |
0 ~ 31 |
PCI0を指定するとvirtioのディスクとして作成されます。 | |
SCSI0, SCSI1, SCSI2, SCSI3 |
0 ~ 6 |
コントローラとディスク番号を問題なく明示的に指定することはむずかしいので、基本的に自動選択を設定してください。自動選択を設定した場合、拡張ディスクのコントローラはSCSIが優先的に選択されます。
コントローラとディスク番号の組み合わせを明示的に指定したい場合は、他のデバイスが使っていないディスク番号を、各仮想化基盤製品を使用して事前に確認する必要があります。
仮想マシンに割り当てられる他のデバイス(NIC, 光学ドライブなど)もディスクと同様にコントローラにより制御が行われるため、他のデバイスもディスクと同様にコントローラとディスク番号が割り振られて使用されます。また、システムディスク用に使用されるコントローラとディスク番号の組み合わせも拡張ディスク用に使用できません。以下はシステムディスク用に優先的に使用されます。
VMware の場合 .. IDE0:0/SCSI0:0/SATA0:0
Hyper-Vの場合 .. IDE0:0
KVMの場合 .. 明示的に決まっていません。virsh dumpxmlコマンドで確認をする必要があります。詳細は「 4.3.16. ゲストOS上で認識される拡張ディスクの識別方法 」 を参照してください。