バックアップ

稼働中のICE Coreを復元するためには、下記ファイルのバックアップとリストア、または、別の復元方法をご検討ください。

ファイルのバックアップを行う際は、次のコマンドを実行し、ICE Coreのプロセスを停止してからファイルを退避します。

$ sudo systemctl stop ice-core

Note

Node-REDの設定ファイルを確実に退避させるため、プロセスを停止してからバックアップを行います

ICE Core のプロセスが停止したことを確認後、次のファイルを退避します。

  • {ICE_HOME}/conf/core_config.json
    edge_idやバックエンドへの接続情報などの設定が含まれるためバックアップ/リストアが必須です。

  • {ICE_HOME}/conf/cloud_config.json
    cloud_config.jsonにDestinationを設定している場合にバックアップ/リストアが必要です。

  • {ICE_HOME}/conf/.ice.json
    {ICE_HOME}/conf/ice_creds.json
    core_config.jsonやcloud_config.jsonのパスワード暗号化を行っている場合にバックアップ/リストアが必要です。

  • {ICE_HOME}/conf/nodered_settings.js
    Node-REDの設定を変更している場合にバックアップ/リストアが必要です。

  • {ICE_HOME}/conf/core_logger.json
    ICE Coreのログ出力設定を変更している場合にバックアップ/リストアが必要です。

  • {ICE_HOME}/conf/core.props
    ICE CoreのNode.jsプロセスの設定を変更している場合にバックアップ/リストアが必要です。 Node.jsの起動時に指定するオプションを含むため、ICE Coreのバージョンアップ時は指定するオプションの互換性をチェックしたうえでリストアします。

  • SSL/TLS通信向けの証明書
    MQTTSやHTTPSでの通信用に利用しているCA証明書やクライアント証明書がある場合はバックアップ/リストアが必要です。

  • {ICE_HOME}/core/etc/node-red/flows.json
    {ICE_HOME}/core/etc/node-red/flows_cred.json
    {ICE_HOME}/core/etc/node-red/.config.json
    Node-REDのフローを利用している場合にバックアップ/リストアが必要です。 flows_cred.jsonと.config.jsonはバックエンドにアクセスする際の認証情報を含みます。バックアップ/リストア時の扱いには注意してください。

  • 3rd party製のnode_modules
    {ICE_HOME}/core/etc/node-red/package.json
    {ICE_HOME}/core/etc/node-red/package-lock.json
    Node-RED用のノードなど、3rd party製のモジュールを利用している場合には適宜復元方法を検討してください。

  • {ICE_HOME}/core/native/user
    Device AdapterやEdge Applicationを利用している場合にバックアップ/リストが必要です。

  • {ICE_HOME}/core/user_modules
    ICE Coreに独自のカスタムモジュールを追加した場合にバックアップ/リストアが必要です。