1.4. JavaScript (Node-REDノード) によるセンサデータ収集

1.4.1. Node-RED標準のノードによる収集

簡易なプロトコルで通信可能なデバイスであれば、標準ノードを使ってデバイスからセンサデータを収集する事が出来ます。

例えば、下記のような標準ノードを使うことで、Node-REDのフローエディタ上で、センサデータ収集向けの処理を簡単に定義する事が出来ます。

  • http
  • tcp
  • udp
  • mqtt

例えば、

  • 一つのHTTPリクエスト/レスポンスでデータを収集できるデバイス
  • 一つのTCPパケットでテキスト形式のセンサデータを受け取れるデバイス

のような簡易な通信で利用できます。

ただし、複雑な上位レイヤプロトコルの上で通信するデバイス向けの収集には不向きです。

複数回のTCPパケットのやり取りや複雑なバイナリ形式を解釈する必要がある場合、複雑すぎるフロー定義や汎用ノード上でのJavaScriptによるコーディングが必要になり、保守性の低いデータフローになる恐れがあります。このような場合は、DeviceAdapterの開発や、コミュニティが提供する部品の利用、独自にNode-REDノードの開発など別の手段によるセンサデータ収集を推奨します。

1.4.2. コミュニティが提供するノードによる収集

Node-REDコミュニティが提供するノードや、Node.jsコミュニティが提供するライブラリ群を活用する事で様々なデバイスからのセンサデータ収集を実現する事が出来ます。

コミュニティが提供するノードの利用方法については Node-REDノードの追加と削除 を参照してください。

1.4.3. 独自のNode-REDノード開発

JavaScriptによる独自のNode-REDノードを開発・適用する事も出来ます。

独自のNode-REDノード開発の支援等が必要な場合、製品の問い合わせ窓口までご相談ください。