2.1. デバイスアクチュエーション

ICE BackendのAPIを通して、ICE Coreにつながるデバイスに対して指示を行う事が出来ます。

デバイスに対する指示メッセージを任意のJSONフォーマットで記載し、そのJSONデータがICE Coreを介してDevice AdapterやNode-REDノードに通知されます。このデータを読み取り、対象のデバイスに対してのアクチュエーションを行います。

2.1.1. ユースケース

  • バックエンドから受信したアクチュエーションメッセージを、Node-RED経由でデバイスやエッジアプリケーションに送信するケース。

usecase5

任意の接続先からのメッセージをice backend inで取得し、ice device outice app outを通じて指定のデバイス・エッジアプリケーションにメッセージ送信します。

  • デバイスやエッジアプリケーションから取得したイベントデータを、Node-REDの任意のノードで処理し、アクチュエーションメッセージを返却するケース。

usecase7

ice device inice app inでデータを収集し、ルールエンジン等のデータ分析処理を経てice device outもしくはice app outから指定のデバイス・エッジアプリケーションにメッセージ送信します。

  • Node-REDの任意のノードを起点として、デバイスやエッジアプリケーションへアクチュエーションメッセージを送信するケース。

usecase8

Node-RED内部の処理をもとに、ice device outないしice app outから指定のデバイスにメッセージ送信します。

2.2. Node-REDノードと接続するデバイスに対するアクチュエーション

ice backend inを利用することで、Device Adapterを介さずNode-REDノードと直接接続するデバイスに対して指示を行う事が出来ます。

デバイスに対するアクチュエーションメッセージを任意のJSONフォーマットで記載し、そのJSONデータがICE Coreを介してice backend inに通知されます。ice backend inにはメッセージのルーティング規則が設定できるため、対象のデバイスに対してアクチュエーションメッセージを届けるような制御が可能です。

2.2.1. ユースケース

actuation

任意の出力ノードと接続するデバイスにアクチュエーションメッセージを送信するためには、ice backend inと出力ノードを結線します。 ice backend inのルーティング規則により、出力ノードと接続するデバイスや、Device Adapterと接続するデバイスへのメッセージ転送を行います。 ice backend inの使い方については、ice backend inを参照してください。