5.6.1. 概要

CONNEXIVE ICEから画像版RAPID機械学習による判定処理を呼び出し、AIによる画像の判定結果をICEのデータフローで利用できるようにする機能です。 本機能はNode-REDノードとして提供され、本ノードをNode-REDフローに定義することでRAPID機械学習との連携が可能となります。

本機能では画像版RAPID機械学習のWeb APIを利用して画像の分類・検知を行うことができます。

連携可能なRAPID機械学習は画像版RAPID機械学習 V2.2(Windows版、Linux版)となります。 また、Web APIがインストールされており、テナント、プロジェクト、ユーザ、グループ、モデル、前処理、後処理の 準備が完了している必要があります。

5.6.2. 機能一覧

  • 画像版RAPID機械学習による画像分類機能

    入力した画像がどのカテゴリに分類されるかを判定します。 どのような分類をされるかは使用するモデルに依存します。

  • 画像版RAPID機械学習による画像検知機能

    画像の中で特定のカテゴリに属する部分画像が含まれているかを検知します。 どのような判定をされるかは使用するモデルに依存します。

5.6.3. 提供ノード一覧

本機能を使用するためにNode-REDエディタから利用可能なノードを提供しています。 詳細はRAPID機械学習連携用ノードを参照ください。

  • ice rapid ima classify

    画像版RAPID機械学習と連携し、画像の分類を行うノード。

  • ice rapid ima detect

    画像版RAPID機械学習と連携し、画像に対して検知を行うノード。

5.6.4. 機能概要

5.6.4.1. 画像版RAPID機械学習による画像分類機能

本機能では、ユーザ認証を行い、入力された画像データを設定に従って分類するように、 RAPID機械学習の分類Web APIに対してHTTP POSTを行います。 そして、RAPID機械学習の分類Web APIからHTTP Responseとして入力画像の分類結果を受け取り、Node-REDフローへの出力を行います。 これにより、入力された画像の分類を行うことができます。

Node-REDノードの設定では画像に対する前処理や分類に使用するモデル等を指定できます。

rapid_ima_classify node

注釈

本機能で使用する分類用学習済みモデルは事前にRAPID機械学習にインポートされている必要があります。

5.6.4.2. 画像版RAPID機械学習による画像検知機能

本機能では、ユーザ認証を行い、入力された画像データから設定に従って物体の検知をするように、 RAPID機械学習の検知Web APIに対してHTTP POSTを行います。 そして、RAPID機械学習の検知Web APIからHTTP Responseとして入力画像の検知結果を受け取り、Node-REDフローへの出力を行います。 これにより、入力された画像からの物体検知を行うことができます。

Node-REDノードの設定では画像に対する前処理や分類に使用するモデル、検知対象とする画像範囲等を指定できます。

rapid_ima_detect node

注釈

本機能で使用する検知用学習済みモデルは事前にRAPID機械学習にインポートされている必要があります。