論理ソフトウェアとは、テンプレートとDPMシナリオ、ファイル、ローカルスクリプトの複数のソフトウェアを1本のソフトウェアとしてまとめて管理することができる仕組みです。
論理ソフトウェアは、例えばテンプレートとDPMシナリオを1本にまとめて、それをテンプレートのように扱うことができます。
論理ソフトウェアは、次のように使用することが可能です。
論理ソフトウェアがテンプレート含む場合、テンプレートとして扱うことが可能です。
論理ソフトウェアには、テンプレートを複数登録することが可能です。
論理ソフトウェアには、異なる仮想化基盤製品(VMware、Hyper-V、KVM、XenServer)のテンプレートを混在させることができます。
論理ソフトウェアはテンプレート以外に、DPMシナリオ、ファイル、ローカルスクリプト、別の論理ソフトウェアを登録することができます。
論理ソフトウェアは、[マシンプロパティ]、[ホスト設定]、[グループプロパティ]、[モデルプロパティ]に登録することができます。
論理ソフトウェアにテンプレートやDPMシナリオ、ファイル、ローカルスクリプトを登録する際、配布ポイントを指定する必要があります。
指定する配布ポイントは[マシンプロパティ]、[ホスト設定]、[グループプロパティ]、[モデルプロパティ]によって異なります。
論理ソフトウェアの作成や対象への登録はWebコンソールから行うことはできません。
論理ソフトウェアは、ssc logicalsoftware createコマンドで作成します。
作成した論理ソフトウェアはssc add softwareコマンドで、マシン、ホスト、グループ、モデルに割り当てることができます。
上述のssc add softwareコマンドで論理ソフトウェアを[マシンプロパティ]、[ホスト設定]、[グループプロパティ]、[モデルプロパティ]に登録する際は次のような動作となります。
論理ソフトウェアに登録されている各ソフトウェア(テンプレート、DPMシナリオ、ファイル、ローカルスクリプト)それぞれに展開します。
論理ソフトウェアから展開された各ソフトウェアを論理ソフトウェアへの登録時に指定された配布ポイントで登録先に登録可能かどうかチェックします。
論理ソフトウェアから展開されたソフトウェア全てが登録可能な場合にのみ登録されます。
論理ソフトウェアは以下のような構成にすることはできません。
異なるOS種別(Windows Server、Windows Client、Linux)のテンプレートを混在させることはできません。
論理ソフトウェア1 | |
---|---|
ソフトウェア名 | 配布ポイント |
Windows Server 2016 テンプレート A | 1 |
Red Hat Enterprise Linux 7 テンプレート B | 1 |
DPMシナリオ C | 1 |
論理ソフトウェアの中に自分自身の論理ソフトウェアを含む構成にすることはできません。
論理ソフトウェア 2 | |
---|---|
ソフトウェア名 | 配布ポイント |
DPMシナリオ C | 1 |
論理ソフトウェア 2 | - |
論理ソフトウェアに同じ配布ポイントで同じソフトウェアを二重に登録することはできません。
論理ソフトウェア3 | |
---|---|
ソフトウェア名 | 配布ポイント |
DPMシナリオ C | 1 |
DPMシナリオ C | 2 |
Windows Server 2016 テンプレートA | 1 |
DPMシナリオ C | 1 |
論理ソフトウェアに同じ論理ソフトウェアを二重に登録することができません。
論理ソフトウェア4 | |
---|---|
ソフトウェア名 | 配布ポイント |
論理ソフトウェア 1 | - |
DPMシナリオ C | 2 |
Windows Server 2016 テンプレートA | 1 |
論理ソフトウェア 1 | - |
論理ソフトウェアの作成や削除、論理ソフトウェアへのソフトウェアの登録や削除、論理ソフトウェアを[マシンプロパティ]、[ホスト設定]、[グループプロパティ]、[モデルプロパティ]への登録はsscコマンドにて行うことができます。
詳細は「sscコマンドリファレンス」を参照してください。