タイムライン機能とは、運用グループ内のマシンの状態やVM配置の変更履歴の情報を、タイムラインなどを使用して複数の視点で一元的に表示する機能です。
タイムライン機能により、以下を実現しています。
運用グループ内のマシンの状態及びVM配置の変更履歴の統計情報をタイムライン形式で確認できるため、指定した表示期間における運用グループ内の変更状況を俯瞰的に確認できます。
例えば、表示期間を一か月間に設定すると、現在時刻から過去一か月間のマシンの状態及びVM配置の変更履歴の統計情報がタイムライン上に●に統計情報の数値が付与された形式で表示されます。
タイムライン上で表示される統計情報は、表示された日時周辺の変更履歴の数を表しているため、過去一か月間において、変更が頻発している時期を簡単に把握できます。
変更履歴の数が1の場合は、●内に数字は表示されません。
統計情報の●の表示色が青の場合は全て正常の変更履歴です。赤の場合は、異常を1つ以上含む、黄色の場合は警告を1つ以上含むことを表しています。
また、マウスをスクロールすることでマウスカーソルを中心に、表示期間を拡大/縮小できます。
この操作により、変更頻発箇所における変更履歴の詳細を素早く確認できます。
タイムライン上の変更履歴の統計情報の表示箇所を右クリックすることで、クリック箇所の変更履歴について、差分を含む詳細情報を分かりやすく表示できます。
変更履歴が1つの場合(数字が表示されていない場合)、その変更履歴について、イベントやジョブのメッセージとともに、変更時の以前の状態と現在の状態の差分で確認できるため、問題が起きた原因や変更状況を簡単に特定することができます。
変更履歴が複数の場合(数字が表示されている場合)、変更履歴の一覧が状態履歴一覧として表示されます。一覧上の各変更履歴の詳細アイコンをクリックすることで上記の詳細情報を確認できます。
タイムラインをクリックすると、クリックした日時におけるマシンの状態/VM配置を表示することができます。
例えば、以下の図では、選択した時刻(2017/03/21 18:31:02)におけるマシンの状態及びVM配置を表示しています。
この機能により、過去のある時点における運用グループの状態を簡単に確認できます。
[配置適用]ボタンをクリックすると、「(3)指定日時におけるマシンの状態及びVM配置の表示」で表示されたVM配置を復元できます。
この機能により、VMが移動する前の配置に戻すことができます。