ブートコンフィグ(vIO)運用では、管理対象マシンの割り当て先となる[運用]ビューのホスト定義に対して、以下の準備が必要です。詳細については、「SigmaSystemCenter ブートコンフィグ運用ガイド」の「4. 導入/構築」を参照してください。
マシンプロファイルの構築
ホストに関連付ける論理マシンのハードウェア情報(適用するブートコンフィグや仮想化されたID(UUID/MAC/WWN)情報)を管理するためのマシンプロファイルを構築しておく必要があります。マシンプロファイルの構築にはSetProfilevIO.batを使用します。
ブートコンフィグの適用と適用解除のためのスクリプトの登録
物理マシンへのブートコンフィグの適用などを行う3つのスクリプト(ApplyBootConfig.bat、ReleaseBootConfig.bat、CheckApplyingState.bat)をホスト設定の[ソフトウェア]タブに登録します。
スクリプトは<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\opt\vio下にサンプルがあるので、ローカルスクリプトとして実行するために、<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\script下にコピーする必要があります。
各スクリプトを上記フォルダに置いた後、収集を実行し、[ソフトウェア]タブに下記の配布タイミングで登録します。
ApplyBootConfig.bat: 構築時
ReleaseBootConfig.bat: 解体時
CheckApplyingState.bat: 稼動時
上記の準備を行った後、[リソース]ビュー上の管理対象マシンの登録状況や利用目的に合わせて、[運用]ビューへの登録の操作を行います。
ブートコンフィグ(vIO)運用では、[リソース]ビュー上で管理対象マシンを論理マシンと物理マシンの2種類のマシンとして管理するため、[リソース]ビューの登録状況によって、[運用]ビューへの登録の方法が異なります。管理対象マシンの[リソース]ビューへの登録については、「1.2.3. [リソース]ビューへの登録 - 物理マシン(ブートコンフィグ(vIO) 運用の場合)」、「1.2.5. [リソース]ビューと[仮想]ビューへの登録 - 仮想マシンサーバ(ブートコンフィグ(vIO) 運用の場合)」を参照してください。
論理マシンが既に登録済みの場合
マスタマシン登録の操作で論理マシンをホストに割り当てることで、[運用]ビューに登録します。物理マシンに対する操作は不要です。割り当て先のホストに登録されているマシンプロファイルに関連付けられているブートコンフィグと割り当てる論理マシンを構成するブートコンフィグは同一である必要があります。
物理マシンのみの場合
リソース割り当ての操作で物理マシンをホストに割り当てることで、[運用]ビューに登録します。マシンプロファイルの情報やスクリプトにより、ブートコンフィグが適用され、論理マシンが作成されます。リソース割り当ての処理が完了すると、対象のホストには、指定の物理マシンではなく、作成された論理マシンが割り当てられます。
予備マシンとして使用する場合
N+1リカバリ(ブートコンフィグ(vIO)置換)の機能を利用する場合は、グループプールに予備マシンを追加しておく必要があります。プールに追加の操作で、物理マシンをグループプールに追加します。論理マシンはグループプールに追加することはできません。なお、N+1リカバリの機能を利用する場合は、ポリシーや監視の設定も必要です。ポリシーや監視の機能については、「2. ポリシー制御と監視機能について」を参照してください。