物理環境でネットワーク制御を行うためには、マシン、物理スイッチ、ロードバランサの登録が必要です。マシンには、NICの登録が必要です。それぞれ、次の図のように登録を行います。
(1)マシン、物理NIC
論理ネットワークへの追加・削除の対象、あるいはロードバランサのトラフィック振り分け先の対象となる管理対象マシンを登録します。マシンを登録するためには、事前にDeploymentManagerに登録するか、マシン登録スクリプト(SIGMABLADEのvIOコントロール機能を利用する場合)を使用する必要があります。
マシンの登録方法については、「1.2.2. [リソース]ビューへの登録 - 物理マシン(ブートコンフィグ(vIO) 運用でない場合)」や「1.2.3. [リソース]ビューへの登録 - 物理マシン(ブートコンフィグ(vIO) 運用の場合)」を参照してください。
また、マシンの構成として、制御対象の物理スイッチに接続するNICの情報を登録する必要があります。登録するNICには、接続先の物理スイッチのポートの情報が必要となります。登録されたNICに物理スイッチとポートの情報が設定されていない場合は、ネットワーク制御は実行されません。接続先の物理スイッチは、事前に登録しておく必要があります。また、IPアドレスの割り当て先、あるいは、VLAN制御の対象として使用するNICにはNIC番号を設定しておく必要があります。
NICの情報は、自動と手動の方法で登録することができます。下記の製品で登録されているNICの情報は収集実行時に自動的にSigmaSystemCenterに登録されます。
DeploymentManager
ESMPRO/ServerManager
(2)物理スイッチ
論理ネットワークの制御の対象となる物理スイッチを登録します。物理スイッチを登録するためには、事前に物理スイッチをNetvisorProに登録し、NetvisorProのサブシステムをSigmaSystemCenterに登録しておく必要があります。論理ネットワークの制御対象となるポートについては、上記マシンのNIC情報に登録しておく必要があります。
登録した物理スイッチに対して、以下の直接的な操作を行うことが可能です。ただし、論理ネットワークの制御対象となるポートに対しては、直接操作を行わないでください。
VLANの作成・削除
ポートに対するVLANの割り当て・割り当て解除
(3)ロードバランサ
ロードバランサのトラフィック振り分け先の追加・削除の制御の対象となるロードバランサを登録します。ロードバランサを利用するためには、以下の作業が必要です。
物理ロードバランサを制御する場合、事前に物理ロードバランサをNetvisorProに登録し、NetvisorProのサブシステムをSigmaSystemCenterに登録しておく必要があります。
InterSecVM/LB、または、Linux Virtual Serverのソフトウェアロードバランサを制御する場合は、事前にソフトウェアロードバランサを構築し、ソフトウェアロードバランサのサブシステムをSigmaSystemCenterに登録しておく必要があります。