監視プロファイルは、次の操作で、追加/編集/削除/閲覧を行うことが可能です。
Webコンソール->[リソース]ビュー->[監視プロファイル]
ssc monitoringprofileコマンド
上記Webコンソールの[監視プロファイル]では、既存の監視プロファイルからコピーして設定することが可能です。
既定で利用可能な監視プロファイルについては、「2.7.5. 監視プロファイルのカスタマイズ(性能情報や閾値監視の設定変更)」を参照してください。
監視プロファイルは、性能情報設定と閾値監視設定の2つで構成されます。
性能情報設定では、収集する性能データのリソース、性能情報、収集間隔を設定します。
複数の閾値監視の設定を、性能情報の設定ごとに割り当てることが可能です。
リソースの設定では、管理対象マシンを構成する各種リソースを指定することが可能です。
CPU
Disk
Network
Memory
Power Supply
Resource Pool
SSC Statistics
Other
Other以外のリソースについては、各リソース用に標準定義されているビルトイン性能情報を、性能情報として指定することができます。
Otherを指定した場合、カスタム性能情報を指定することができます。指定のカスタム性能情報は、SystemMonitor管理コンソール、またはssc-perf add performanceindicatorコマンドを使用して、SystemMonitor性能監視上で定義しておく必要があります。
カスタム性能情報では、以下の性能データ収集が可能です。詳細については、「SystemMonitor性能監視 ユーザーズガイド」の「1.3.3. カスタム性能情報」を参照してください。
Windowsの管理対象マシンに対して、Windowsのパフォーマンスコンソールで、同様に取得可能なカテゴリ、カウンタ、インスタンスを指定し、任意の性能データを収集。
VMware ESXi、およびVMware ESXi上の仮想マシンに対して、VMware vSphere Clientで、同様に取得可能なメトリックグループ、カウンタ、オブジェクトを指定し、任意の性能データを収集。
性能データを出力するスクリプトを、管理対象マシン上で、リモート実行(SSH経由)し、任意の性能データを収集。
SystemMonitor性能監視の管理サーバ上で、ローカルスクリプトを実行し、管理対象マシンに関する任意の性能データを収集。
iStorage上の論理ディスクの性能情報については、通常のマシン用の監視プロファイルで指定できませんので注意してください。指定の方法は、「SystemMonitor性能監視 ユーザーズガイド」の「9. iStorage上のLUNの性能データ収集」を参照してください。
性能情報の詳細については、「SystemMonitor性能監視 ユーザーズガイド」の「1.3. 収集データ」を参照してください。
閾値監視の設定では、以下の設定項目で、閾値監視の方法や異常状態を検出したときの通知方法を設定します。閾値監視設定の[有効にする]のチェックをオフにしている場合は、設定内容の閾値監視は動作しません。
設定項目 | 説明 |
---|---|
監視種類 | 収集性能データの統計値が、指定の閾値と比べて、大きくなったときを異常値と判断するか、小さくなったときを異常値と判断するかを指定します。また、異常状態を検出したときに通知するイベントのエラーレベルを、異常、警告のどちらにするかを設定します。
|
監視対象種類 | 閾値と比較する収集性能データの統計値の計算対象が、グループ単位かマシン単位かを指定します。 グループ単位の場合は、SigmaSystemCenterのモデル配下の全管理対象マシンの性能データの統計値を閾値との比較に使用します。 マシン単位の場合は、個々の管理対象マシンの性能データを使用します。 |
統計計算方法 | 閾値と比較する収集性能データの統計値の計算方法を、最大値、平均値、最小値、合計値の中から指定します。 監視対象種類にグループを指定し、使用する性能データが複数あるときのための設定です。 監視対象種類がマシンの場合、使用する性能データは1つのため、どの計算方法でも結果に変わりはありません。 |
閾値 | 収集性能データと比較する閾値を設定します。 |
超過通報 | 異常状態を検出したときにSigmaSystemCenterに通知するイベントの種類を設定します。 選択肢として、通常の通報/カスタム通報/通報しないの3種類があります。
|
回復通報 | 異常状態から回復したとき、SigmaSystemCenterに通知するイベントの種類を設定します。設定可能な内容は、超過通報と同様です。 |
超過時間 | 異常状態と判断するために必要な期間を設定します。 閾値と収集性能データの統計値の比較は、性能データの収集ごとに行わます。この比較結果が、指定の超過時間の間、連続で異常になったとき、異常状態と判断され通報などが行われます。 |
再通報する | 通報後、指定の超過時間の間、異常状態が継続していた場合に、再通報を行うかどうかを設定します。 |
監視プロファイルの設定は、SystemMonitor性能監視にはなく、Webコンソール独自の設定です。
Webコンソールのグループ、モデルに割り当てられた監視プロファイルの情報は、SystemMonitor性能監視の性能データ収集設定、閾値監視設定に変換され、SystemMonitor性能監視に自動設定されます。
また、SystemMonitor性能監視上では、監視プロファイルで設定された内容を変更することはできず、閲覧のみが可能です。
監視プロファイルで指定できない閾値監視の設定を行う必要がある場合は、SystemMonitor性能監視上で閾値定義の設定を行い、グループ、または管理対象マシンに割り当ててください。