管理対象に対する性能監視について、SigmaSystemCenter は次の機能に対応しています。
管理対象に対する性能履歴情報の収集、蓄積、閲覧、閾値監視
管理対象マシンのCPU、メモリ、ディスク、電力などの性能情報を収集し、履歴データとして蓄積します。蓄積データは、WebコンソールやSystemMonitor性能監視の管理コンソールで、グラフ表示することができます。マシン以外では、リソースプール、iStorageのディスクボリューム、SigmaSystemCenter管理オブジェクトについても利用可能です。
また、収集データに対して、閾値と比較を行い、条件を満たした場合はイベントを通知します。
本機能は、主にSystemMonitor性能監視の機能を利用して実現しています。VMwareの閾値監視については、vCenter Serverを利用することもできます。
SystemMonitor性能監視を利用するためには、運用グループ上で監視プロファイル関連や管理用IPアドレスの設定を行う必要があります。
ポリシーには、検知するイベントに対応するポリシー規則を追加する必要があります。
「2.7.3. SystemMonitor性能監視の概要 - 性能履歴情報の収集、蓄積、閲覧、閾値監視」を参照してください。
仮想環境の性能最新情報の取得、閲覧
仮想マシンサーバと仮想マシンのCPU、メモリ、ディスクに関する現在の情報を取得し、表示します。
本機能は、各仮想化基盤製品の機能を利用して実現しています。
VM最適配置機能用の仮想マシンサーバの負荷監視
仮想マシンサーバに対するVM最適配置機能が有効な場合、閾値監視を自動的に行うことができます。
本機能は、SystemMonitor性能監視の機能を利用して実現しています。
利用のために、上記の監視プロファイルや管理用IPアドレスの設定に加え、運用グループの[VM最適配置]タブで負荷監視を有効にする必要があります。
また、仮想マシンサーバ用の標準ポリシーに設定されている高負荷検出(SysmonPerf)、低負荷検出(SysmonPerf)を有効にする必要があります。