SigmaSystemCenterのポリシー制御は、ポリシーの設定に従って、監視機能により通報されたイベントに対応してポリシーアクションを実行する機能です。
次のような特徴があります。後述の図も参照してください。
ポリシーの設定で処理対象として設定したイベントが通報された場合のみ、ポリシーアクションの実行が行われます。処理対象外のイベントは破棄されます。
通報されたイベントや実行したポリシーアクションの情報について、イベントログへの出力やメール送信を行うことが可能です。「2.2.6. イベントログ出力、メール通報、イベントの外部通知(webhook)」を参照してください。
また、「webhook」の機能を利用して、外部サービスへのイベントの通知を行うことも可能です。「2.2.7. 外部へのイベントの通知」の「(2)イベントの外部通知(webhook)機能の利用」を参照してください。
ポリシーアクション実行抑制の設定により、イベントが通報された後の一定時間の間に回復イベントが通報された場合は、ポリシーアクションの実行が行われないようにすることが可能です。抑制の設定は、死活監視などの特定のイベントしか利用できません。「2.2.5. ポリシーアクションの実行の抑制」を参照してください。
1つのイベントに対して、複数のポリシーアクションの実行が可能です。実行条件の設定を使用すると、特定のポリシーアクションの実行可否を、他のポリシーアクションの実行結果により判断されるようにすることが可能です。「2.2.4. 複数アクションのフロー制御」を参照してください。
ポリシー制御の対象となるイベントは、イベント定義ファイルなどで定義されています。ESMPRO/ServerManagerやSNMP Trapなどの一部種類のイベントについては、イベント定義ファイルを編集することで対象のイベントを追加することができます。
なお、監視機能については、「2.4. SigmaSystemCenterの監視機能」を参照してください。