総合診断、総合回復診断では、「マシン診断」、「センサー診断」、「個別ステータス診断」の各診断を実行して、総合的な診断を行うことができます。
総合診断
Web コンソールから行うことができる操作です。Webコンソールの[リソース]ビューにて、対象マシンのマシンステータス情報の[(状態詳細)]をクリックし、[状態一覧]を表示した画面上で実行できます。
操作実行時、[全ての個別ステータスが「正常」の場合は、HWステータスに「正常」を設定する]のチェックを有効にすると、対象マシンが正常な状態であると判断される場合、ハードウェアステータスに"正常" を設定することができます。
総合回復診断
"総合回復診断、ステータス設定・正常" ポリシーアクションとして利用できます。
対象マシンが正常な状態であると判断した場合に、ハードウェアステータスに"正常" を設定し正常終了します。"正常でない" と判断した場合は、異常終了します。
また、総合診断/総合回復診断実行時、回復/異常の診断が可能な個別ステータスに対して診断が行われ、診断結果の情報が設定されます。
回復/異常の診断が可能な個別ステータスについては、「2.3.3. マシンの個別ステータス」の表を参照してください。
上記表の「総合診断実行時」列に○がない個別ステータスが異常になっている場合は、総合診断/総合回復診断で診断を行うことができないため、該当マシンに異常がないことを確認した後、手動で[リセット(正常)] を行う必要があります。
以下に、対象マシンの種類と実行される診断処理の種類の関係を、表で説明します。
対象マシン | 実施する診断 |
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仮想マシンサーバの場合 | 「2.9.1. マシン診断」を実施します。 以下の3点を確認します。
※対象マシンが所属するグループにおいて、ハードウェアステータスが"故障" になっている管理対象マシンの台数が2台以上ないかは確認しません。 |
Out-of-Band Management機能を利用している場合 | 「2.9.2. センサー診断」を実施します。 |
すべてのマシン | 「2.9.3. 個別ステータス診断」を実施します。 |
該当マシンが仮想マシンサーバ(ESX、スタンドアロンESXi、Hyper-V)の場合、診断対象のディスクが0件の場合、ディスクに対するアクセス可否が確認できないため、総合診断では"正常" を判断することができません。上記のケースでは、該当マシンに問題がないことを確認し、手動で"故障状態の解除" を行ってください。
該当マシンの電源状態がオフの場合、OOB 管理を行っていても、センサー状態を正しく判断できない場合があります。そのため、総合診断からハードウェアステータスを回復することはできません。上記のケースでは、該当マシンに問題がないことを確認し、手動で"故障状態の解除" を行ってください。