ディスクボリュームのシンプロビジョニングの設定は、以下の2種類があります。
Thin : ディスクボリューム作成時に指定したサイズを上限として、利用時に必要に応じて必要な分の容量が動的に割り当てられます。
Thick : ディスクボリューム作成時に指定したサイズ分の容量が割り当てられます。
シンプロビジョニングの設定のディスクボリュームに対する設定可能な内容は、作成先のストレージ機種やストレージプールの種類により決まります。
以下のとおり、VNX/Unityでは、シンプロビジョニングの設定についてディスクボリューム単位で任意の指定が可能です。その他のストレージ機種については、ストレージプールの種類により設定が決まるため、ディスクボリューム単位で指定することができません。
VNX/Unity
仮想容量プールの場合、作成するディスクボリュームに対して、シンプロビジョニングの設定の指定が可能です。
仮想容量プール:ThinとThickの選択が可能
実容量プール:Thick
iStorage
ストレージプールの種類により決まります。
仮想容量プール:Thin
実容量プール:Thick
NetApp
実容量プールのみに対応しているため、Thick固定となっています。
実容量プール:Thick
ディスクボリューム作成先をストレージプールタグを指定して行う場合は、シンプロビジョニングの設定を指定できません。この場合、以下のとおり、ディスクボリューム作成先となるストレージプールの種別に合わせて設定されます。
仮想容量プール:Thin
実容量プール:Thick