NetAppストレージを制御するためには、SigmaSystemCenter管理サーバからLAN 経由でNetAppストレージにアクセスできるようにする必要があります。SigmaSystemCenterは、NetAppストレージ上で動作するData ONTAPに接続し、ストレージの制御を行います。NetAppストレージの制御のために、Operations Managerがインストールされた環境は必要ありません。
NetAppストレージと管理対象マシンは同一のNAS のネットワークに接続します。NetAppはSANでの利用も可能ですが、SigmaSystemCenterは対応していません。また、利用可能なプロトコルはNFSのみです。CIFSを使用する環境のストレージ制御には対応していません。
SigmaSystemCenterは、NetAppストレージのMultiStoreの機能により作成された複数の仮想ストレージを管理することはできません。
上記構成の構築を行った後、以下の作業を行います。
Data ONTAPの初期設定
NetAppストレージ上で動作するData ONTAPの初期設定を行い、SigmaSystemCenterからアクセスが可能な状態にします。
SigmaSystemCenterの[管理]ビュー / サブシステムの追加設定
サブシステムの設定にサブシステム種類"NetApp Manager"を追加します。
ディスクアレイの登録
[リソース]ビューにて[ディスクアレイ新規登録]を実行し、管理対象のディスクアレイを登録します。
NetAppのディスクアレイを登録するためにはNetAppストレージ上で動作するData ONTAPへの接続情報が必要です。設定の際、IPアドレス / ユーザ名 / パスワード を指定します。
IPアドレス:Data ONTAPのIPアドレスを設定します。
ユーザ名:Data ONTAPに接続する際、使用するユーザ名を設定します。
パスワード:Data ONTAPに接続する際、使用するパスワードを設定します。
SigmaSystemCenterでストレージ管理ができるようにするために、上記に続いて、「6.2.12. NetApp制御のために必要な事前の設定について」の作業も必要です。